日本CAでは、企業サーバー向けバックアップソフトとして「CA ARCserve」シリーズを展開。簡単なイメージバックアップから高度なレプリケーションまで、あらゆるデータ保護のニーズに応えている。Windows Server 2012 R2にも早急に対応し、Windows Server 2012対応時の機能強化に加えて、さらに手軽で高品質な機能を追加していく予定だ。
CA ARCserveシリーズは、Windowsプラットフォームにおけるバックアップソフトとして、約20年も企業のバックアップ環境を支えてきた高機能・高信頼と、シェア No.1(※)の実績を誇る。
※出典:『ミック経済研究所「UNIX、Windows対応ミドルウェアパッケージソフトの市場展望(2012年度版)』
CA ARCserveシリーズのラインアップは、一般的なデータ保護や多様なバックアップ用途向けの「CA ARCserve Backup」、ディスクベースのイメージバックを行う「CA ARCserve D2D」、簡単・低コストでレプリケーション環境を実現する「CA ARCserve Replication/High Availability」の3製品で構成されている。
2013年2月にリリースされた「CA ARCserve r16.5シリーズ」でWindows Server 2012に完全対応し、多くの機能強化が行われている。Windows Server 2012 R2に対しても迅速に対応し、OSの機能強化をCA ARCserveシリーズに反映させていく予定だ。
「日本CAではマイクロソフトとの協業が非常に重要と考えており、Windows Server 2012ではベータ版の段階から開発パートナーとして密接にかかわってきました。Windows Server 2012 R2においても、2013年11月に対応し、Hyper-Vやクラウドに関する機能やWindows Azureへの機能拡張を進めていきます」と、データマネージメント事業部マーケティング部シニアプロダクトマーケティングマネージャーの末吉聡子氏は話す。
CA ARCserve Backupは、テープやディスクなどを使ってバックアップ/リストアを行える製品で、標準で多くの機能を利用可能なうえ、オプションやエージェントの追加で幅広い要望に対応できるバックアップソフトだ。バックアップジョブをわずか3ステップで作成できる簡単操作が特徴で、仮想化環境におけるファイル単位や仮想マシン単位でのリストアにも対応する。
Windows Azureをはじめとした多様なクラウドサービスへのバックアップにも対応しており、リカバリサイトを持たない企業でも災害対策を行うことが可能だ。マイクロソフトでは2014年にも国内(首都圏と関西圏の2カ所)にWindows Azureのデータセンターを開設するとしているので、Windows Azureをバックアップ先として、CA ARCserve Backupを利用する企業がさらに増加することが予想される。
CA ARCserve Backup r16.5ではWindows Server 2012 R2標準の「データ重複除去」機能に対応し、バックアップデータの削減やネットワーク負荷の軽減を実現している。日本CAの検証によると「フルバックアップで約27GBあったデータが、重複除去機能を利用することで約7GBに、74%も容量を削減できました」(末吉氏)とのことだ。
また、標準で重複排除機能を搭載しており、繰り返しフルバックアップを行うような場合には、より排除率が高くなり、10GBを毎回3割変更して7回フルバックアップを行った場合、重複排除では約87%の削減が行えるという。これらの機能を利用すれば、「さらに効率よくストレージを節約しながら、バックアップを行うことができるようになります」(末吉氏)。
CA ARCserve Backup r16.5ではバックアップ時間も高速化されており、ディスクバックアップではr16 SP1に比べて43%のパフォーマンスアップ(1分間に1.7GBから2.5GB)となっている。テープバックアップでは最新のテープメディア「LTO-06」と、論理ブロック保護に対応することで、大容量データの高速処理と安全性の向上を実現している。
CA ARCserve D2Dは、低コストで簡単にイメージバックアップが行える製品。毎回のフルバックアップを必要とせず、継続的な増分バックアップを取っていく方式なので、ディスク容量を大幅に節約することができる。r16.5では、Windows Server 2012 Hyper-Vの仮想マシンへのインストールだけでなく、ホストマシンへのインストールもサポートし、Hyper-V環境のサーバーを丸ごとバックアップできる。また、Windows Azureをはじめとするクラウドストレージにもファイルコピー機能でバックアップができ、r16.5からは対応するクラウドストレージの種類も増えている。
災害対策にも有効なレプリケーションが行えるCA ARCserve Replication/High Availabilityは、GUIがわかりやすく中小企業や部門単位での利用も可能なコストパフォーマンスが魅力だ。マスタサーバーの障害時に自動的に切り替わる「スイッチオーバー」機能も備えており、システムは業務の中断を最小限にとどめることができる。また、物理的に離れたデータセンター間のレプリケーションやファイルサーバーの複製など災害対策をはじめ、さまざまな用途で利用できる。
また、r16.5ではWindows Server 2012の新機能を完全にサポート。自動的にスイッチオーバーしたあと、レプリカサーバー側の仮想マシンのIPアドレスも自動的に変更するようになっている。これにより、ネットワークセグメントが異なる環境でも簡単にスイッチオーバーができるようになる。また、従来はCA ARCserve Replication/High Availabilityのイベントを通知するためには社内にメールサーバーを設置する必要があったが、r16.5からはSMTP認証が必要なASPのメールサーバーなどを利用することが可能となっている。
CA ARCserveシリーズは、今後もWindows Serverの新機能を活用しながら、標準機能で多様なニーズに対応したバックアップソリューションを提供していく。
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提供:日本CA株式会社/日本マイクロソフト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2013年12月20日
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