JBSは、マイクロソフトプラットフォームを中心とするIT環境をマルチベンダーで提供し、コンサルティングや分析・企画から、システム構築、保守・運用までをサポートしている。Windows Server 2003のサポート終了対策に対しても、企業の目的に合わせ、柔軟に対応する。
日本ビジネスシステムズ(以下、JBS)は、1990年代からマイクロソフトソリューションに積極的に取り組み、高い導入実績を持つSIerだ。「Office 365」などのマイクロソフト製品群と周辺のサードパーティ製品を組み合わせたソリューション「Ambient Office/アンビエントオフィス」を提供し、マイクロソフトパートナーオブザイヤー2014ではCollaboration and ContentコンピテンシーアワードおよびManagement and Virtualizationコンピテンシーアワードを受賞している。
「お客さま密着型でサービスを提供していることがJBSの特長の一つです」と笠原哲郎氏(インフラストラクチャー&システムソリューション本部 副本部長(兼)システムインテグレーション1部 部長)が話すように、JBSでは顧客の要望に柔軟に対応しながら、最適なシステム導入を行ってきた。また、2014年1月には、三菱総合研究所および三菱総研DCSと業務提携し、上流の業務改革コンサルティングまでも含め、人を中心としたICTサービスの構築を総合的に支援している。
Windows Server 2003/2003 R2のサポート終了対策に対しても、個別案件としてコンサルティングや移行計画を行い、最適なマイグレーションが行えるようにすることがJBSの基本的な考え方だ。
「お客さまの状況や要望に合わせて、しっかりとアセスメントを行い、サーバー移行後にどのような形にするかを一緒に考えながら、柔軟な対応を行っていきます」と話す笠原氏は、JBSが移行に最適なさまざまなソリューションを用意していると説明する。
Windows Server 2003の移行先として最も考えられるのが、Windows Server 2012 R2を活用して、適材適所でオンプレミスとパブリッククラウドを使い分けるハイブリットクラウドの構成にすることだ(図1)。JBSでは、マイクロソフトの統合運用管理スイート「System Center」でオンプレミスとパブリッククラウドをシームレスに管理しながら連携するためのソリューションとして、「Data Planet/データプラネット」を提供。環境調査や棚卸しを行うアセスメントから移行作業、移行後のマネジメントサービスまでをワンストップで支援する。
これまで、大手金融機関や保険会社での数百台規模のWindows Server 2003移行案件を手がけてきた笠原氏は、多くの企業が単純にWindows Server 2003を移行させるだけの対策を求めていないと説明する。
「Windows XPのサポート終了対策では“必要があるからやる”といった対応でしたが、サーバーOSの入れ替えはそうではありません。せっかく新しい環境に移行するのであれば、アプリ主導でサーバーを導入するのではなく、インフラ主導で仮想化統合したい、パブリッククラウドを活用して資産を持たないようにしたい、運用面や今後の管理を楽にしたいといった要望が出てきています」(笠原氏)
運用管理の省力化や自動化に向けてJBSでは、システム監視/運用自動化サービスを用意し、System Centerを活用した監視と稼働率の見える化、運用自動化処理の見える化と一元管理を実現できるようにしている。また、「System Center Orchestrator応援サービス」を提供し、サーバー環境構築からタスクとプロセスを自動化するRunbook作成までを支援している(図2)。
「Runbookを活用できている企業はまだまだ少ないと思います。JBSではRunbookの作成に注力しており、クラウド事業者にコンサルティングサービスなども行っているので、運用の自動化に対しては“一日の長”があるといっても過言ではありません」(笠原氏)
System Center Orchestrator応援サービスにより、監視の自動化だけでなく、ユーザー登録やActive Directoryの設定、クライアント端末への更新プログラム配布などのタスクも自動化できるという。
JBSの「Microsoft Azureソリューション」は、企業のIT基盤としてMicrosoft Azureを利用する場合に、目的に合わせたインテグレーションが行える(図3)。目的に合わせて、Microsoft Azure上にファイルサーバーやSharePoint、Webサイトなどを構築するサービスを提供し、プライベートクラウドとの統合管理や、Office 365との統合認証環境の構築などのサービスを選択することが可能だ。また、一時的に開発/検証環境をMicrosoft Azure上に構築して、必要な期間だけ利用できるようにするサービスも提供している。
「Windows Server 2003は、アプリケーションごとにサーバーを構築しており、アプリケーション開発部隊の予算でサーバーを導入することが多く、アプリケーション開発部隊の中にインフラ担当を置くといったムダもありました。しかし、クラウドによって、柔軟なリソース配分が可能になり、必要に応じて素早くインフラを切り出すことができるようになってきました。また、パブリッククラウドでは、最新の機能をいち早く使えるとともに、必要な機能を自由に追加することも可能です。情報システム部が主導となって、柔軟かつ運用管理の手間を低減しながら、インフラをアプリケーション部門に提供できる環境を構築していくことが重要です」と話す笠原氏は、できるだけ早く移行に踏み切れるよう相談してほしいと話す。
「サポート終了まで時間がない中、今から全てを新たな環境に構築し直すのは間に合わないかもしれません。JBSでは移行を支援するさまざまなソリューションを用意しており、延命対策も行うことができます。延命させる場合は、トレンドマイクロ社の Deep Securityを用いて最適なセキュリティ対策を行えるように支援することも可能です。しかしながら、アプリケーションサーバーを継続させるよりも、Office 365への移行や、Microsoft Azureやハイブリッドクラウドの活用は多大なメリットがあります。まずは、ベースとして仮想化やクラウドに移行していただき、勇気を持って止まらずに進んでいくことで、理想的なIT環境に近づけるよう私たちが支援します」(笠原氏)
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提供:日本ビジネスシステムズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2014年10月9日
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