OSS活用のハードルを解消する「サイオス OSSよろず相談室」が選ばれる理由OSSのプロフェッショナルが導入や運用にまつわる不安を全て解消

IoT、FinTechトレンドも本格化している現在、システム開発・運用には市場環境変化に追従できるスピード・柔軟性が求められている。こうした中、バージョンアップやサポート条件などベンダー側の事情に縛られず、必要なとき、必要な機能を無料で導入・活用できるオープンソースソフトウェア(以下:OSS)は企業に不可欠となっている。だが導入においては「スキルの不安」「万一の障害時の不安」など複数の懸念材料がある。ではどうすればOSSを安心して使えるのか?――OSS導入・活用サポートサービス「サイオス OSSよろず相談室」を展開するサイオステクノロジーに話を聞いた。

» 2016年08月22日 10時00分 公開
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デジタルビジネス時代 、OSSの3つのメリット

 市場環境変化の加速やグローバル化の進展を受け、企業にはさらなる競争力強化が求められている。特にITのパフォーマンスがビジネスのパフォーマンスに直結する今、システム開発・運用において、「ビジネスを取り巻く環境の変化にいかにスピーディかつ柔軟に対応できるか」が競争力強化の一大要件となっている。だが多くの日本企業では、IT活用において海外企業の後塵を拝しているのが現実だ。

※デジタルビジネスとは:デジタルと物理世界を結び付けることで新たなビジネス価値を創造する取り組みを指す。IoTやFinTechなどはその象徴的なトレンド

ALT サイオステクノロジー OSS事業企画部長の長谷川哲也氏

 「特に競争力の違いを如実に表しているのが、開発力の差です。例えば、日本企業が海外企業に買収されたことで、開発スピードが大幅に上昇したというケースは珍しくありません。また近年のIoT、FinTechトレンドでも顕著なように、自社の資産とITの力を融合させて全く新しいサービスを作ったり、逆に競合と目していなかった企業がITを活用して突然同じ業界に参入してきたりといったように、サービスの開発力が競争力を大きく左右する状況になっています」

 こう話すのは、サイオステクノロジー OSS事業企画部長の長谷川哲也氏だ。事実、海外の企業は、柔軟かつ変化に強いITシステムを志向しており、新しい技術も進んで取り入れている。スピードや変化対応力より、コストや安定性を重視する傾向が強い日本企業とは対照的といえるだろう。

ALT サイオステクノロジー 執行役員 第1事業部事業部長 光田宣行氏

 サイオステクノロジー 執行役員 第1事業部事業部長の光田宣行氏はこうした状況について、「特に大きく異なるのは、オープンソースソフトウェア(以下、OSS)も積極的に使いこなしていることです」と指摘する。

 「OSSには『無料で使える』『ベンダーロックインされない』『最新の技術を利用できる』という大きく3つのメリットがあります。まずシステム構築のコストを大幅に抑えられる。ベンダーロックインからの解放により、システム開発・運用の自由度・柔軟性が向上する。またOSSは開発者の数が多く、開発サイクルも早いため、最新技術を取り入れることができる――コスト制約がある中でも、必要なときに、必要なシステムを迅速に作る/改善することが求められる市場環境を鑑みれば、OSSを使うことはもはや必須といえます」

 だが一方で、こうしたOSSのメリットを理解していても、なかなか導入に踏み切れない企業が多いのが現実だ。長谷川氏は「OSS導入に際して、最大の障壁になっているのはサポートです」と指摘する。

 「企業規模が大きくなるほど、ITシステムのサポートは重要性を増します。そこで『OSSを使ったシステムにトラブルが発生したら、誰がサポートを行うのか』という問題が導入のハードルになるのです。また、日本では外注文化が根付いており、開発・運用を委託していることが一般的。自社内にOSSのソースコードを理解できるエンジニアがいないことも、導入のハードルになっているといえるでしょう」

 しかし前述のように、企業が生き残る上では市場環境変化に応じたスピーディかつ柔軟なシステム開発・運用が必須。OSSはその大きな武器となることは分かっているのだが、万一のことを考えると導入できないという不安を多くの企業が抱えている。

企業のOSS利用をバックで支援。「サイオス OSSよろず相談室」

ALT サイオステクノロジー OSS事業企画部 リーダー 村田龍洋氏

 こうした中、サイオステクノロジーが提供している「サイオス OSSよろず相談室」が、企業の注目を集めている。これは同社がOSS分野において長年培ってきた技術力を基に、企業のOSS導入・活用を支援するサポートサービスだ。

 「弊社はLinuxの黎明期からRed Hat Linuxの企業向けサポートにいち早く取り組んできました。そうした実績から、OSSの企業活用を支援するべく、2007年6月に『OSSよろず相談室』の提供を開始したのです」(サイオステクノロジー OSS事業企画部 リーダー 村田龍洋氏)

 現在はユーザー企業の要望を反映して、80種類のOSSをサポート。OSS活用ニーズの高まりに伴い、ここ数年で『OSSよろず相談室』のユーザー企業数は急増し、2016年4月時点で、トヨタ自動車をはじめ利用企業は約70社に達しているという。

ALT 80種類のOSSをサポートする「OSSよろず相談室」。各OSSのプロフェッショナルが、疑問や不安など、あらゆる問題を即座に解消してくれる《クリックで拡大》

 特に昨今はアジャイル開発やDevOpsを実践する企業の増加を受けて、運用面でのサポートに関する相談が増えているという。コンテナ仮想化ツール「Docker」、プライベートクラウド基盤構築ソフトウェア「OpenStack」についても、導入を検討する段階ではあるものの、その活用法やメリットについて数多く問い合わせが寄せられているそうだ。Web系では、「Apache」「Tomcat」「PostgreSQL」という定番の構成に加え、最近では「Nginx」に関する相談も多いという。

 「『OSSよろず相談室』を利用するタイミングとしては、OSSを活用したシステムをサービスインする際に、サポートサービス契約をするケースが多くを占めます。関心の高い脆弱性を含むセキュリティ問題についてもお問い合わせを多くいただきます」と村田氏は話す。前述のように、やはり「OSS導入時の不安を解消したい」「OSSを使ったシステムを安定運用したい」というニーズが中心なのだろう。

  そこで「OSSよろず相談室」では、用途に合わせて「Basic Support」、「Advanced Support」、「Premium Support」、「OSSよろずクラウドインテグレーションPOC支援」の4つのサービスを用意している。

※参考リンク:サイオス OSSよろず相談室のサービス詳細はこちら

ALT 「OSSよろず相談室」サポート比較表《クリックで拡大》

 この中で新たな取り組みとして、「OSSよろずクラウドインテグレーションPOC支援」は、これからクラウドの検証を始める企業向けのメニュー。「OpenStack」や「Docker」「Chef」などを活用した、プライベートクラウドの導入を検討する企業に対し、POC(Proof Of Concept)の技術支援サービスを提供するという。

トヨタ自動車のOSS採用理由と、「OSSよろず相談室」を選んだ訳

 以上のように、すでに多くの企業に利用されている「OSSよろず相談室」だが、中でも注目されるのがトヨタ自動車の利用事例だ。同社では、従来は商用のOS、データベース製品などで構成していたシステムを、CentOSやPostgreSQLなどのOSSで構成するシステムに変更した。その安定運用を実現するため、2011年から「OSSよろず相談室」を利用しているという。

 トヨタ自動車がOSSを導入した理由は、TCO削減。だが製造業における生産管理システムは、言うまでもなく、非常に高度な安定性が求められるミッションクリティカルシステムだ。導入に当たって一番の課題となったのが、やはり「サポート」だったのだという。

 「サイオス OSSよろず相談室」を採用した経緯について、トヨタ自動車では、「トヨタには『“なぜ”を5回繰り返す』ことで、トラブルなどが発生した際の“真相”を究明していく企業文化が根付いています。候補に残ったベンダーに対して、われわれが実際に直面していた課題を投げ掛け、得られた回答を吟味した結果、私たちと最も近いスピリッツを持っているのがサイオスだと判断しました」としている。

※参考リンク:サイオスOSSよろず相談室導入実績一覧

OSSについて他社と情報交換! OSSよろずユーザー会「SOY倶楽部」創設

 導入企業の拡大に合わせて、「OSSよろず相談室」では、ユーザーサービスの拡充にも取り組んでいる。その一環として2016年7月5日、OSSよろずユーザー会「SOY倶楽部」を発足した

 長谷川氏は、「『OSSよろず相談室』では、ユーザー企業の相談に個別に対応してきましたが、その中で、『他の企業はOSSをどう活用しているのか』『OSSのエンジニアをどう育成しているのか』知りたいといった声が多く寄せられていました。そこで、ユーザー企業同士が情報交換する場としてサイオスOSSよろず相談室ユーザー会『SOY倶楽部』を開設したのです」と、その狙いを語る。

 具体的には、毎月無料の勉強会を開催する。また、ユーザーアンケートから「OSSの最新情報を知りたい」との要望が多かったことを受け、会員向けポータルサイト「OSSよろず契約者チャンネル」を開設。OSSに関する最新動向や研究結果などをWeb上で随時提供していく予定だ。

 村田氏、長谷川氏は、今、OSSの導入を検討している多くのユーザー企業に向けて、それぞれの視点からエールを送る。

 「今後、OSSの活用なしでは、さらなる競争力が求められている中で勝ち残っていくことは難しいと思います。しかし日本企業ではWindows環境が当たり前になっており、多くの人がOSSに対して壁を作ってしまっていますが、チャレンジしてほしいですね。例えば、Webのシステムであれば、標準的なApache、Tomcat、PostgreSQLなどの枯れたOSSから導入すると、情報量も多いため導入しやすいでしょう。使ってみるとOSSは大きなメリットがあることが必ず分かると思います」(村田氏)

 「今はWindows Azure上でOSSを利用でき、マイクロソフトがOSSを推進するほどなのです。自社に最適なOSSを選んで積極的に活用してみていただきたい。もしつまずくようなことがあれば、いつでも『サイオス OSSよろず相談室』がサポートします」(長谷川氏)

 光田氏も、「今後、OSSの活用領域が広がってくると、そのサポートはさらに重要になると考えます。自社でOSSを運用するのは難しいと悩んでいる企業は、ぜひ『サイオス OSSよろず相談室』をうまく利用して、安心してOSSを活用いただきたい」とコメントする。また、「OSSよろず相談室」のユーザー企業が増えれば増えるほど、サイオステクノロジーのOSSエンジニアのレベルも上がり、より高品質のサポートを提供できるようになることを挙げ、「これからも、ユーザー企業と共に『OSSよろず相談室』を成長させていきたい」と意欲を見せる。

ALT 「ぜひ安心してOSSを導入・活用してほしい。使ってみればそのメリットを体感できるはず」と、異口同音に心強いエールを送る光田氏、長谷川氏、村田氏

 OSSは、あくまでビジネス目的達成のための手段。トヨタ自動車の事例のように、その高い技術力もさることながら、OSSの活用支援を通じて“共にビジネスを成長させていこう”という同社のスタンスほど、心強いものもないのではないだろうか。OSS活用を検討している、あるいは課題に突き当っている企業は、ぜひ利用してはいかがだろう。

 

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提供:サイオステクノロジー株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年9月21日

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