やりがいのある仕事に充実した研修制度、長期休暇を利用して海外旅行――仕事もプライベートも100%満喫する、そんなエンジニアライフなんて夢物語でしょ?
彼女の名前は江梨佳。溜池にあるコンサルティング企業で働くソリューション・エンジニアだ。
小学校低学年のころインターネットがはやり、遊びの一環でWeb制作にチャレンジしてみた。当時としては、早くからITに触れていた方だと思う。両親からMacを誕生日にプレゼントしてもらったことでさらに拍車が掛かり、学生時代には情報技術系の科目も選択した。
就職でITエンジニアを志望したのは自然な流れだった。
新卒で入社したのは、アクセンチュア [1] 。この会社を選んだのは、仕事のスケールの大きさと、働きやすい環境に魅力を感じたから。また、これは入社するまで知らなかったが、「女性にとってフェアで働きやすい環境作り」に全社一丸となってかなり真剣に取り組んでいる [2] 。
入社から5年、5つのプロジェクトを経験した。
春まで担当していたのは、アジャイル型開発によるECサイト構築プロジェクト。サイトのテストを行うチームに所属して、テスト項目、パターンを洗い出すテスト設計を担当し、テスト実行のサポートもした。
最近は、お客さま企業の業務改善推進を提案し、実行まで責任を持つプロジェクトに配属された。物流や生産管理などのさまざまな領域を横断的に見るのが、今の自分の役割だ。
お客さまが持つ課題に応じて仕事内容は変化するが、入社してからさまざまな経験を積めた結果、現在のプロジェクトのように、より上流の工程も担当できる知識、スキルが身に付いたと感じている。
例えば今はプロジェクトを俯瞰的に見渡すことで、プロジェクトマネジメントに必要なスキルを磨けている。
入社してから具体的になった思い――仕事もプライベートも100%楽しみたい。そんな彼女の1日を見てみよう。
「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供し、お客さまの課題解決を支援する総合コンサルティング企業。
世界55ヵ国、200以上の都市に拠点展開し、40万人以上もの従業員を擁する。
アクセンチュアは2006年に「Japan Women‘s Initiatives(JWI)」を発足。所属や役職を越えた社内横断組織によって企画、実行されており、女性社員が最大限の能力を発揮して活躍できるよう、経営、人事、現場が一体となりさまざまな活動に取り組んでいる。
2020年までに女性社員比率33%、女性管理職比率20%を目標に、男女を問わず活躍できる場を全社一丸となって構築している。
本日最初の仕事は、クライアントとの打ち合わせ。
今日は上司の田畑マネジング・ディレクターも一緒だ。所属部署の責任者でもあり、人望の厚いイクパパだ。仕事やプライベートの相談にもいつも気軽に乗ってくれる。今日の打ち合わせの目的は、プロジェクトの進捗(しんちょく)状況の共有と、今後の方向性についての摺り合わせだ。
お客さまが現状抱える真の課題を引き出し、課題解決のための提案をまとめ、具体的なアクションに落とし込んでいく、この仕事のやりがいは大きい。
お客さまとの打ち合わせはいつも緊張するが、しっかり準備してお客さまの求めていることの一歩先を提案できるように心掛けている。悩んだときや、壁にぶつかったときは必ず上司がサポートしてくれるので、思い切り仕事ができているのだと思う。
この会社には男女の差がない。責任ある仕事も若いうちからどんどん任されていく [3]。
女性のエンジニアやコンサルタントも多く活躍していて、一般的な会社に比べて管理職も女性の割合が高い方だと思う。
そんな社風も江梨佳のお気に入り。
アクセンチュアには、戦略コンサルタント、デジタルコンサルタント、ビジネスコンサルタント、テクノロジーコンサルタント、ソリューション・エンジニアなど、さまざまな職種がある。
各職種でマネジャー、シニア・マネジャーなどの管理職へのキャリアがあるのはもちろん、「キャリアズ・マーケットプレイス」という社内転職サイトのような仕組みを活用してエンジニアからビジネスコンサルタントへ、あるいはビジネスコンサルタントから戦略コンサルタントへといったキャリアチェンジも可能だ。キャリアアップやキャリアチェンジのためのスキル習得も会社がバックアップしている。
今日は、キャリアカウンセリング [4] の日。
カウンセラーの市本さんは、定期的に会って、自ら設定した目標の達成度を共有したり、今後のキャリアについて相談したりしている。
市本さんはシニア・マネジャーであり、育児中のワーキングマザーでもある。江梨佳が理想とする生き方を体現している憧れの存在だ。
「市本さん、結婚や出産、育児とキャリア形成って両立できるものですか?」
「後輩社員から最近よく聞かれる質問だけど、大丈夫よ!」
市本さんはニッコリほほ笑みながら力強くうなずいた。
市本さんは産休、育休を2回取得し、現在、小学2年生と年中のお子さんを育てている。しかし、産前産後の不安は一切なかったという [5] 。現在は「短日短時間勤務制度」を利用して月水金の週3日間、各7時間働く勤務スタイルを取っている [6] 。
「ワーキングマザーということで、周囲に理解が得られなかったり、評価がマイナスになったりしたことはありませんか?」
「江梨佳さん、安心して。アクセンチュアは、社員を評価する管理職向けに、そうした点もしっかりと教育を行っているの [7] 。確かに独身時代と比べると働き方自体は変わったけれど、ワーキングマザーだからといってやりたい仕事をやらせてもらえなかったことは一切ないし、周りにも支援してくれる人が多いわよ」
市本さんの話を聞いて安心した江梨佳は、「自分も早く市本さんのようになりたい」とあらためて思った。
アクセンチュアでは、現場での業務上の上司とは別に、社員一人一人にキャリアカウンセラーがつく。カウンセラーは社員が自分で選ぶこともできる。
アクセンチュアは、妊娠中の体調悪化時の休息80時間や月1回の定期受診などを含む「母体保護休暇」(有給)や、配偶者・ライフパートナー出産休暇、育児休暇をはじめとした、産前、産後のための福利厚生が充実している。
育児休暇は配偶者も取得可能で、男性の育児参加や女性の社会進出を、幅広くサポートしている。
アクセンチュアの社員は、週20時間、および週3日以上の範囲内で勤務時間の選択ができる(週3回で1日7時間勤務など)。育児、介護の他、ボランティア活動への参加も対象で、福利厚生制度をフルタイムの正社員と同様に享受できる。
社内運用ルールを満たし、上長の承認を得られた社員を対象とした「在宅勤務制度」や、「勤務地限定で働ける制度」(職種、勤務地による)もある。
「男性だから」「女性だから」などの“無意識の偏見”は、誰もが気付かないうちに持っているもの。アクセンチュアでは、管理職自らが、先入観を持って物事を見てしまう“無意識の偏見”に気付き、多様性を生かすマネジメントスタイルにシフトするためのトレーニングを、全管理職向けに行っている。
今日は常駐しているクライアント先ではなく、自社での勤務だ。この会社に決められた席はない [8] 。
「あ、そこの席、空いてる?」
プロジェクトのメンバーたちが窓際のテーブル席で仕事をしていたので、江梨佳はそこに加わることにした。
自分の席を、その日の仕事の進行状況や気分で変えられるのはいいと思う。
たまたま隣に座った人と話したのがきっかけで、社内人脈が広がることもあるし、仕事をしながら、最先端技術についての情報交換を行うこともある。
プロジェクト単位で働くから、プロジェクトが変わったら新しい同僚に出会えるし、いろいろな最先端技術を活用したプロジェクトがあるから、いつも何か新しいことに挑戦できるところが、アクセンチュアの魅力だと思う。
江梨佳がアクセンチュアを選んだ理由の1つは、グローバルな環境でのプロジェクトが豊富なことだ。
海外出張や常駐の選択肢だけではなく、日本にいながらにして多国間にまたがるプロジェクトを手掛けるチャンスもある。もし挑戦してみたいプロジェクトがあれば、プロジェクト側から声が掛かるのを待つだけではなく、自分から手を挙げて希望を伝えることが推奨されているのも、風通しが良いこの会社ならではだと思う。
でもグローバルで活躍するためには、ふさわしいキャリアと英語力の向上が必要だ。
ゆくゆくはグローバルプロジェクトに挑戦したいと考えている江梨佳には、強い味方がいる。英国勤務のLanguage Buddy(ランゲージバディ)、Joeだ [9] 。
今日は週1回のJoeとのチャットの日。社内のフォーンブースにPCを持ち込み、ビデオチャットでJoeと話しながら、ネイティブの発音や表現を学んでいる。
「Hi! Joe」「Hi! Erika」
現在取り組んでいる仕事のことや、最近見た映画のこと、江梨佳とJoeは、ひとときの会話を楽しんだ。
Language Buddyの驚くべきところは、世界中のアクセンチュア社員がボランティアで参加していることだ。江梨佳もJoeに日本語を教えたり、日本の文化について紹介したりしている。
先月同期のLanguage Buddyで海外オフィス所属の社員が日本に旅行に来たときは、一緒に夜ご飯に行った。世界中に同僚がいて、「私は外資系企業で働いているんだな」とあらためて実感した。
トレーニングは、語学以外も充実している [10] 。技術スキルを磨いてエンジニアとして高みを目指すこともできるし、アナリティクスのスキルを磨いてアナリストとして活躍することもできる、
開発技術や戦略立案のための研修もしっかりと用意されていて、キャリアプランに合わせてスキルを磨いていけるのも、江梨佳は気に入っている。
登録されている世界中の社内ボランティアのBuddyと語学レッスンができる。海外オフィスに知り合いがいなくても利用できるし、時差の少ない国からBuddyを選ぶこともできる。
アクセンチュアは、人材開発、トレーニングにワールドワイドで967億円(2015年度実績)の投資を行っている。ロジカルシンキング、プロジェクトシミュレーション、Java、ABAP、会計/財務諸表の基礎など、2万4000コース以上のオンラインコースを用意している他、国内/海外研修センターでのプログラミングスクールやアナリストスクールなども開講している。
ワークライフバランスを重視しているのも、この会社の魅力だ。全社的に有給休暇の100%消化を推進しているから、有給休暇も取りやすい。近くの席から、「プロジェクトも終わるから、連休に有休をくっつけて、ヨーロッパに旅行する」という話も聞こえてきた。
「みんな思い思いに楽しんでいるなぁ」
「この会社で働く人たちは、世界中どのオフィスでも、みんな生き生きしている」と江梨佳は思う。その理由は、仕事もプライベートも思い切り楽しんでいるからなのかもしれない。
時計の針は、そろそろ7:00。
今日は友人と話題のイタリアンレストランでディナーの予定。実は江梨佳も夏にちょっと長めの休暇を取って、海外旅行に行くつもり。おいしいワインでも飲みながら旅行の計画を練ろう、ということなのだ。
一度きりの人生、キャリアもプライベートも妥協したくない。そんな生き方こそが今の私だ。
「では、お先に失礼しまーす!」
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提供:アクセンチュア株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT自分戦略研究所 編集部/掲載内容有効期限:2017年8月2日
アクセンチュアは最先端のテクノロジーソリューションをお客さまに提供し、ビジネスパートナーとして継続的な支援を行っています。あなたのコンサルタント、エンジニア経験を活かして世の中に変革を生み、また自身のキャリアアップも実現してください。