Google Cloud Platformのマネージドサービスプロバイダーならgrasysを選択すべきこれだけの理由MSPの枠にとどまらず、高い技術力でシステムの設計や構築、運用保守までカバー

企業におけるGoogle Cloud Platform(GCP)の活用が広まり、事例が増えるにつれ新たに活用を検討する企業が増えている。ではGCPの運用においてはどのような課題が生じるのか、どう解決すればいいのか、GCPのマネージドサービスプロバイダー(MSP)であるgrasysに聞く。

» 2018年11月20日 10時00分 公開
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Google Cloud Platform(GCP)を採用する企業が増加。運用の課題とは

 パブリッククラウドは、もはや国内でも多くの企業に活用されているが、最近ではクラウド上にシステム基盤を構築するプラットフォームとして、Google Cloud Platform(GCP)を採用する企業が増えているという。

 この背景には、GCPならではの特長として、Googleが自社で使用しているさまざまな機能をサービスとして提供していることが挙げられる。特に、GCPのユーザー企業にとって大きなメリットとなるのが、BigQueryを中心とした分析基盤を利用できる点だ。BigQueryは、高速かつスケーラビリティに優れたエンタープライズ向けデータウェアハウスだ。BigQueryを活用することで、例えば膨大なログデータの管理の負荷を軽減したり、顧客情報をリアルタイムに分析して新たなサービスの開発に生かしたりといったことが可能になる。

 またGCPは、Googleが自社で敷設した専用の海底ケーブルによって、グローバルレベルで高速な通信環境を実現している点も採用企業が増えている理由といえる。特にスマホでの対戦型ゲームなど、多数のユーザーが同時にアクセスする中でも高速なレスポンスが求められるようなアプリケーションの基盤としてGCPは最適となっている。

grasys SRE 加藤恭平氏

 ただGCPの導入が広がる一方で、その後の運用に悩む企業が増えつつあるという。

 GCPのマネージドサービスプロバイダー(MSP)として多くの実績を持つgrasysの加藤恭平氏は次のように話す。

 「新たなサービスを提供するためにGCPを導入したものの、社内にノウハウのある技術者がいない、または、システムの設計、構築を担当したSIerがGCPをよく理解していないため、GCPの性能や機能をうまく引き出せないまま運用しているケースが少なくありません。高速な分析基盤としてGCPを使っているのにパフォーマンスが上がらず、運用負荷ばかりが増大している。これを何とかしてほしいと、grasysに問い合わせてくるユーザー企業が増えているのです」

MSPの枠にとどまらず、高い技術力でシステムの設計や構築、運用保守までカバー

 このような課題に対して、GCPのプレミアサービスパートナーであるgrasysでは、各社個別のニーズに応じた最適なGCP環境を実現すべく、MSPの枠にとどまらない幅広いソリューションを提供している。一般的に、MSPといえばシステム構築後の監視、運用保守サービスを提供するのがその役割だ。grasysでは、それだけにとどまらず、システムの設計や構築も含めてトータルでGCPの活用をサポートしている。

 「設計段階からgrasysが入ることで、運用まで見据えながら、GCP上で稼働させるアプリケーションに応じて必要な機能や性能を提案し、最適なシステムを構築します。これにより、顧客企業はインフラの運用管理に手間をかけることなく、アプリケーションの開発に専念できるのです」(加藤氏)

 システム設計時にはgrasysとして押さえているポイントがある。例えばクラウド活用に乗り出したばかりの企業などは、GCPを導入する際、サーバインスタンスを1つだけで運用しようとするケースも目立つ。だが、それでは万が一インスタンスが落ちてしまったらサービスが全て停止してしまうリスクがある。そこでgrasysでは、どのような企業でも安心してGCPを活用できるよう支援している。

 「具体的には、単一障害点を作らないように最低2つ、理想としては3つのインスタンス構成を推奨しています。そして独自の『監視システム』と24時間/365日の有人監視によって、障害発生リスクを最小限に抑えていますが、万が一インスタンスが1つ落ちたとしても別のインスタンスがカバーするように自動化しており、極力サービスが止まらない設計にしています。仮にインスタンス1つでしか運用できない場合でも、高頻度で確認を行い、インスタンスが落ちたら即座に自動復旧する設計を提案しています」(加藤氏)

grasysの強み

 アプリケーション開発を長く経験してきた技術力の高いエンジニアが多く在籍することもgrasysの強みだ。システムを安定運用するためにはキャパシティープランニングが欠かせないが、データベースやカーネルのチューニングを行い、1インスタンス当たりの処理性能を向上させている。アプリケーションの問題であれば、grasysが把握できる部分で高速化のためのアドバイスを行うこともあるという。

 この他、セキュリティ面についても強化しており、ファイル改ざん検知、アンチウイルス対応、ssh防御、脆弱(ぜいじゃく)性検知などに標準で対応。JavaやPHPのバージョンアップ対応も、顧客企業の開発ロードマップに応じて最新バージョンをすぐ提供できるように準備している。

 このように、grasysでは、GCPの性能を最大限に生かすことを前提に、設計、構築、運用において最適化、効率化を追及したマネージドサービスを提供しているのだ。

GCPを高効率、安定稼働で活用し、しかもコスト削減につなげる事例

 実際に、GCP上でパフォーマンスが出ていないアプリケーションに対して、同社がシステム刷新を行ったことで、パフォーマンスが大幅に改善した事例が多数あるという。

 スマホ向け対戦型格闘ゲームの事例では、想定されるユーザー数に十分対応できる設定にしているはずなのに、サービスリリース後、動作が不安定になり、頻繁にメンテナンスを繰り返している状況だった。また設計段階ではメンテナンス運用について考慮されていなかったため、数十台のインスタンスへのログインを繰り返し、3〜4時間かけていた。

 「このゲームのインフラをgrasysが刷新したところ、スムーズにプレイできるようになり、メンテナンスも週に1回1時間だけで済むようになった」(加藤氏)

 また、昨今高まっている「GCP上でWordPressを運用する」ニーズへの対応事例も多い。加藤氏は「既存の環境からGCPに移行して高いパフォーマンスを出すためには、ある程度のノウハウが必要です」と指摘する。

 同社では、コンテンツ配信の方法として、「静的ファイル配信」「CDN配信」の2パターンを提案している。静的ファイル配信は、自由度が低くなるが非常に高速かつ大規模な配信が可能となるため、単純なCMSとして活用するケースや更新頻度が少ないケースに向いている。CDN配信は、制約のない自由度の高いサイト運営が可能なため、記事数が多く、長い期間運営しているメディアに最適となっている。

grasysが提案する、GCP上でのWordPress環境の構成例(静的ファイル配信)
grasysが提案する、GCP上でのWordPress環境の構成例(CDN配信)

 「どのようなサイトをWordPressで運営しているのかをしっかり把握した上で、GCP上のシステム構成を決めていくのが、パフォーマンスを引き出すポイントになります。grasysの事例では、非常に遅かったWordPressの読み込み速度が、システム刷新によって10倍にまで高速化したケースもあります」(加藤氏)

 他のクラウドからGCPへの移行を手掛けた事例としては、クリエイティブカンパニーのネイキッドが運営している没入型(イマーシブ)アート展「FLOWERS by NAKED」のWebサイトがある。従来のクラウドでは、1CPUのインスタンスを利用していても、海外アクセスやテレビ放映などの影響でアクセスが増加すると、すぐにインスタンスが落ちてしまい、その都度復旧作業を行っていた。GCPに移行したことで、インスタンスのコア数を半分に抑えながら、アクセスの増加にも耐えられる安定したシステム環境を実現しているという。

 このようにgrasysは、さまざまな企業の要望に応え、GCPを高効率、安定稼働で活用し、しかもコスト削減につなげる実績とノウハウを多く持っているMSPだ。GCP環境を使い始めたが、その性能を十分に引き出す技術力がなかったり、運用リソースが限られたりで困っている企業、自社でGCP移行を進めたいが、どう進めていいか分からない企業は、grasysによるマネージドサービスを検討するのがいいだろう。

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提供:株式会社grasys
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2018年12月13日

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