好きなだけじゃダメなのよ――ブラッディ・メアリーの決意転職バーのハルカさん(15)

貯金はないし、彼女もいない。転職活動はうまくいかないし、有給休暇も使い果たしてしまった。ナイナイ尽くしのシュウヘイの前に現れたのは、アルアル尽くしのゴージャスな美魔女。う〜ん、デラックス!

» 2019年08月01日 10時00分 公開
[PR/@IT]
転職バーのハルカさん

登場人物

syuhei

シュウヘイ

そこそこの大学を出て、そこそこのITベンダーで働く、そこそこのシステムエンジニア。安い給与とやりがいの持てない仕事、失敗の責任を部下に押し付けて逃げるばかりの上司に嫌気が差し、同業他社への転職を目指している

haruka

ハルカさん

「転職バー ハルカ」のバーテンダー。人の香りからその心理や行動、未来まで見抜く特殊な能力を持ち、店を訪れる客の相談に乗っている

madamdx

マダム・デラックス

劇団のオーナー、兼監督、兼脚本家、兼主演女優

そして実業家



前回までのあらすじ

そこそこのIT企業で働くそこそこのエンジニア「シュウヘイ」は、より良いエンジニアライフを目指して転職活動中。

結果としては惨敗中だが、「転職バー」のバーテンダー「ハルカさん(白)」や彼女のいとこの「黒ハルカ」、保育士の「ミミ」、3人組アイドルの「ファンシーメタル」など、厳しくも優しい仲間たちのかわいがりを受けて、少しずつ成長している。

いよいよ、転職成功の日も近い、の、か?????







バーボンの香りがするわ






syuhei シュウヘイ

ふへえ……。







転職活動惨敗中のシュウヘイは、今日も今日とてハルカさんの店で愚痴ざんまい。







syuhei

転職しようと決めてからもうずいぶんたつけれど、結局どこにも行けずに元のまんまって……僕、一体何をやってるんだろう。採用企業に見る目がないんだか、世の中が悪いんだか、それとも先祖の呪いかなあ……。







自分が悪いって考えはないんだね。







haruka ハルカさん(白)

元気がないわね、シュウヘイ君。ちょっとこっちに来て。







おっ! 始まりました、ハルカさんの香り診断。シュウヘイ至福の時。







haruka

少し疲れているみたいね。シナモンの香りに酸味が少し混じってるわ。




syuhei

そうなんです。最近やる気が出ないっていうか。




haruka

大丈夫よ(にこり)。バーボンのような香りも少しだけしているから。







syuhei

バーボンですか?




haruka

心の中に自信みたいなものが生まれつつあるのかも。シュウヘイ君、アナタはきっと今、とても大切な何かをつかもうとしているのね。




syuhei

ほ、本当に? な、何ですか、大切な何かって。も、もしかして、ハルカさんのハートとか!!!







アナタにお芝居は無理よ






haruka

大切なものっていうのは……(言葉で言うのは難しくないけれど……)

そうだ! シュウヘイ君。窓際に女性がいるでしょ?







ハルカさんの視線の先には、一人の女性が。ものすごいゴージャスな装いだけど、何の仕事をしているんだろう。







haruka

マダム・デラックスさんよ。劇団が解散の危機なんですって。




syuhei

劇団?




haruka

そう。彼女がオーナー、兼監督、兼脚本家、兼主演女優なんですって。




syuhei

フルスタックだなあ。




haruka

彼女の悩みを聞いてほしいの。シュウヘイ君、お・ね・が・い。










わお、ゴージャス! ほぼ全部の指にリングが標準装備されている!









syuhei

あ、あのお。




madamdx マダム・デラックス

あら坊や。何の用かしら? 

俳優になりたいって話なら……アナタに芝居は無理よ。




syuhei

し、失礼な! ぼ、僕だって芝居くらい。







madamdx

あら、経験あるの?




syuhei

しょ、小学校の学芸会で。




madamdx

主役かしら?




syuhei

い、いえ……「草の精その4」って役で……。







その4って……。







madamdx

せりふはあったの?




syuhei

「そよ風さん、ありがとう」だったかな?







マダム デラックス






madamdx

……(涙ぐんで)ご、ごめんなさい。暗い過去をさぐるようなこと聞いて。




syuhei

別に暗い過去ってわけじゃあ……。







madamdx

心の傷をえぐるようなことしてしまって、本当に申し訳ないわ。




syuhei

い、いや、僕は別に傷なんて。







madamdx

負けちゃだめよ。強く生きて。




syuhei

あのぅ、そんなにつらい過去なんでしょうか? 僕の芝居体験って。







madamdx

だって、草の精でしょ? その4でしょ? 同級生が華々しくスポットライトを浴びている隣で、「そよ風さん、ありがとう」でしょ?

きっとあなた、今でもパッとせず、人に迷惑を掛けないことで精いっぱいな、日陰のコケみたいな人生を歩んでいるんでしょ?




syuhei

コ、コケ……コケ……僕はコケ……ジメジメした日陰で、人に踏まれても痛いとも言えず、土に埋もれるだけの……コケ……。







また面倒くさい状態になった。

オイ、シュウヘイ。しっかりしろ!







syuhei

(ハッ!)……それはそれとして、劇団が危機なんだそうですね。どんなお芝居を?




madamdx

ふふ、おもしろいわよー。奇想天外、豪華絢爛(けんらん)、軽妙洒脱なオリジナル作品なの。青森出身の主人公が、ライバルの岩手や秋田を味方に付けて東京都庁を占拠して、全国東北化計画を推し進めるコメディー「行くぜ東京」




syuhei

(ついこの間、そっくりの映画を見たような……)。







madamdx

長ーい髪の女がPCからにゅるんと出てきてエンジニアを絞め殺す、怪奇サスペンス「パソ子」




syuhei

(それも、どこかで見たような……)。







madamdx

でも、お客さまが全然入らなくて……。私も頑張ってきたんだけれど、もう限界……引き際だわ。




syuhei

芝居を辞めたら、どうするんですか?




madamdx

経営に専念しようかと思って。




syuhei

経営?







madamdx

私、ホテルのチェーンを持っているの。この近くにもあるでしょ、「ホテルDX(デラックス)」。亡くなった主人から引き継いだの。とってもとってももうかっているの。




syuhei

ええええええ! あのデラックスチェーンの社長! じゃ、じゃあ、めっちゃくちゃお金持ちじゃないですか!




madamdx

お金はあるわよ。でも、むなしいわ。







syuhei

ホテル経営って、つまらないんですか?




madamdx

そんなことはないわ。お客さまがたくさんいらして、楽しい時間を過ごしてくださるんですもの。とっても満足感はあるわ。




syuhei

じゃあ、どうして?







madamdx

お芝居のない生活なんて……Ce n'est pas ma vie!(そんなの私の人生じゃないわ!)







私の人生!









syuhei

マ・ヴィ?




madamdx

そうよ、C'est ma vie!(私の人生!)

芝居こそわが人生! お芝居のない私なんて、トンカツのないカツどんのようなものよ。これからはずっとホテル経営だけで過ごすのかと思うと、むなしくて、むなしくて







あれれ? シュウヘイの顔がマジになってきた……お腹でも痛くなったのかな?







syuhei

ぜいたくな悩みですね。




madamdx

ぜいたく?







syuhei

そうですよ。ホテルチェーンはもうかっていて、仕事に満足感もある。道楽でやってる劇団がうまくいかないからって……そんなの悩みの内に入らないですよ。




madamdx

そうかしら?







syuhei

ぼ、僕は、本当にギリギリのところで仕事を探してるんです。

長引く転職活動で貯金は減る一方だし、有休だってもうないし、次の給料日までどうやって食いつなごうか、こんなんで老後は大丈夫だろうかって、そんな心配を背負いながら、それでも……少しでも充実したエンジニアライフを送りたいって、転職先を必死に探してるんです。




madamdx

アタシだって一生懸命よ。







syuhei

お、お金持ちじゃないですか。結婚だってされてたんですよね。ぼ、僕は、お金もないし、彼女もいない……うっうっうっ……ぜいたくですよ。全部全部持ってて、それでも自分の人生じゃないなんて、そんなのズルイですよ!

う、うえええん!!!







あーあ。泣いちゃった。まあ、シュウヘイの人生に比べれば、マダムの悩みは確かにぜいたくかもね。

あれ? スーツ姿の男が血相を変えて店に飛び込んできた。










専務

しゃ、社長、大変です!










madamdx

あら、専務。どうしたの?




専務

某国の「ウィリー・リゾーツ」が、わが社に敵対的買収を仕掛けてきました! 事前に合意を得ないまま大株主から強引に株を買い集めているようです。わが社を乗っ取るつもりに違いありません!










大変です! 秒速で株が減っています!









madamdx

……仕方ないわね。







専務

な、何を言ってるんですか! このままでは、乗っ取られてしまいます。




madamdx

ウィリーは世界有数のホテルチェーンよ。その傘下に入れば、あなたたちだって幸せじゃない。




専務

社長は、先代が血のにじむ思いでここまで大きくしたデラックスチェーンがこの世から消えてしまってもいいんですか?




madamdx

仕方ないじゃない。







syuhei

ちょっと待ってください! どうして、そんなにアッサリ捨てられるんですか? ホテルは旦那さんの形見なんじゃないんですか?




madamdx

ありがとう、草の精(その4)くん。でも、もう無理だわ。







マダム、ご決断を









syuhei

何でですか! ホテルの経営には満足感があるって言ったじゃないですか!




madamdx

ホテルの仕事、好きか嫌いかって言われれば、好きよ。でもね、ただ好きってだけじゃ無理。苦しいときに頑張れないの。

私は自分で腹をくくって社長になったわけじゃないの。主人が亡くなって、いきがかり上やってきただけ。だから、ピンチのとき、苦しいとき、「何とか頑張ろう、どんなことでも耐えよう、人生全部投げ打ってもいい」とまでは思えない。辛くなったら、「他人が悪い」「社会が悪い」「運が悪い」って逃げることばかり考えちゃうの。

経営者がこんなに腰が据わっていないんだもの、これから先もピンチのたびに経営が傾くに決まってる。ウィリーでも何でも、欲しい人にあげちゃった方が、みんな幸せよ。







syuhei

好きかどうかはともかく、自分で決断したことなら頑張れる




madamdx

そうね。考えて考えて考えて、そして自分で決めたことなら、何があっても、その時点で腹をくくってるもの。

私の場合は、それが芝居であって、ホテルではなかった。

アナタも、この店にいるってことは転職希望者なんでしょ? だったら、どんな判断であれ、最後は自分で決めて、腹をくくることが大切よ。

そうしたら、どんな状況に置かれても周りを恨まずに頑張れるし、次に転職を考えるときにも前向きでいられるでしょ。







確かにねえ。周囲に流されて物事を決めたら、反省も改善もしない。そんな人生は味気ないんじゃないかなあ。

あっハルカさんがカクテルを持ってきた。「ブラッディ・メアリー」かな?







haruka

仰る通りですわ、マダム。ご自分で決断しないことに人は頑張れない。

だったら、ここでもう一度、ホテル経営についてご自身で考えられてみては?










グラスに飾っているのはミントです。草の精(その4)では、ありませんわ。









madamdx

私はもう……。




haruka

マダム。考え抜いて判断するのは何かを始めるときだけではないのでは? 何かを辞めるときにも、それで絶対に成功するという確信が必要かと。特に経営者は。




madamdx

辞める決断?







haruka

決断なしに辞めることは「逃げ」、決断して辞めることは「前進」だと思います。ブラッディ・メアリーのカクテル言葉は「断固として勝つ」。辞めるにしても、勝って辞めましょう。ウィリーなんかに売り渡さずに。




専務

そうです! 他国のウィリーに買収されたホテルは、どこもヒドい目にあってます。私たちは買収なんて絶対に嫌です。




haruka

何か対抗策を考えられては? このシュウヘイ君も一緒にアイデアを出してくれますわ。






madamdx

えっ? 草の精(その4)君が?













専務

えっ?






















syuhei

えっ?













次回に続く


ハルカのワンポイントレッスン

どんな仕事を選んでも、絶対に安心なんてことはないし、将来が保証されるわけでもないわ。私たちができることは、自分で考え抜いて決めることくらいかしら。自分の決断に従ったのなら、後悔しないし、困難に立ち向かうパワーも出てくるものよ。




テキスト:細川義洋
イラスト:鳴海マイカ/ad-manga.com

転職バーのハルカさん シリーズ

第1回 コアントローの香り……あなた、良からぬことを考えているわね

そこそこのITベンダーで働くそこそこのシステムエンジニア「シュウヘイ」がふらりと入った「転職バー」。美人バーテンダー「ハルカさん」に首筋の匂いをかがれて……シュウヘイ昇天!


第2回 取りあえずビール? それともビール“を”飲みたいの?

転職活動中のエンジニア「シュウヘイ」がやっと獲得した内定に難色を示す美人バーテンダーの「ハルカさん」。「仕事をゆずれ」とすごむ「シタロー」さん――「転職バー」は、今日も波乱のヨ・カ・ン。


第3回 ブランデーがお好きでしょ?――あなたに夢を見せてあげる

転職活動中のエンジニア「シュウヘイ」は、スキルや経験をアピールしてもなかなか内定が取れない。彼に欠けている“あるもの”に気付かせるために「転職バー」のバーテンダー「ハルカさん」が招集したのは、ちょっと(いや、とても)乱暴な彼女、「サディスティック・ミミ」だ!


第4回 コーヒーのカクテルをいかが?――違いの分かる男は、違いを活用できる男よ

そこそこのシステムエンジニア「シュウヘイ」の転職活動は絶賛難航中。面接でヒドいことを言われ、ハルカさんになぐさめてもらおうと「転職バー」に立ち寄った彼の前に現れた、超絶かわいい3人娘「ファンシーメタル」。ガッツリさわるとモエちゃうぞ!


第5回 悩んでたって始まらない――ジャンプするのよ、「グラスホッパー」のように

「シュウヘイ」は煮え切らない男。転職活動で内定をもらっても、グズグズ迷ってチャンスを逃してしまう。そんなシュウヘイを見かねた「転職バー」のバーテンダー「ハルカさん」は、彼に巣鴨限定アイドル「ファンシーメタル」のプロデュースを持ち掛ける。夢に向かってチャレンジする彼女たちを見て、シュウヘイ発奮!……できるかな?


第6回 クレイジーフォーユー――狂おしいほど好きよ、タコ

そこそこのエンジニア「シュウヘイ」が「転職バー」で「ブラッディ・シーザー」を飲んでいると、男物のスーツを着た美女が現れた。「自分はスパイだ」と名乗る彼女、何やら大変な秘密があるようで……。


第7回 そこはアラスカのように熱く冷たい――ようこそ、シンギュラリティ“後”の世界へ

そこそこのエンジニア「シュウヘイ」は、メイド型ロボット「AKI」に起こされて目が覚めた。会社に行けば行ったで、シュウヘイの仕事は全部AIやロボットに取って代わられている。もしやシンギュラリティ!?


第8回 銀の弾丸はどこにある?――ワクワクにワクワクしちゃダメよ

そこそこのエンジニア「シュウヘイ」が「転職バー」のハルカさん(白)に会いに行くと、そこにいたのはハルカさん(黒)だった。彼女は「明日、素晴らしい会社がシュウヘイをスカウトする」と予言するが……。


第9回 あなたの“そんなとこ”が好き――七色の魅力を持つ男

そこそこのエンジニア「シュウヘイ」が足しげく通う「転職バー」には、いつも変わった人がいる。地域限定アイドル、スパイを名乗る3人組、顔色の悪い男……。さあ、今日は野球界のレジェンド(?)がお待ちかねだ。


第10回 別れる前に思い出して、カンパリオレンジのあの日々を

転職活動中の「シュウヘイ」は、現職の人事部長に特殊任務を命じられた。存在感の薄さを生かして彼が近づいた男の横には、アノ女が――!


第11回 白黒はっきりしなきゃダメ?――天国と地獄の境目

ハルカさんの弟の過去を知ってしまった「シュウヘイ」(転職活動中)は、彼女の幼なじみの「サディスティック・ミミ」に提案されて、彼が働いていた会社の人に会いに行く――あの、御社ってブラック企業なんですか?

第12回 感化しちゃうぞ☆――ブラックもホワイトもあっという間に慣れるもの

「ブラックだ」とウワサの「クロクロソフトサービス」にお試し就業した「シュウヘイ」。毎日竹刀で脅かされて、営業ノルマを課せられて――「エンジニアの転職」がテーマの連載なのに、妙な方向に爆走中!!!

第13回 遥か彼方に想いを寄せて――オンリーユーじゃダメなとき

僕はただの引きこもりじゃないぞ。ちゃんと働いているんだ!――新卒で入社した会社のスパルタ教育に耐えかねて家から1歩も出なくなったカナタ君の、超インドアな職業とは?


第14回 ここを外しちゃオサラバよ――思い出のにっがい黒ビール

アナタ、何を怖がってるの?――憧れのアイドル「ファンシーメタル」が自宅まで来てくれたのに、扉の外に出られないカナタ。深く傷ついてしまった彼の心を、シュウヘイたちは解きほぐせるのか?


激務な職場を辞めたいが、美女が邪魔して辞められない バックナンバー

第1回 僕、この美女地獄から永遠に脱出できないかも……

IT企業で働く平凡なエンジニア梧籐 剛、27歳。美人上司と可愛い過ぎる後輩に挟まれて日々開発にいそしむ彼には、誰にも言えない悩みがあった……。


第2回 壁ドンされたって、ドキドキなんかしない……んだから……ね……

ここは都内のとあるIT企業。退職を希望する27歳のエンジニア梧籐 剛は、上司に辞意を伝えたのだが、なぜか今日も山ほどの業務(アンドロイド開発、ただし人型の)を全力でこなしていた……。


第3回 せんぱいにだけ伝えちゃう! わたしの素直な気・持・ち

27歳のエンジニア梧籐 剛は、忙し過ぎる業務に嫌気がさし、思い切って上司に辞意を伝えたが、あいかわらず山ほどの業務(アンドロイド開発、ただし人型の)を全力でこなしていた。早く辞めたいと焦りはつのるが、本人の心にも一抹の迷いが……?


第4回 ハートに火を付けて! 燃えさかる案件の中心で辞意を叫ぶ

思い切って上司に辞意を伝えた27歳のエンジニア梧籐 剛。しかし状況は変わらず、今日も山ほどの業務(アンドロイド開発、ただし人型の)を全力でこなしていた。早く会社を辞めたいと焦りはつのるが、後輩の椎子に「まずはキャリア設計が必要だ」と言われ……。


第5回 「false」を返すと「null」で上書きする、そんな上司と働いています

一日も早く辞めたい27歳のエンジニア梧籐 剛。「ぼくのやりたいことはこれだったんだ!」と気付いたものの、後輩の椎子に、まだまだキャリア設計が甘いと指摘され……。


第6回 右手に椎子、左手にリナ。僕、ほんとはしあわせなんじゃ……

ついに転職先を探し始めた27歳のエンジニア梧籐 剛。「僕、ようやく進むべき方向がつかめてきました」ところが社長にバレて……?


第7回 せんぱい! せまーい密室で二人きりになりませんか?

相変わらず辞められずに激務をこなす27歳のエンジニア梧籐 剛だったが、今日のアンドロイドのバグは……草?不可避wwwww?


第8回 彼女が浴衣に着替えたら……ぼく、困っちゃう!!

可愛過ぎる後輩 椎子のサポートで、27歳のエンジニア梧籐 剛の転職に関する知識はだいぶ増えたのだが、肝心の転職活動がなかなか進まず、焦りはつのるばかり……。


第9回 せんぱい! わたしがゴールじゃダメなんですか!

業務(アンドロイド開発、ただし人型の)が小康状態に入り穏やかな日々を送っていた梧籐たちに社長から告げられたのは、まだ仕様があやふやなところが山ほどあるアンドロイドの緊急リリース命令だった。


第10回 アンドロイド(人型の)開発から、アンドロイド(人型の)による開発へ!

梧籐はあいかわらず山ほどの業務(アンドロイド開発、ただし人型の)を全力でこなしていた。しかし、ここへきて案件に異変が……?


第11回 脳が辞めたがってるんだ!!!

山ほどの業務に追われ続ける梧籐。しかし、新しく部下(ただし人型アンドロイド)ができて順風満帆!?


第12回 そのしぐさが心変わりのサインだなんて、ボク知らなかったよ……

アンドロイド駆動開発プロジェクトのマネジャーである梧藤、流行に乗り遅れまいと夏風邪をひいて会社を休んでいたら、何やら異変が……。


第13回 False! True!! ヨヨイのヨイ! 開発合宿でプレイ☆ボール

リナが投げて椎子が打つ!同業他社チームとの交流試合に、アンドロイド開発チーム(物理)のマネジャー梧籐 剛はどう仕掛けるか?!


第14回 「せんぱい! ヤメてください」――椎子の決意にボクのドキドキが止まらない!

アンドロイド(物理)3体と共に取り組んでいたIoT開発がいよいよテスト工程まで進んできた。このプロジェクトが終わったら、何をしようかな……そうだ、た・い・し・ょ・く???!


最終回 ベイサイドクルーズで、美女と暴走しちゃいました

「退職したい」「退職したい」と言い続けて、早2年半。どうやら本当に退職する日が来たようです。でも、その前に、この暴走屋形船を何とかしなくちゃ!


ドS美人面接官 VS モテたいエンジニア 転職十番勝負! シリーズ

第1回 入室しようとしたら、マサカリ投げられちゃいました

野望を胸に秘めて転職を志す、とあるエンジニア(28歳)がいる。今日は一番の本命企業、X社の面接だ。準備万端、張り切って面接会場に向かうが……。


第2回 おじぎをしたら、物理的に落とされちゃいました

本命のX社の面接に落ちた彼が今回向かったのは、第2志望のY社。今度こそ、面接を突破することができるのか……。


第3回 自己紹介中に「物理ローンチ」されちゃいました

2回連続で面接に落ちた彼だが、わずかな望みを失わず、今日も雨の中を面接会場に向かう。しかしそんな彼を、またしても試練が待ち受けていた……。


特別企画 きのこる先生×ドS美人面接官 来年は“モテ”エンジニアに絶対なる!

Web企業の人事担当「きのこる先生」と、「ドS美人面接官」が、密会という名の単なる飲み会で、この先生き残るエンジニアについて徹底議論を交わす……



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