ITサービスの開発や運用で重要視されるようになった「DevOps」。だが、DevOpsを実践しようとすると企業やチームで違いが生まれ、得られる成果も異なってしまうのが現状だ。どうすればDevOpsを“正しく”実践できるのか。
ビジネス環境や技術トレンド、顧客ニーズが激しく変化する中、企業はそうした変化に素早く、かつ柔軟に対応することが求められるようになった。ITに求められる役割も、これまでのようなコスト削減や業務効率化から、“変化対応力の高さ”へとシフトしてきている。
もちろん、ITだけで変化に対応することは難しい。人や組織、プロセス、テクノロジー、カルチャーなどを一体的に変革していくことが必要だ。そんな中、ITサービスの開発や運用で重要視されるようになった方法論の一つが「DevOps」だ。
DevOpsの取り組みが、コンテナ環境やマイクロサービスアーキテクチャの下で行われることが増えているが、基本的な考え方は、「開発(Development)と運用(Operations)を一体的に運営すること」にある。ただ、標準的な定義がないこともあり、人によってDevOpsを表す範囲が異なっている。CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)ツールを導入しただけでDevOpsと見なす考え方もあれば、アジャイル・スクラム開発やクラウドを必須とする考え方もある。
そのため、DevOpsを実践しようとすると、企業やチームによって違いが生まれ、得られる成果も大きく異なってしまうのが現状だ。結果として、取り組みが頓挫するケースも少なくない。どうすればDevOpsを“正しく”実践できるのだろうか。
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