“ビジネスのデジタル化”が加速し、DevOpsの取り組みが進展する中、IT監視の在り方も大きく変わろうとしている。DevOps推進のカギ、オブザーバビリティはなぜ重要視されるのか。複雑化するIT環境を効率良く監視するには何が有効なのだろうか。
“ビジネスのデジタル化”が進む中、これまでITをビジネスにしてきたWebサービス企業やEC企業だけでなく、製造や流通、金融といった一般企業にとってもITは欠かせない経営資源となった。今や全ての企業がソフトウェア企業になったといっても過言ではない。
ビジネスとITの一体化は、システムやサービスを開発するためのプロセス、組織、文化の一体化にも影響を及ぼしている。開発(Develop)と運用(Operation)を一体的に進める取り組みである「DevOps」が注目を集める理由もここにある。
もっとも、DevOpsを推進する上で注意したいポイントは、これまで当たり前に行われてきたIT運用の概念が大きく変貌している場合があることだ。例えば「監視」だ。
監視はIT運用における数十年の歴史がある分野だ。だがDevOpsでは、従来型の監視に加えて「オブザーバビリティ(可観測性)」の向上が重視されるようになっている。オブザーバビリティとは何か、なぜ重視する必要があるのか。DevOps推進のカギとなるオブザーバビリティの考え方と、その3本柱を紹介する。
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