人材も予算もない中小企業でHCIが導入できる理由――動画で学ぶ「HCI」活用ノウハウ【セミナー紹介】IT運用効率化の一丁目一番地

IT人材不足の深刻さが増す一方、ビジネスや業務のデジタル化は進み、ITシステムはビジネスにおいて不可欠の存在になっている。この背景を受け、ITシステムの運用で悩みを抱える企業をはじめ採用が広まっているのがハイパーコンバージドインフラ(HCI)だ。

» 2021年03月17日 10時00分 公開
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中小企業の52%が「IT人材不足」 深刻さが増す日本のIT運用現場

 ITシステムの運用管理は、IT担当者にとって大きな悩みの種だ。ビジネスのデジタル化が進む中、ITシステムはビジネスを遂行するうえで不可欠の存在となった。もしITシステムが止まれば、ビジネスが止まり、企業の存続を左右しかねない問題に発展する。

 だが、多くの経営者や業務担当者は、ビジネスが止まることを恐れるのと同じようにITシステムが止まることを恐れることはない。むしろ「システムは動いて当たり前」との考えのもと、「なぜシステムが止まったのか」と運用担当者を責め、「とにかく早く復旧すること」を声高に求める。IT担当者の悩みの種は、大きくなるばかりだ。

 IT担当者と経営者、事業部門との間に横たわるITシステム運用に関する認識のギャップは、数十年前から存在してきたテーマだ。ただ、このギャップが埋まるケースは少なく、近年ではむしろ拡大している。結果として、デジタルトランスフォーメーション(DX)に代表される企業の新しい取り組みを妨げる主要な要因にもなってしまっている。

 例えば、2018年に経済産業省が発表した「DXレポート」では、「システムの維持管理費が高額化し、IT予算の9割以上に」達しており、「IT人材が不足する中、レガシーシステムの保守・運用にIT・ソフトウェア人材を割かれており、貴重なIT人材資源の浪費につながっている」と指摘されている。ITシステムの運用管理に対して効果的な対策が打てないまま技術的な負債が積み上がり、結果として身動きがとれない状態というわけだ。

 中小企業庁が実施したIT人材の充足度に関する調査によると「IT人材が不足している」と回答した中小企業は全体の52%を占める。日々のIT運用管理に忙殺されることに加え、中小企業にはそもそも人材が足りていない。ITシステムの運用管理が日本全体でうまく回らなくなってきているのだ。

疲弊した運用管理現場の救世主――採用が進む次世代インフラ「HCI」

 こうしたITシステムの運用管理の実態について「システムは複雑化する一方、万年人手不足の状況です。運用管理も属人化し、動いて当たり前という利用者からのプレッシャーもきつくなっています。このままでは新しいことに取り組むのは非常に困難です」と、あらためて注意を喚起するのが富士通Japan 商品戦略推進本部の木村正平氏だ。

 「IT担当者の誰もが、手間をかけず運用したい、経験が浅い人でも運用できるようにしたい、システムを早くリリースできるようにしたいと願っています。特にオンプレミス環境に設置されたIT機器は、日々の運用はもちろん、調達から導入、設定まで含めて、できるだけシンプルにして業務効率を高めていきたいというニーズが高まっています」(木村氏)

 木村氏によると、そうしたニーズを受けて、中小企業も含めて幅広い企業で採用が広がってきているのが、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)だ。HCIは、サーバとストレージを一体化した次世代のITインフラであり、専門的なITスキルがなくても運用できることが大きな特徴だ。

従来型のオンプレミスとHCIの違い(出典:富士通)

 「複雑化したITを簡素化することで、システム運用の効率化を実現し、DXに向けた新しい取り組みをするための時間と予算を作り出すことができます」と木村氏は主張する。

 ITインフラ運用管理の課題を解消するためにHCIを導入する潮流は、世界中で起きており、さまざまなITベンダーがHCIを提供している。その中でもより少ないコストで導入でき、管理が容易で、高いセキュリティを提供するHCIが「Windows ServerだけでつくるHCI」だという。日本マイクロソフトの認定トレーナーである赤井誠氏は、こう説明する。

 「『Windows Server 2019 Datacenter』には、HCIを構成するための機能が標準で含まれています。HCIを構成するために専用のソフトウェアやライセンスを追加導入する必要はありません。仮想環境でWindowsをゲストOSとして動作させる場合のWindowsのライセンスも不要です。2台のタワー型サーバをケーブルで直結し、最小単位のHCIを構成することもできます」(赤井氏)

Windows ServerだけでつくるHCIの利点(出典:日本マイクロソフト)

富士通Japan 木村氏、日本マイクロソフト 赤井氏、富士通 尾藤氏が登壇

オンラインセミナー「Windowsサーバの運用管理をラクにする次世代インフラとは?」(主催:富士通Japan)

「FUJITSU Server PRIMERGY」で「Windows ServerだけでつくるHCI」を構成する

 この「Windows ServerだけでつくるHCI」をサーバ製品「FUJITSU Server PRIMERGY(以下、PRIMERGY)」で構築し提供するソリューションを展開しているのが富士通だ。富士通のPRIMERGY商品企画部 シニアマネージャーの尾藤篤氏は「ITシステム運用管理を効率化することは、DXを推進するために必要不可欠な取り組みになってきました」と指摘し、こう話す。

 「データとデジタル技術を活用したビジネスモデルの変革による競争力の維持、2025年に予測される既存システムの老朽化やIT人材不足を乗り越えていくために、DXを推進することが求められています。DXの実現には、簡単に導入、運用でき、高い信頼性を持ったインフラを整備していくことが重要です。富士通はPRIMERGYを用いて、信頼性が高く、誰でも簡単に操作できるHCIを提供しています。定評のある品質保証や検査体制、サポート体制のもと、マイクロソフトと密接に連携しながら、お客さまのニーズにあったHCIを提供できます」(尾藤氏)

 ITシステム運用管理の現場が疲弊する中、HCIへの期待はますます高まっている。さらに、より使いやすく導入しやすいHCIへのニーズも高まっている。Windows ServerとPRIMERGYで構成するHCIは、そうした顧客ニーズに応えられるソリューションとなる。

 では、HCIを導入することで、企業は、具体的にどう業務を効率化し、DXに向けた新たな取り組みを始めることができるようになるのか。そもそもHCIとはどのような仕組みであり、導入や運用に当たっての注意点や気を付けるべきポイントは何か。人材不足や予算獲得が難しい中小企業で導入、運用できるのか。

HCI導入のポイント(出典:富士通)

 3社はHCIに対するさまざまな疑問に応えるべく、共同セミナー「サーバ管理者必見 Windowsサーバの運用管理をラクにする次世代インフラセミナー」を開催している。

 セミナーには、富士通Japanの木村氏、日本マイクロソフトの赤井氏、富士通の尾藤氏が登壇し、企業を取り巻くビジネスとシステムの課題から、HCIの基本的な仕組み、Windows Serverで構成するHCIの特徴と4つのメリット、PRIMERGYを構成する信頼性や運用性の根拠、DXに向けたロードマップを解説する。

(左から)富士通Japan 木村正平氏、富士通 尾藤篤氏、日本マイクロソフト 赤井誠氏

 HCIの知識がない人はもちろん、DXの実現に向けて悩みを抱える人まで、幅広い人の興味に応えられるセミナーだ。悩みの種の解消に向けて、視聴してみてはいかがだろうか。

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提供:富士通株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2021年3月31日

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