専門家による全面サポートで安心、コストの悩みも解消 「顧客の悩み」から生まれたクラウド移行キャンペーンは何がすごいのか「移行したいが、どうすれば?」を全面サポート

働き方の変化やデジタルトランスフォーメーションを見据え、クラウド移行が最適な選択肢だと考えるIT担当者は多いだろう。だが、問題は「具体的にどう始めればいいか分からない」ということだ。

» 2021年04月21日 10時00分 公開
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 コロナ禍をきっかけにクラウド活用の機運が高まっている。企業がクラウドに求めるものも変化しつつあり、単に既存のシステムをクラウドに載せ替えるだけではなく「デジタルトランスフォーメーション」(DX)を視野に入れた動きが広がっている。

 DX実現の第一歩としてクラウドを活用するためには、自社のDX方針に合ったクラウドサービスを選ぶことが重要だ。高い信頼性やオンプレミスを中心とした既存環境との親和性、ライセンス面でのコストパフォーマンスなど検討すべき内容は多岐にわたるが、これらの検討事項を抜け漏れなく、精査するためには「クラウド移行のノウハウ」が必要になる。初めてクラウド移行を進めようとする企業にこうしたノウハウはないため、クラウド移行を阻む要因になっている。

移行の不安を解消し、プロジェクトを前進させる日本マイクロソフトの支援

 Microsoftはこうした背景から、クラウド移行の道筋を整理したフレームワーク「Microsoft Cloud Adoption Framework for Azure」(CAF)を策定している。過去の成功事例に基づき、クラウド導入の一連のフェーズをどのように進めていけばいいかを具体的な方法論をセットにしてまとめたものだという。

 日本マイクロソフトはこのフレームワークを基に「クラウドへの移行ステップ」として、具体的なクラウド移行の進め方を「サーバー棚卸し/アセスメント」「クラウド利用体制構築」「アーキテクチャデザイン」「PoC(テスト運用)」「クラウドへの移行作業」「管理・運用トレーニング」という6つの段階に分けて提案している。

 ここから、オンプレミスの業務アプリケーションやファイルサーバーをクラウドに移行する際、何に留意し、何を準備しなければならないかが見えてくるだろう。

画像 クラウドへの移行ステップ

 ただ、ガイダンスがあっても自社で進める中で「本当にこれでいいのか」と不安になることはある。「できれば豊富な経験を持つ専門家に、客観的なアドバイスやサポートをしてもらいながら進めたい」と考えるのは自然なことだ。

画像 日本マイクロソフトの久保陽子氏

 日本マイクロソフトの久保陽子氏(マーケティング&オペレーションズ部門 シニアビジネスプログラムマネージャー)は「企業から『複雑で高度な要求に応えられる高いスキルを持ったパートナーによる支援が必要だ』といった声が上がっている」と語る。

「令和のサーバー移行支援キャンペーン」

 こうした切実なニーズを踏まえ、日本マイクロソフトは「Microsoft Azure」(以下、Azure)移行に関する高い専門性と豊富な実績を兼ね備えた10社のパートナーとともに「令和のサーバー移行支援キャンペーン」を開始した。「Azure Everywhere」という、パートナー各社が提供する、クラウド移行の6つの段階に対応した支援策(ソリューション)を利用できるだけでなく、利用料の一部、50万円相当を日本マイクロソフトが負担して、コスト面での不安も軽減させるキャンペーンとなっている。

 このキャンペーンは、コロナ禍以前から発生していた「クラウド移行に関する顧客の悩み」から生まれたものだという。「クラウドをやってみたいけれど、コストが足りなかったり、自力では手が回らなかったりして何も進んでいない」というクラウドへの挑戦を後押しする内容となっている。

画像 パートナーが提供する、クラウド移行の6つの段階に対応したソリューション

 以下、Azure Everywhereを利用したクラウド移行の進め方を説明する。

サーバー棚卸し/アセスメント

 クラウド移行の検討に当たって最初に取り組む必要があるのが、サーバーの棚卸しとアセスメントだ。このステップを抜きにしては、その後のアクションが何も決められないという。

 パートナーの支援を得ながら、ハードウェアだけでなく、ソフトウェアやデータといった資産全体を棚卸しする。この作業を通して「どれをクラウドに持っていくべきか」「どれはオンプレミスに残すべきか」を分類することで、具体的な移行プランにつなげられる。移行プランに従ってロードマップを整えれば、コスト削減効果やその他のメリットがどのくらい得られるかも明らかになる。

クラウド利用体制構築

 クラウド利用体制の構築は、クラウド移行に当たって企業が必ずどこかで直面する「壁」だ。IT担当者は技術には明るいが、クラウド利用に関する社内体制や人員配置、ガイドラインの策定、セキュアに運用するためのルール整備は専門外、ということがある。何を参照し、誰の意見をヒアリングすべきかさえ分からず、プロジェクトが止まってしまうこともある。

 そこで経験豊富なパートナーとともにクラウド活用に必要な企業内の組織構造を整備するとともに、クラウドシステムの運用ルールやガイドラインを整備して運用体制を整える。

アーキテクチャデザイン

 棚卸しを踏まえ、クラウドに何をどのように移行するかを決め、その運用体制も整備したら、自社にとってどのようなアーキテクチャデザインが最適かを検討することになる。同時に「IaaS(Infrastructure as a Service)で構築すべきもの」「PaaS(Platform as a Service)で構築すべきもの」「オンプレミスに残すべきもの」を整理する。その上で、これら全てをどう一元管理していくかという全体像を描く必要がある。

 ここで重要なのは、既存のものを整理せずに全てクラウドに移行するのではなく、データの性質やアプリケーションに応じてオンプレミスも活用し、ハイブリッドな観点で最適なデザインを検討することだ。そこを見極めた上で、経験豊富なパートナーが最適な設計を提案する。

PoC(テスト運用)

 計画とアーキテクチャが出来上がったら、次は「小さく試して結果を確認する」段階に進む。PoCは一般的に「概念実証」の意味があるが、ここでは「テスト運用」といった意味合いが強い。

 本番環境と同様のシステムを整え、パートナーの手を借りながら確認を進める。その結果を踏まえて、必要に応じて修正、検証を繰り返すことで、システムのあるべき姿に近づける。

クラウドへの移行作業

 PoCの後はいよいよ移行作業に着手する。従来のシステム構築と大きな違いはないが、クラウド移行を支援するミドルウェアやツールをうまく活用すれば作業効率を上げられる。

 ここで大切なのは、オンプレミスで動いているシステムの動作やエンドユーザーの操作に影響がない形で移行を進めることだ。パートナーは現在の業務に支障がない形の移行計画を立て、移行作業を支援する。必要に応じて、移行コストや期間を削減できるマイグレーションツールも利用できる。

管理・運用トレーニング

 クラウドにワークロードを持っていけばそれでプロジェクトが完了するわけではない。クラウドの良さをフルに活用して、自社のDXにつなげるためには新たな知見を見いだし、次の改善につなげることが重要だ。

 そこでこのステップでは、「Azure Portal」を用いてAzureとオンプレミスを組み合わせたハイブリッド環境の運用に慣れ、最適化するためのトレーニングをパートナーが提供する。

中立的な第三者機関による能力の認定を得たパートナーが支援

 このキャンペーンを支えているのが、さまざまなソリューションを提供するパートナーの存在だ。

 日本マイクロソフトのパートナーの中でも、Azureに関する技術力や豊富な支援実績を持つパートナーが参画している。これらのパートナーは中立的な第三者機関による能力の認定が必要な「Azure Expert MSP(Managed Service Provider)」や「Advanced Specialization」を取得、あるいは取得準備を進めている企業だ。これまでの関係性や口コミなどには左右されない、客観的に認められた実績を備えているといえるだろう。

画像 Azure Expert Managed Service Provider/Advanced Specialization(出典:日本マイクロソフト)

 こうした高いスキルを持ったパートナーが、クラウドに関する豊富な知見を生かし、CAFをベースにした方法論に沿ってクラウド移行を支援することで、技術面はもちろん、組織体制やガイドラインの整備、トレーニングによるスキル移転に至るまで、クラウド活用に必要なさまざまな支援をする。

事前の体験型ワークショップで具体的なイメージをつかみ、安心して次のステップへ

 このように支援パートナーはクラウド移行の懸念を解消するためのさまざまなソリューションを提供している。だが、「もっと具体的な支援内容を知りたい」「導入後のイメージを確認したい」と考えるIT担当者もいるだろう。

 令和のサーバー移行支援キャンペーンに参画するパートナーはその声に応え、支援内容に関するウェビナーやデジタルコンテンツを用意している。クラウドの必要性は理解しているがどう進めるべきかイメージが湧かない担当者向けの体験型ワークショップも開催している。

ウェビナー
日時 タイトル パートナー
2021/5/14 16:30-17:30 かつての戦略や手法がいまや足かせに?今、クラウドでの基盤を検討する企業が知っておくべきアプローチとは「Ready by Design」 アバナード
2021/5/19 16:30-17:30 まだクラウド移行してない!?まだ間に合う、今から始めるAzure移行 SBテクノロジー

ワークショップ(少人数限定)
日時 タイトル パートナー
2021/4/30 14:00-17:00 【DXへの最初の1歩】クラウド移行に必要なステップを理解しよう!Azure Migrate無料オンラインワークショップ ソフトバンク
2021/5/20 14:00-17:00 実践!Azure移行ワークショップ〜Azure Migrateハンズオン&デモでAzure移行ステップまるわかり〜 AZPower
2021/6/17 14:00-17:00 実践!Azure移行ワークショップ〜Azure Migrateハンズオン&デモでAzure移行ステップまるわかり〜 AZPower
2021/5/18 13:00-17:20 既存環境の棚卸しから実際のツールの使い方まで /クラウド移行成功のステップを理解する!Azure移行ハンズオンセミナー 日商エレクトロニクス
2021/5/14 14:00-17:00 【DXへの最初の1歩】クラウド移行に必要なステップを理解しよう!Azure Migrate無料オンラインワークショップ ソフトバンク
2021/5/28 14:00-17:00 【DXへの最初の1歩】クラウド移行に必要なステップを理解しよう!Azure Migrate無料オンラインワークショップ ソフトバンク
画像 日本マイクロソフトの間瀬千里氏

 日本マイクロソフトの間瀬千里氏はこうしたコンテンツやキャンペーンのメリットを次のように語る。

 「パートナーが提供するさまざまな支援策を利用することで『クラウドに移行したら自社のビジネスや環境はどう変わるのか』『クラウド移行を成功させるためにどのようなアプローチが必要か』といった疑問を解消できるはずだ。利用した企業からは『事前に、クラウド移行で得られる具体的なメリットやステップが分かるので、社内の承認がスムーズに得られた』という声もある」

 クラウド移行で二の足を踏んでいたIT担当者は、これらのコンテンツとキャンペーンをうまく活用することで次のステップに進むことができるだろう。

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提供:日本マイクロソフト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2021年5月25日

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