QAの責任は重い。だから楽しいテクノロジーと不動産、異色の組み合わせを品質でつなぐ

衣食住。生きる上で不可欠な3要素にもかかわらず、なぜ住だけがいまだに不便なままなのか? 不動産というデジタル化待ったなしの領域で、QAエンジニアができることとは。

» 2021年09月08日 10時00分 公開
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 「テクノロジー×イノベーションで、人々に感動を。」――現在は不動産ビジネスの変革を中心に、X-Tech(クロス・テック)領域のビジネスに取り組む「GA technologies」(以下、GA)は、2013年に樋口龍社長含む3人で創業し、現在では社外取締役にプレイステーションの生みの親、久夛良木健氏も名を連ねるテクノロジー中心の企業だ。

 不動産業界というテクノロジーとは縁遠い領域に、人と人とのつながりを含めあらゆる「品質」を高め、煩わしさをなくすことを理想として進むGAグループは、不動産にまつわる、借りる、貸す、買う、売る、投資するをサポートする「RENOSY」や、セルフ内見型お部屋探しサイト「OHEYAGO」、中華圏向けに日本の不動産を紹介する「神居秒算」などのサービスを提供するだけでなく、社内で活用するバックオフィス系システムや自社メディア運営のCMSも自社内で構築しているという。

 その中で、「品質向上」にプロフェッショナルな手腕を発揮しているのが、Product Development Division/QA シニアマネージャーの柿崎憲さんだ。本記事では、柿崎さんの考えるGAの魅力や、GA、そして同氏が見つめる視線のその先に何が見えているかを、インタビューを通じ明らかにしていこう。

GA technologies Product Development Division/QA シニアマネージャー 柿崎憲さん

GA technologiesという“場”

 GAは現在、主に不動産業界をよくするためのサービス群を開発している。「あえて“現在”と付けた理由は、今後その他の領域にも進出することを計画しているからです」と柿崎さんは説明する。いまもGAは、不動産に関連する金融や建設領域なども手掛けている。レガシーと呼ばれる領域に、テクノロジーとイノベーションで価値提供をしていく。それが、GAが目指す世界なのだ。

 「RENOSY」や「OHEYAGO」をはじめとした多くのB2Cサービスを、グループ企業を含めて提供している。さらに、社内不動産エージェントの顧客管理システム、投資用不動産情報の仕入れ業務効率化システムや賃貸管理を効率化するシステムなど、社内システムのほとんどを内製しているという。

 「いずれのシステムも、何らかの形で相互連携しています。最終的にはワンクリックで不動産購入ができる、不動産業界のAmazonを目指すというのもGAの理念の一つです。テクノロジーの力で、煩わしいことをなくし、一気通貫の不動産体験を提供することが理想です」

 これらのシステム構築を支えるのが、GAのエンジニアたちだ。グループ企業を含めると180人強のメンバーがこれを構築、運用している。全社員の28%を占めるエンジニアには、AIを専門とした研究チームや、フロントエンドのエンジニアなど多彩な人材が含まれている。

 AI部門は、いわゆる研究開発部門に相当し、直接的なプロダクトは作っていない。技術を研究し、それを応用できるものを作り出す。それをもとに、プロダクトデベロップメントディヴィジョン(以下、PDD)が活用できるよう、API連携の仕組みを作り込む。これにより、研究部門が作った技術を、サービスとして、プロダクトとして提供可能となる。

 PDDは、toC向けのサービスや社内向け業務効率化システムを開発するエンジニア組織だ。開発、運用を行うサーバサイドのみならず、横断的にプロダクトに関わるSREや、柿崎さんが属するQAチームも含まれている。

 「QAチームはこの会社の要。とはいえ、現在メンバーは8人です。プロダクト開発のメンバーは社内に120人強くらいいて、必要とされるチームに、必要とされるタイミングで、QAチームがソフトウェアテストやプロダクトの試験などで協力し、重要な局面でリソースを提供するスタイルで動いています」

エンジニアが過ごしやすい環境とは

 GAは、エンジニアがそれぞれの役割をこなしつつ、創業期のような活発なコミュニケーションが行われ、エンジニアとして働きやすい環境が整っているようだ。

 柿崎さんは、「社長の樋口はエンジニア出身ではありませんが、エンジニアリングに対するリスペクトは並々ならぬものがあります。エンジニアとして成長したい、正しく評価されたいという人にはいい環境だと思います」と述べる。各エンジニアの評価はCTOが最終的なジャッジを行う。もちろんCTOはエンジニア出身であり、流儀も正しさも理解した上で、成果が出せているかの評価が行われている。

 柿崎さんいわく「居心地も最高」。GAには、レガシーエリアでありがちな営業vs.エンジニアといった構図は存在しない。

 「ビジネス部門とエンジニアでギスギスするという話が、びっくりするくらいないですね。エンジニアはビジネス部門に対するリスペクトがあり、ビジネス部門もエンジニアに対して理解があります。創業当初から、お互いにリスペクトし合っているのが、GAの特徴です。だから居心地がいいのでしょう」

 新規プロダクトも、ビジネス部門とエンジニアが協業し合って作っていく。密に要件定義をし、将来的な運用を見据えた設計をし、正しく実装する。「もちろん、やり始めて分かること、不動産業界の法律が途中で変わることもあります。そこはアジャイル開発の流儀をもとに、優先順位を付けてフレキシブルに行っています。GAの開発は、ビジネス部門とエンジニア部門が相互に連携してやっているのです。そして、ユーザーとも近い。エンジニアにとって、理想の環境です」と柿崎さんは断言する。

GAにおける「QA」の重要性

 柿崎さんはこれまでも、ソニー・コンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)やミクシィなどで品質保証に携わってきた、「ザ・QAエンジニア」だ。GAのQAチームの特徴は、「社長の樋口が品質に強いこだわりを持っているため、常に高品質を求められること」と断言する。

 柿崎さんがGAに入社したのは2018年だ。当時からプロダクトの品質向上は命題だったという。お客さまに提供するサービスの全ての品質を極限まで高める、というのがGAの目指すものだ。気持ち良く製品を使ってもらい、満足してもらうこと、それをGAの全てのメンバーが目指している。QAチームも、プロダクトの品質を究めるべく切磋琢磨(せっさたくま)している。

 「Webサービスやプロダクトの提供でお客さまに良い体験をしてもらうのはもちろんのこと、不動産という高額な商品を扱っていること、最終的には不動産エージェントが対面で会話する人対人のコミュニケーションが発生すること、これら全てで『品質』を高めるという強い思いが会社全体にあるのです」

 QAは開発にブレーキをかけることになるため、普通の会社なら煙たがられる存在かもしれない。しかし、GAにはそういうことが一切ない。QAチームとして、その環境は非常に恵まれていると感じつつも、柿崎さんはその責任の重さも痛感している。

 「自分のひと言で、品質を高める行為が一気に走りだします。だから言葉の責任は重い。『ここまずいよ』という指摘をする際には、情報の裏付けをしっかりしなければなりません。そういった強い責任を、QAエンジニアとして感じています」

“GAスタイル”が似合うエンジニア像とは

 現在、柿崎さんはQAの仕事の一環として、プロダクトの「認証部分」の強化を行っている。GAは取り扱う商品、そして取り扱う個人情報の重要性が極めて高いため、セキュリティ面で事故を起こさぬよう万全を尽くさねばならない。そのため企画段階からQAチームのレビューを繰り返し行い、認証、認可の仕様をよりセキュアにすべく、意見を形にしているところだ。柿崎さんはこれまでもQAエンジニアとして活躍してきたものの、仕様から作成に携わることは少なかったという。

 「これこそが自分のやりたかった世界観。それをリアルタイムで、高いレベルで実現できています。エンジニア人生でやりたいことがいろいろある中で、課題を持った会社に出会うことができました」

 かつて、柿崎さんの野望は「QA業界で名をはせたい」だった。過去形であるのは、「いまはそんな野望もなくなりました。なぜなら、GAで働くことと自分の野望がほぼ一致しているから」と、こともなげに話す。会社のやろうとしていることと、柿崎さんが目指していたものがマッチし、野望もエゴも消えてしまったのだという。エンジニアとして、これほど幸せなことがあるだろうか。

 「正直、大変です。エンジニアの原理原則にのっとり、誠実な行動をとり続けなければならないので。でも、きついけれど、やればやるほど力が付くんです。自分の弱い部分に向き合い、成功させたときの達成感は言葉にできない。修行僧みたいな心境かもしれません」

 GAには「GA GROUP SPIRITS」と呼ばれる5つのバリューがある。

  • WILL 強い意志
  • PROFESSIONAL プロフェッショナルである
  • WIN-X 共に勝つ
  • HEART 人としてちゃんとしよう
  • GRIT やり抜く力

 これらは採用要件や評価項目にもなっているという。「会社全体として特に『人としてちゃんとしよう』が重要だと思っています。自分も油断すると低きに流れるタイプなので、そうならぬようにこの言葉をかみしめています」と述べる。

 「個人的には、好奇心の旺盛な人が良いと思います。自分でやっている業務に対し、何らかの発展を目指せる人、そういう原動力のある人と一緒に働きたいです」

 GAでのエンジニアライフは「キツ楽しい」と端的に述べる。長い間デジタル化できていなかった領域を、ビジネス部門とエンジニアたちがタッグを組んで取り組む。「分かりやすく不便が解消され、お客さまに喜んでもらっているのを、日々目の当たりにしています。日々の生活において「衣食住」は欠かせません。にもかかわらず、住はいまだにアナログです。今後日本は、資産形成や老後2000万円問題など住まいや資産に関わる問題がたくさん出てきます。そこにヒットするのがGA。社会的意義が感じられる会社だと思います」と述べる。

 「降って来る課題は常に難しく、大変。でもその課題をクリアすることで、エンジニアとして成長できる土台があります。対応しなければならないことが増え、業務領域も常に拡大しています。絡む関係者も多く、調整も少なからず求められます。だからこそ、エンジニアとして成長できる。それがGAで働く醍醐味(だいごみ)だと思います」

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提供:株式会社GA technologies
アイティメディア営業企画/制作:@IT自分戦略研究所 編集部/掲載内容有効期限:2021年10月6日

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