技術を爆速で習得中のミサトさんの「人生が一番面白く転がる選択」目標となる先輩がいる、助け合えるチームがある

日頃はEC業界のエンジニアとして八面六臂(ろっぴ)の活躍をし、クリスマスには子どもに夢を届けるサンタさんになる。将来、誰かの家族のような存在になれるために、憧れの先輩のような存在になるために、ミサトさんのほがらかなチャレンジは続く――。

» 2022年02月21日 10時00分 公開
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 ECサイト構築システム「EC-Orange」をはじめ、業種を問わずさまざまな企業のECサイトの開発を支援してきた「エスキュービズム」は、その知見を生かし、より大規模なECシステム開発事業に特化した新会社として「コマーステクノロジー」を設立した。その初期メンバーの一人が、エスキュービズムで、フロントエンド、バックエンド、そしてインフラと一通りの開発を経験してきたミサトさん(29歳)だ。

 「ECという領域は絞っているように見えて、実は幅広い世界です」と語るミサトさんは、幾つかのプロジェクトを経て、現在は大手不動産企業のECサイト構築にインフラチームの一員として携わっている。実は文系出身で、いわゆる「ソフトウェアエンジニア」的な仕事に携わったのはエスキュービズムに転職してからが初めてだったという。彼女はどのようなステップを経て今の業務に携わるようになったのだろうか。

コマーステクノロジー エンジニア ミサトさん

年功序列の組織に息苦しさを感じ、可能性を求めて転職を決意

 ミサトさんは大学進学時には「弁護士になろう」と思っていたが、実際に学び始めるとちょっとイメージと違うなと感じるようになった。そんな彼女にとって大きな転機となったのは、大学3年生のときに経験したインターンシップだったという。

 「インターンシップでプログラミングを初めて体験し、面白いなと感じました。主に設計をやって実装は少しだけでしたが、これを機にエンジニアになろうと思って就職活動をしました」

 「面白そうな仕事を」と考えて入社した企業で、機械学習技術を用いた音声認識技術に携わることになった。今でこそ多くの注目を集める分野を先取りしていた形だ。

 「入社前は華やかなイメージを抱いていたのですが、実際に働いてみると非常に泥臭い仕事でした。音響モデルを作っては検証し、修正してはまた検証し……という作業の繰り返しで、こんな小さいことの積み重ねなんだという驚きがありました」

 何も分からない状態から入社したが、高校物理の教科書からやり直す一方で論文なども読み込み、勉強しながら成長していくことに面白さと手応えを感じながら働いていた。一方で、疑問も少しずつ頭をもたげるようになった。

 一番大きかったのは、年功序列型の組織の在り方だった。「同じ部署に、1つ年上の先輩がいました。その人がいなければ部署が成り立たないくらい優秀な人でしたが、他の同年代の社員と同じ給料でした。年齢で給料が決まるのなら、私は来年、先輩の今と同じくらいの給料になる。1年間どんなに頑張っても先輩の域には達せないのに。それは違う、申し訳ないと思いました」と当時の思いを振り返るミサトさん。子育てとの両立に奮闘している女性の先輩の姿を見て、自分が同じ立場になったときに果たして同じようにやっていけるのだろうか、という不安も感じたという。

 将来のキャリアの可能性を考えても、もっと幅広い技術に触れる方がいいのではないかと考え始めた。

 「音声の仕事を10年続けたら、転職しても音声関連の仕事に絞られるだろうと考えました。今後の人生を考えると、若いうちに他の領域も見てみたいと思いました」

「何もないって、何でもできる」 爆速で一通りの分野を経験

 幾つかの企業の面接を受け、大手外資系ITベンダーにほぼ決めていたところに出会ったのが、エスキュービズムだった。

 「『ま、受けてみるか』という軽い感じでしたが、最初の面接後にすぐ『ちょっと待っててね』と言われて、その場で内定通知書をもらったんです」と、ミサトさんに強いインパクトを残した面接になった。

 「私は『人生が一番面白く転がる選択をしよう』を人生の軸に置いています。その時点までは安泰な外資系の企業でいいかなと思っていたのですが、あまりに面接時のインパクトが強過ぎて、『あ、何か面白い会社だな』と。エスキュービズムに行った方が絶対面白いだろうと感じて決めました」

 転職活動の中で考えた「なるべく上流工程に携われる」「何らかの強みを持つ」という条件にも合致していると判断した。

 ミサトさんが入社後最初に携わったのは、とあるECサイトのリプレースプロジェクトで、フロントエンドエンジニアとしてチームに加わった。次のプロジェクトでは、バックエンドエンジニアとして、自社プロダクトのAPI開発に携わった。その後、そのプロダクトを用いたECサイトリプレースの支援に加わり、現在は大手不動産企業のモールのリプレース案件にインフラエンジニアとして参加している。

 ほんの数年で、フロントエンドとバックエンド、インフラと一通りの経験を積むことになった。「できるエンジニアの知り合いと3年ぶりに会って今までやってきたことを説明したら、『爆速でいろんなことをやっていて、めっちゃいいんじゃない』って言われました」とうれしそうに話すミサトさん。音声技術とは異なり、「よくWeb開発で用いられる言語を用いてECサイトを作っていくのがメインの仕事であり、ECに閉じるのではなく、むしろ武器が増えていく感覚です」と言う。

 「何もないって、何でもできるのでいいですよね」とミサトさんは言う。ミサトさんには、「絶対にこの技術じゃないと嫌だ」といったこだわりはない。大事にしているのは「この人たちと働きたい」という思い。チームで働くことを楽しんでいる。

 周囲を見渡して感じるのは、「トガったものを持っている人ほど、それにこだわらない」ということだ。自分の強みを生かしたいと考えるのは当たり前だが、必要とあればそれ以外の領域もやっていくという良い意味でのトガり方が重要だと感じている。

頼りになる先輩に恵まれ、シンプルな評価基準の下で力を発揮

 ほぼ未経験から始めたエンジニアの仕事は、実務をやりながら覚えてきた。それが可能だったのは、知らない何かを「面白そう」と興味を持てるミサトさんの性格と、頼りになる先輩の存在だ。

 「私ができる範囲の仕事がまず振られて、それをひたすらこなしていくことで一通りの知識を身に付け、分からないことを分かるようにしていきました。初めてインフラチームに入ったときには、『ステップ1でこれをやり、ステップ2でこれをやる』という具合に順番にやっていけば、全体感がざっくり分かる私専用の課題を作ってくれました」

 そんな頼りになる先輩の一人がリョウさんだ。

 「私とは見ている景色が全然違うな、と思うことが度々あります。私が2カ月先までしか見ていないとしたら、リョウさんは1年後、2年後まで見えている感じがするんです。背中を追っていけば、いつかその景色が見えるのかなと思いながら仕事をしています」

 インフラチームを率いるリョウさんは、まだ30歳だ。だがお客さまや他チームと対等に意見を言い合い、プロジェクトを引っ張っている。前職で感じた年功序列の壁はそこにはない。逆に50代のベテラン社員でも、管理業務に煩わされることなく、現場でチームを率いているという。

 「給与にも気持ちいいくらいに年齢の差はありません。頑張ったら上げてもらえるので不満はありません」

サンタさんと仕事の両立ができる「チーム」として働ける職場

 エスキュービズムでは、インフラをはじめとする技術面での経験だけでなく、オフショアを含む別のパートナーと協力し、プロジェクトを管理するための経験も積んできた。顧客が決めた仕様に沿って設計を担当し、インフラを管理するためのコードを書き、相互レビューを行い、必要に応じてオフショアチームに指示を出し……と、八面六臂の大活躍だったこともある。今後も周りのやり方を見て良いところをまねしながら、いずれはもっと上流での仕事に携わっていきたいという。

 「別の会社の人と同じチームとして動く場合、相手がどんな人か分からないこともあります。ですので、質問がきたらすぐ返したり、早めに作業を進めたり、なるべく印象を良くして信頼してもらえるようにしています。そうすれば、うまくいかないときややらかしてしまったときに相手も話しやすいかな、と思って」

 プライベートとの両立もしっかり実現している。「『チャリティーサンタ』というNPOでボランティアをやっています。クリスマスイブにいろいろなご家庭を訪問してお預かりしたプレゼントをお届けする活動です。その際に、『今年1年頑張ったね、来年も見守っているよ』と約束し、親御さん以外にも見守っている人がいるんだと子どもを励ましています。そのため、毎年クリスマスイブはお休みしています」

 ミサトさんがサンタさんであることは、同僚たちも知っている。あるとき、12月に入ってもクリスマスイブに休暇申請を出していないことを上司が心配し、「今年はサンタをやらないの?」と聞いてきたこともあったほど、周りがその活動を理解してくれている。

 そんな「チームとして働ける」会社だからこそ、この先ライフステージが変化し子育てをするようになったとしても、変わらずやっていけると確信している。より正確にいえば、男女関係なく、互いの事情をカバーし合いながら働ける環境だからだ。

 「今のチームは、急に誰かが1週間休んでも他の人がそれをカバーするし、誰もカバーすることを気にしないという、戦力としても関係性としてもとても良いチームです。このチーム力をプロジェクト全体に広げられたらもっとうまく進んでいくのかなと思っています」

 10代のころから「家族以外にも、家族と思える人を持つようにしよう」と意識し、父親や母親のように頼れる存在をたくさん作り、助けてきてもらったというミサトさん。10年後には、自分がやってもらってきたことをやる側になり、誰かの家族のような存在となり、良い影響を与えられる人になれればと考えている。

 仕事でもそうだ。「私がにっちもさっちもいかなくなったときに、一緒になって問題を切り分け、細分化してくれて、『まずここからやっていこうか』と軽く言ってくれたりします」というリョウさんのような頼りになるエンジニアになり、ECのプロフェッショナル企業として、顧客に近いポジションで課題を解決していきたいと考えている。

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提供:株式会社コマーステクノロジー
アイティメディア営業企画/制作:@IT自分戦略研究所 編集部/掲載内容有効期限:2022年3月14日

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