上流フェーズからプロジェクトにかかわり、UI/UX駆動で価値を提供する「Alceo」作り切ることに責任を持つ

UI/UXデザインとシステム開発をシームレスに融合し、真のサービス価値を生み出すプロ集団の挑戦。

» 2023年03月31日 10時00分 公開
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 「シンプレクス」について世間で最も広く知られているのが、金融系ITコンサル業だ。

 金融サービスのデザインや当局対応のサポートはもちろん、コンサルティング、システムの全体設計から実装、運用保守までを支援できる数少ない企業の一つとして、メガバンクや三大証券をはじめ、大手生損保からネット銀行、ネット証券、ネット生損保に至るまで、多くの金融機関のシステム導入に携わってきた。ミリ秒単位の低レイテンシでトレーディングに対応する金融系ソリューション群など、“尖(とが)った”技術力を生かして提供しているソリューションは数多い。

テクノロジーだけではないBiz×Techのハイブリッドパートナーとして存在感を高める

 こうした実績からシンプレクスは日本を代表するさまざまな企業からテクノロジーパートナーとして認識されるまでになり、戦略からシステム設計・開発、運用保守の全てに責任をもち、一気通貫で対応する企業として信頼を高めてきた。

 そんなシンプレクスにあって「テクノロジーに強い会社として多くのお客さまから高い評価をいただいているのは非常にうれしくありがたいことですが、一方でテクノロジーの側面でしかわれわれを見てもらえないことに寂しさもありました」と語るのは、UI/UXデザインオフィスAlceo エグゼクティブプリンシパルの武石惇平氏だ。

 シンプレクスグループは日本発のイノベーションを世界に向けて発信するという経営理念のもと、顧客のビジネスの成功にテクノロジーが大きく貢献する領域をクロスフロンティア領域と定義。この領域に特化した高付加価値サービスを提供している。単なるシステム開発ベンダーではなく、ビジネスにも深く精通したハイブリッドなテクノロジーパートナーとなることを企図し、独自のビジネスモデル「Simplex Way」を確立してきた。

 それだけに武石氏は、「要件定義から入ってシステムを具体化し実装していくだけでなく、より上流フェーズの『どんなコアなエクスペリエンス(体験価値)をユーザーに提供していくのか』といった本質部分から設計にもっと深く関わり、存在感を発揮したいという思いがありました」と明かす。

コンピテンシーから発展したUI/UXデザインのプロ集団「Alceo」

 そんな武石氏の思いを体現するように2021年に始動したのが、デザインと技術でビジネスを成功に導くUI/UXデザインのプロ集団「Alceo(アルセオ)」である。

 シンプレクス製品のUI/UXはもとより、企業のサービス構築におけるUI/UXコンサルティングサービスも行い、サービスデザイン全体を通して顧客の課題解決に寄り添っていくことをミッションとしている。

 「Alceoが提供するUI/UXデザインは、単にアプリの見た目をキレイにデザインすることをゴールとしているわけではありません。お客さまのビジネスの本質を理解した上で、その成功を導くUI/UXとは何かを追求し、その後のシステム開発までつなぎ、実際に社会に実装していくところまで一気通貫で支援することに重きを置いています」

 Alceoがどんないきさつから誕生したのかというと、その原点はシンプレクスが2018年に立ち上げた「コンピテンシー」という社内横断組織にある。「プロジェクトマネジメント」「ソフトウェアデベロップメント」「数理工学(金融クオンツ/AI/機械学習)」「クラウド/インフラ」「セキュリティ」といった領域において高い専門性を持つプロフェッショナル人材を集めた組織で、このコンピテンシーの一つに「UI/UX」が位置付けられたのである。

 従来こうしたプロフェッショナル人材は、プロジェクトごとの組織に所属し、属人的な活動としてプロジェクトを横断して連携を図っていた。しかし新しい分野を開拓するには意図的にシナジーやケミストリーを発生させる仕組みが必要であり、職能型の組織が求められたのである。

 こうして誕生した各コンピテンシーは、既存のプロジェクトチームから独立した組織として社内横断的にプロジェクトに参加して、その成功を導いている。さらに各コンピテンシーはいわゆるR&D部門に近い役割も担っており、中長期的な観点から先端技術やトレンドのリサーチなども行っている。

 「実際にUI/UXコンピテンシーとして活動を開始したところ、『このチームが生み出す多様な価値は、必ず多くのお客さまに“刺さる”ことになる』と個人的にも非常に大きな手応えがありました。ならばもっと積極的に外の世界に打って出るべきであり、『それでこそプロフェッショナル人材のモチベーションも高まる』と会社に訴えたところその思いが認められ、Alceoというブランドの立ち上げを経て本格的に活動を開始した次第です」

HCD(人間中心設計)の考え方を徹底

シンプレクス クロス・フロンティアディビジョン UI/UXデザインオフィスAlceo エグゼクティブプリンシパル 武石惇平氏

 UI/UXという言葉自体は世の中で広く浸透している一方で、タイトなスケジュールが要求されるシステム開発の中でおざなりにされがちなのが現実だ。

 システムを取り巻くテクノロジーのトレンドやユーザーニーズがどんどん変化していく中で、UI/UXは常にフィードバックを得ながら改善を繰り返すことがサービスの成長にとって必要不可欠であるにもかかわらず、システムリリース後のUI/UX改善計画の策定や遂行が難航し、場当たり的になってしまうケースも珍しくない。

 「プロジェクトを組成するときに、『デザインするだけ』で作り切ることに責任を持たないチームがUI/UXを設計してしまうと、本当にユーザーに役立つものは実現できません」と武石氏は指摘する。

 そうした中でAlceoが重視しているのが、HCD(Human Centered Design:人間中心設計)に基づいたUI/UXである。

 HCDとは、その名の通り人間(=ユーザー)を中心としたシステム開発の考え方で、国際規格(ISO9241-210:2010)によれば「システムの使い方に焦点を当て、人間工学やユーザビリティの知識と技術を適用することにより、インタラクティブシステムをより使いやすくすることを目的とするシステム設計と開発へのアプローチ」と定義されている。

 Alceoでは常にこのHCDを徹底しており、「ユーザーの目線でデザインし、そのデザインに対してユーザーの評価を受け、言い訳をせずに改善し続けることを何よりも大切にしています」と武石氏は強調する。

一般的なシステム開発では得られない経験を重ね、新たなキャリアを形成できる場

 Alceoが目指すUI/UXデザインは、単に画面の見栄えを良くする狭義のビジュアルデザインだけにとどまらず、より広範なモノづくりを対象とする。

 ユーザーの利用状況を把握する「調査」に始まり、ユーザーと組織の要求事項を明らかにする「分析」、その要求を満たすUI/UXデザインによる解決策を提示する「アイディエーション・プロトタイピング」、解決策を評価する「ユーザーテスト」、解決策をシステムに実装する「設計・実装」、実現されたサービスを評価する「評価」のサイクルを繰り返し、必要に応じてアップデートを図りながらUI/UXを改善し続けるのである。

Alceoのユーザー中心アプローチ

 「ビジネス理解、ユーザー理解、システム理解に長(た)けたAlceoのプロフェッショナル人材が一貫してプロジェクトにコミットし、責任をもってこのサイクルに回すことで、ビジネスオーナーの思いを受け止めたUI/UXを実現します」

 ある大手証券会社の案件では、デザインと開発、発注者と受注者の垣根を越えたワンチームを組み、資産運用アプリ用のUI/UXを開発した。

 単にトレーディングにとどまらない顧客の資産運用全体をサポートするアプリを目指すに当たり、「ユーザーは何が必要なのか」「どうすれば使いやすくなるのか」といった膨大な仮説が立てられ、本当に収束できるだろうかという危機感も抱えながら、手探りの状態でプロジェクトはスタートしたという。

 そうした中でAlceoのメンバーはMVP(最小限のプロダクト)をどう設定するかを重要なポイントにおくとともに、アプリのターゲットやコンセプト、提供価値を明確化したコンセプトシートをまとめることで、その後のスクラム開発へとつなげていった。

 「Alceoの組織は良い意味で“縦割り化”されておらず、エンジニア、UXリサーチ、UIデザインなど多様なバックボーンを持つプロフェッショナル人材が在籍しており、相互に連携しながらプロジェクトを推進しています」

 言葉を換えればAlceoは、多様な人材が一般的なシステム開発では得られない経験を重ねながら活躍し、新たなキャリアを形成していくためにうってつけの場となる。

 例えば、「プロダクトに一貫して関わるために、ストロングマネジメントができるゼネラリストを目指したい」「UIデザインと離れ過ぎないポジションからUXデザインのスキルアップを図りたい」「UXリサーチャーとして今までにない価値を提供し、自分の存在感を示しながらUXデザインのスキルアップを図りたい」「技術トレンドを理解したサービスデザイナーになりたい」といった志向をもった人材にとって、Alceoは非常に魅力的に映るのではないだろうか。

 具体的にはAlceoでは、市場/他社動向調査やUXリサーチ、UI/UXデザイン、サービスデザイン、グロースハックなどの業務経験者を常時採用しているが、武石氏は「よりシステム開発に近いポジションからUIを設計し、インタラクティブ性の高い難しい仕様を実装に落とせるフロントエンジニアの採用も拡大していきたいと考えています」と意向を示しており、多様な人材が活躍できる場はまさに無限大に広がりつつある。

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提供:シンプレクス株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2023年4月24日

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