25年愛され続ける国産データ分析基盤「Dr.Sum」がIT部門を解放する理由と、生成AI搭載の最新進化

ウイングアーク1stの「Dr.Sum」は、2001年の誕生以来、「速い・自由・高コスパ」を武器に現場の支持を得ています。25年間愛される理由から、生成AIを搭載した最新版の革新的な機能まで、IT部門を解放するデータマネジメントの全貌をQ&A形式で分かりやすく解説します。

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» 2026年10月07日 10時00分 公開
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この記事の概要

  • 「Dr.Sum」は誕生から25年、自在なクロス集計と現場起点の開発体制で「速い」「自由」「高コスパ」を実現してきた
  • インメモリエンジンの搭載により、現場の既存運用を壊さずに数億件規模のデータを高速処理可能にした
  • 最新バージョンは、生成AIとの連携やWeb Consoleの刷新により、専門知識不要で直感的なデータ活用を推進している


 企業のデータ利活用が進む中、社内のインフラを支えるITエンジニアは、データマートの乱立や現場からの突発的なデータ抽出依頼の対応に追われがちです。そうしたエンジニアの負荷を減らし、現場ユーザー自身が集計作業や分析をする「データ自走」を支えてきたのが、ウイングアーク1stの国産データマネジメント基盤「Dr.Sum」です。2001年の誕生から25年、なぜ現場とITエンジニアの双方から選ばれ続けているのか、その理由と最新の進化をウイングアーク1st Dr.Sum開発部 部長の笹原徹氏と、リードアーキテクトの川代雄太氏に伺いました。

Business Data Empowerment SBU 技術本部 Dr.Sum開発部 部長 兼プロダクトエンゲージメント担当 笹原徹氏と、Dr.Sum開発グループ リードアーキテクト 川代雄太氏

Dr.Sumが25年間、選ばれ続ける理由

Q 海外製BIツールも多い中、なぜ国産のDr.Sumが25年も現場で選ばれ続けているのでしょうか?

A 縦軸と横軸のデータを手軽に組み替えられる「クロス集計」の自在さと、開発者が直接ユーザーの声を聞く現場起点の開発文化があるためです。

 25年前、帳票ソリューションでは固定的なフォーマットしか表現できず、当時のBIツールの多くを占めていた海外製品は「日本人には合わない」という課題がありました。そこで、手軽にクロス集計ができる国産分析基盤としてDr.Sumが開発されました。また、開発メンバー自らがオンライン/オフラインで顧客と直接対話し、現場の需要や困りごとを肌で感じる開発体制をとっています。CSVファイルを置くだけでデータを取り込む「インポートタスク」機能も、最初のバージョンにはなかったものの、顧客の声を受けて素早く追加された機能の一つです。

圧倒的な処理スピードと安定運用両立の理由

Q 数億件規模の膨大なデータに対して、Dr.Sumはどのようにして圧倒的な処理スピードと安定運用を両立させているのですか?

A データをメモリ上で処理する「インメモリエンジン」と、既存のテーブル名を変えない「ハイブリッド方式」によって両立しています。

 扱うデータが数億件オーダーに増加し、ディスクベースのエンジンでは限界が見えてきたため、2017年にインメモリ方式が導入され、飛躍的な性能向上を遂げました。特筆すべきは、テーブル単位でインメモリ化のオン/オフを切り替えられる設計です。既存のテーブル名を変更せずに済むハイブリッド方式を採用しているため、「MotionBoard」や「Datalizer」といった可視化ツール側の設定変更がほぼ不要です。これにより、運用変更の手間やコストをかけずに劇的な高速化のメリットを得られます。

新バージョンの3つの特徴

Q Dr.Sumの新バージョンは、どのような特徴がありますか?

A 「パフォーマンス向上」「Web Consoleの刷新」「生成AIとの連携」の3つが、新バージョンの主な特徴です

 パフォーマンス向上は、検索条件に関する事前処理の抜本的な見直しや、細部にわたるチューニングを重ねることで「10倍高速化」の目標に向けた過去最高速のパフォーマンスを達成しました。

 Web Consoleの刷新は、従来必要だった専用アプリのインストールを廃止し、データ収集からジョブ管理まで、全てのデータベース管理業務を「Web Console」に集約して完結できるように刷新しました。

 生成AIとの連携は、自然言語による対話形式でのデータ操作・分析を可能にしました。SQLの記述知識がない業務部門のユーザー(非エンジニア)であっても、日常の言葉で指示を出すだけで複雑なデータ処理や分析レポートの作成を行えます。

 生成AI連携により、専門知識を要していた分析作業が現場で完結するようになり、業務部門の自走と「データの民主化」が飛躍的に推進されます。

ブラウザ上で操作を完結できる「Web Console」

Q Dr.Sumの最新バージョンには、IT部門の負担を減らすためにどのような工夫が施されていますか?

A データ収集からジョブ管理まで、全ての管理業務をブラウザの「Web Console」に集約して完結できるように刷新されました。

 従来は、本格的なデータベース管理にはWindowsベースのアプリケーションのインストールが必要であり、運用担当者の負担となっていました。新しいWeb Consoleではインストールが不要になるだけでなく、データベースの作成やデータフローの設定手順がガイドとして組み込まれています。このため、初めて触れる担当者でも迷わずに作業を進められ、データベースの構築・運用にかかる工数が大幅に削減されます。

自然言語だけでさまざまなレポートを生成できる生成AI機能

Q Dr.Sumの最新バージョンに搭載された「生成AI機能」は、データ分析業務にどのような変化をもたらしますか?

A 自然言語での指示によって、データ変換処理の定義や、レポート作成時の複雑な計算項目を自動で生成できるようになります。

 これまでは、操作者がSQLの書き方を調べたり、複数の関数を組み合わせたりする必要がありましたが、生成AIの連携によりさまざまな操作を自然言語で行えるようになりました。

 例えば、「都道府県ごとにデータを分割してほしい」といった要望を伝えるだけで、必要な処理を構築できます。また、「売り上げを分析して」「昨対比を表示して」といった指示だけで、目的のレポートを作成できます。これにより、ITエンジニアだけでなく業務部門のユーザーでも容易にデータを活用できるようになり、「データの民主化」が飛躍的に前進します。

まとめ

 国産データマネジメント基盤Dr.Sumは、誕生から25年にわたり「速い」「自由」「高コスパ」を追求し、現場の運用を止めない設計思想で多くの企業を支えてきました。最新バージョンでは、パフォーマンスの飛躍的な向上やWeb Consoleへの集約に加え、生成AIによる直感的な操作も実現しています。これにより、誰もがデータを手軽に扱える環境が整い、現場の「データ自走」が加速するとともに、IT部門は煩雑な対応から解放されるでしょう。

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提供:ウイングアーク1st株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2026年11月6日