【Q&Aで解説】デュアルプラットフォーム対応「HPE Networking AP-723Hアクセスポイント」の特徴は?:技術統合がもたらした強み

HPE Aruba CentralとHPE Mistのどちらからでも管理できる、Wi-Fi 7対応のHPE Networking AP-723Hアクセスポイント。その性能や特徴、販売店向けの調達・支援体制などをQ&A形式で解説します。

PR/@IT
» 2026年10月28日 10時00分 公開
PR

この記事の概要

  • HPE Networking AP-723Hアクセスポイントは、HPE Aruba CentralとHPE Mistのどちらからでも管理できます。
  • Wi-Fi 7のトライラジオ構成で最大4.7Gbpsの通信に対応し、卓上・壁面設置のため天井裏の配線工事や高所作業が不要です。
  • ハードウェアのラインアップ統一が進むことで、販売店の選定・提案が効率化し、ダイワボウ情報システム(DIS)の調達・構成支援も受けられます。


 無線LANの性能や安定性はビジネスのパフォーマンスに直結します。ただし管理業務やトラブルシューティングは複雑になりがちで、IT管理者の負担は年々増えています。運用管理の効率化には、優れたハードウェアと高度な管理プラットフォームの組み合わせが欠かせません。

 日本ヒューレット・パッカード(以下、HPE)は2026年5月に、無線LANアクセスポイント「HPE Networking AP-720Hアクセスポイントシリーズ」の受注を開始しました。HPEによれば、同シリーズの中でもAP-723Hのリリースは大きな意義を含んでいます。AP-723Hは、HPEが2025年7月にJuniper Networksの買収を完了してから1年足らずで登場した、事業と技術の統合の具体的な成果といえます。

 日本ヒューレット・パッカードの中村裕也氏(HPE Networking事業統括本部 事業戦略推進本部 製品・サービス管理部)の知見を基に、AP-723Hの特徴と、販売店やユーザー企業にとっての価値をQ&A形式で解説します。

中村氏 中村裕也氏(日本ヒューレット・パッカード HPE Networking事業統括本部 事業戦略推進本部 製品・サービス管理部)

事業と技術の統合がもたらしたデュアルプラットフォーム対応

Q AP-723Hの「デュアルプラットフォーム対応」は、何ができるのですか?

A HPEのネットワーク管理プラットフォームであるHPE Aruba CentralとHPE Mistのどちらからでも、AP-723Hを管理できます。

 AP-723Hの特徴は、HPE Aruba CentralとHPE Mistのどちらからでも管理できる点にあり、この機能を踏まえてHPEは「デュアルプラットフォームWi-Fiアクセスポイント」と呼んでいます。ハードウェアは共通で、管理プラットフォームを任意に選べる仕組みです。

 2026年10月13日時点でデュアルプラットフォームに対応するモデルはAP-723Hだけですが、中村氏によれば対応モデルは今後も増える予定です。AP-723Hは、これまで別のラインアップだったHPE Aruba Central対応製品とHPE Mist対応製品を統一するデュアルプラットフォーム製品の皮切りとなるモデルです。


HPEは継続的に技術投資し、両プラットフォームを存続

Q HPEがJuniper Networksを買収した後も、HPE Aruba CentralとHPE Mistは使い続けられますか?

A 使い続けられます。HPEは両プラットフォームを重要なものとして存続させ、継続的に技術投資する方針を打ち出しています。

 中村氏は、両者の強みの違いを次のように説明しています。HPE Aruba Centralは、数十年に及ぶ無線LAN市場での実績と、エキスパートが求める高度な設定機能を持つ信頼性の高いプラットフォームです。HPE Mistはエンドユーザーの通信体験の向上を主眼に置いた設計で、「Marvis AI」を活用した自律型のネットワーク運用に特徴があります。それぞれ強みが異なるため、HPEは今後も両方の開発を続け、顧客は既存のネットワーク資産を安心して継続利用できます。

 既にHPE Aruba CentralかHPE Mistでネットワークを運用しているユーザー企業は、AP-723Hをはじめとするデュアルプラットフォーム対応製品を選べば、環境を変えずに最新ハードウェアを追加導入できます。これまでのプラットフォームを引き続き使えるだけでなく、HPE Aruba CentralまたはHPE Mistに変更したいという要望もかなえやすくなります。


販売店の製品選定、提案、調達が効率化

Q 販売店がAP-723Hを提案・調達する際には、どのようなメリットがありますか?

A ハードウェアのラインアップが統一されて製品選定が簡単になる点はメリットです。加えて、ダイワボウ情報システム(以下、DIS)から両プラットフォームのライセンス調達や構成支援をワンストップで受けられます。

 これまでHPE Aruba Central対応とHPE Mist対応のアクセスポイント製品は、別のラインアップとして扱われていました。販売店の営業担当者やエンジニアは、ハードウェア要件に応じて、それぞれの製品カタログから最適なモデルを都度選ぶ必要がありました。AP-723Hを皮切りとするデュアルプラットフォーム製品の登場でラインアップはシンプルになります。販売店のハードウェア選定や提案活動をより効率化できると考えられます。

 調達では、HPEのネットワーク製品群を全国へ提供するディストリビューターの一社であるDISが、全国の営業網と安定した在庫・即納体制を強みに販売店を支援しています。DISはHPE Aruba CentralとHPE Mistのライセンスを両方とも扱い、専門チームによる調達支援や構成支援に加え、日本の商習慣やニーズに寄り添ったきめ細かい支援体制を整えています。販売店はDISが運営するポータルサイト「iDATEN(韋駄天)」でライセンスの調達手配や最新情報にアクセスでき、プラットフォームの違いを意識せずに、調達から導入までをワンストップで進められます。


Wi-Fi 7のトライラジオで最大4.7Gbps

Q AP-723HのWi-Fi 7対応の通信性能やポート構成は?

A Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)のトライラジオ構成で、最大4.7Gbpsのデータ通信に対応しています。2.5Gアップリンクポート、2つの1Gダウンリンクポート、IoTラジオも備えています。

 AP-723Hは次世代通信規格「Wi-Fi 7」(IEEE 802.11be)に対応し、従来の2.4GHz帯と5GHz帯に加えて6GHz帯を同時に使うトライラジオ構成を採用しています。最大4.7Gbpsのデータ通信を実現し、端末が密集する混雑環境でも遅延の少ないネットワークを提供します。

 高速化した無線通信の性能を引き出すため、アップリンクには2.5Gポートを搭載しました。有線LAN機器をつなぐ1Gダウンリンクポートも2つあり、アクセスポイントを起点にネットワークを容易に拡張できます。さらに、スマートオフィスやスマートビルディングへの対応を見据えて、BluetoothまたはZigbeeを使えるIoTラジオとUSBポートを搭載し、IoTのためのプラットフォームとしても機能します。


天井工事なしで設置可能

Q AP-723Hは天井工事なしで設置できますか?

A 卓上や壁面への設置を前提としたモデルなので、天井裏の配線工事や高所作業なしで設置できます。会議室やホテルの客室のように、多数のアクセスポイントを設置する場所に向いている点が強みです。

 AP-723Hは専用マウントキットで卓上や壁面に簡単に設置できます。筐体(きょうたい)は旧モデルより薄く、壁面に設置しても空間の景観を損ないません。天井設置には高所作業を伴う場合があり、配線作業にも大きな手間がかかるものですが、卓上型なら手軽に使えます。会議室やホテルの客室のように、多数のアクセスポイントの設置や、各部屋への有線・無線ネットワークの提供が求められる場面でも、工事の負荷を抑えて無線LAN環境を構築できる点は強みといえます。


まとめ

 AP-723Hは、トライラジオ構成による高速通信や、卓上・壁面設置による工事負荷の軽減といった特徴を備えます。DISによる調達支援も含め、販売店とエンドユーザーの双方が安心して選びやすい製品といえます。中村氏はAP-723Hを「Wi-Fi 7対応のアクセスポイントとして高い完成度を備えた、多様なユースケースで活躍する製品」だと自負しており、デュアルプラットフォーム対応モデルは今後も増えていく予定だと説明しています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:ダイワボウ情報システム株式会社、日本ヒューレット・パッカード合同会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2026年11月27日