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ODE.NETを使ったプロシージャの開発とデバッグ.NETユーザー必見! Oracle 10gのお作法(3)(3/4 ページ)

オラクル社が提供する3つの.NET環境用開発ツール「ODP.NET」「ODT」「ODE.NET」。Oracle 10gリリース2に対応した最新版を使って、Oracleデータベースを前提とした.NETアプリケーションの開発手法を解説する。(編集部)

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.NETストアドプロシージャの配置

 作成した.NETストアドプロシージャをOracleデータベースに配置します。メニューより[ビルド]→[(プロジェクト名)の配置]を選択します(図9)。

図9 .NETストアドプロシージャを配置する
図9 .NETストアドプロシージャを配置する

 配置ウィザードが起動したら、[次へ]をクリックします(図10)。使用するデータ接続には、1ページ目で使用したSYSユーザー接続を使用します。もしSYSDBA権限を持つ接続が存在しない場合は[新規接続]より作成します。

図10 [Oracle Deployment Wizard for .NET]の画面
図10 [Oracle Deployment Wizard for .NET]の画面

 [デプロイ・オプションの指定]では[アセンブリのコピーおよびストアド・プロシージャの生成]を選択します(図11)。

図11 [デプロイ・オプションの指定]の画面
図11 [デプロイ・オプションの指定]の画面

 配置するストアドプロシージャを選択します。このとき、スキーマを[SCOTT]に変更することにご注意ください(図12)。また、SerializeEmpDataのみはローカルファイル出力を行うため、セキュリティを[外部]に変更します。ほかの2つのメソッドはデフォルトの[安全]で問題ありません(表2)。

図12 [メソッドおよびセキュリティ詳細の指定]の画面
図12 [メソッドおよびセキュリティ詳細の指定]の画面
セキュリティ・レベル 説明
安全(デフォルト) データベース・リソースへのアクセスのみが許可される。ローカルファイルやネットワークなどの外部リソースへのアクセスは許可されない
外部 ローカルファイルの読み取りまたは書き込みと、ソケットやインターネット・ノードなどのネットワーク・リソースへのアクセスも許可される
危険 管理されていないコードの実行を含め、制限なしの実行が許可される。ほかのすべてのセキュリティ・レベルのスーパーセット
表2 セキュリティ・レベルの設定

 [終了]をクリックすると配置が開始されます(図13)。

図13 設定項目のサマリー表示
図13 設定項目のサマリー表示

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