インテリジェンスが運営する転職サービスDODAは6月16日、「DODA転職人気企業ランキング2008」を発表した。関東・関西・中部在住の25歳から34歳のビジネスパーソン5208人を対象に、転職したいと思う企業について調査した。
全職種を対象にした総合ランキングでは、上位からトヨタ自動車、グーグル、ソニー、松下電器産業、資生堂などがランクイン。2007年に日本経済新聞社が調査した「新卒が選ぶ就職人気企業ランキング」と比較すると、「外資系企業やインターネット系企業が大きく順位を上げている」と同社は指摘している。具体的には、外資系企業としてはマイクロソフト（新卒90位→転職6位）、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン（同68位→11位）、ゴールドマン・サックス証券（同95位→22位）など、インターネット系企業としてはグーグル（同100位圏外→2位）、楽天（同100位圏外→16位）、ヤフー（同100位圏外→19位）、アマゾン ジャパン（同100位圏外→46位）などを挙げている。同社では、社会人になって接する商品やサービスの幅が広がったことと、働くことを通じて業績安定性や事業将来性といった評価軸を得て、より魅力的に映る企業の選択肢が増えたことが理由ではないかと分析している。
職種別に見ると、技術・研究職の人間のみを対象にしたランキング（有効回答数：2586人）では、上位は全職種を対象にしたランキングとほぼ同様。しかし、11位のNTTデータ、17位のアイ・ビー・エム ビジネスコンサルティング サービス、26位の日本アイ・ビー・エムなど、大手IT系企業が総合ランキングに比べて上位に入っている。
また、「技術スキルを磨ける・研究設備が整っていると思う企業」について聞いたところ、トヨタ自動車、ソニー、マイクロソフト、本田技研工業、グーグルといった上位陣に加え、総合ランキングでは39位の日立製作所が10位に上昇。島津製作所（23位）、村田製作所（24位）、旭化成（28位）などの日系企業が総合ランキングと比べて目立つ結果となった。
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