MySQLの常識を知りセットアップしてJSPからDB操作:Webアプリの常識をJSPとStrutsで身につける(8)(2/4 ページ)
本連載は、JSP/サーブレット+StrutsのWebアプリケーション開発を通じて、Java言語以外(PHPやASP.NET、Ruby on Railsなど)の開発にも通用するWebアプリケーション全般の広い知識・常識を身に付けるための連載です
JavaのDB操作の“要”、「JDBC」とは?
JDBC(Java DataBase Connectivity)は、JavaからDBにアクセスするための標準APIです。JavaアプリケーションからDBを利用するには、各DBベンダが提供するAPIを利用する必要があります。個々のDBごとに異なるAPIが提供されるのも、それはそれで良いのですが、共通のAPIがあるとアプリケーション開発者にとってはとても助かります。このDBアクセス用の共通APIがJDBCです。
クライアントからは共通のAPIを通してDBにアクセスし、実際のDBアクセス処理は、以下で説明するJDBCドライバが行います。JDBCを通じてDBにアクセスすることで、どのDBを使っても同じプログラムを記述できます。
■互換性のないデータ型やSQL構文も
ただし、各DB間で互換性のないデータ型やSQL構文も存在するので、そこはプログラムの修正が必要になります。
■4つのJDBCドライバ
JDBCドライバには、以下の4つの種類があります。各データベースベンダがこれらの各種ドライバを提供しています。
- TYPE1:JDBC-ODBCブリッジドライバ
- TYPE2:ネイティブブリッジドライバ
- TYPE3:ネットプロトコルドライバ
- TYPE4:ネイティブプロトコルドライバ
ドライバタイプを含めたJDBCの詳細については、下記記事を参照しておいてください。
DBと連携したWebアプリを作ってみよう
では、DBと連携したWebアプリケーションを構築しましょう。今回のサンプルプログラムもこれまでの連載と同様、「PKG\Hello」配下で作成します。
■MySQLにテーブルとデータを作成
まず、MySQLのデータを準備します。手順は以下のとおりとなります。
- 「test_db」というデータベースの作成
- test_dbデータベースに「user」テーブルを作成
- userテーブルにデータを登録
■MySQL用のJDBCドライバをセットアップ
次に、MySQL用のJDBCドライバである「MySQL Connector/J」を取得します。今回は最新のドライバである「MySQL Connector/J 5.1」を使用します。ダウンロードページにアクセスして「mysql-connector-java-5.1.7.tar.gz」をダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを解凍して、mysql-connector-java-5.1.7ファイルの中の「mysql-connector-java-5.1.7-bin.jar」を「/%TOMCAT_HOME%/lib/」配下へコピーしてください。
■Tomcatの設定
次に、Tomcatの設定ファイルである「server.xml」のコンテキスト(Context)の編集を行います。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
■JSPファイルを作成
それでは、PKG配下にサンプルのソースコードを作成していきます。「PKG\Hello\pages」配下に下記のJSPファイルを作成してください。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
次ページでは引き続き、DBと連携したWebアプリケーションを作ります。DB接続の具体的なソースコードを見ながら解説します。
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