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Eclipse 3.5 Galileoの「実に面白い」新機能とはユカイ、ツーカイ、カイハツ環境!(6)(2/3 ページ)

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Eclipse 3.5の主な変更点、10連発

 次に、JavaのWebアプリケーション開発の中核となるパッケージ「Eclipse IDE for Java EE Developers」の新機能を中心に、Eclipse 3.5の変更点を紹介します(下記リストはインデックスになっています)。

  1. Word文書の比較機能
  2. [XML]パースペクティブ
  3. タスク管理を行う「Mylyn」の機能強化
  4. ソースコードとJavadocの関連付けの強化
  5. JSPコメントへのタスクタグの埋め込み
  6. 「実行可能jarファイル」へのエキスポート
  7. プラグインインストール手順の変更
  8. SQLiteなどサポートRDBMSの追加
  9. Solaris x86とMac OS X 10.5のCocoaをサポート
  10. Eclipse Modeling Toolsでの機能追加
図4 Eclipse 3.5の「Eclipse IDE for Java EE Developers」パッケージ起動画面
図4 Eclipse 3.5の「Eclipse IDE for Java EE Developers」パッケージ起動画面(画像をクリックすると拡大します)

【1】Word文書の比較機能

 Office 2003までのdoc形式のWord文書の比較機能をサポートしました。この機能を利用すると、Word文書の変更個所が一目で分かります。

図5 Word文書の比較
図5 Word文書の比較(画像をクリックすると拡大します)

 ただし、残念ながらOffice 2007から採用されたOpenXML形式(*.docxファイル)には対応していません。

【2】[XML]パースペクティブ

 XML編集用の[XML]パースペクティブが新たに加わりました。

図6 [XML]パースペクティブの選択画面
図6 [XML]パースペクティブの選択画面

 [XPath]ビューでは、XPathにマッチするノードの表示ができます(図7の左下)。

図7 [XML]パースペクティブ
図7 [XML]パースペクティブ(画像をクリックすると拡大します)

【3】タスク管理を行う「Mylyn」の機能強化

 タスク管理を行う「Mylyn」では、BTS(Bug Tracking System)/ITS(Isuue Tracking System)としてBugzilla以外のプロダクトを利用する場合、ソフトウェアアップデートからコネクタをインストールする必要がありました。このコネクタを配布しているアップデートサイトが分かりづらかったり、インストールが面倒でした。

 Galileoリリースに伴い、Mylynのバージョンも3.2となり、Eclipseタスクリポジトリ設定時に、BTS/ITSのコネクタをインストールできるようになりました。

図8 コネクタの簡易インストール
図8 コネクタの簡易インストール(画像をクリックすると拡大します)

 また、問題ビューからバグレポートを簡単に作成できるようになりました。

図9 問題ビューからバグレポートを作成
図9 問題ビューからバグレポートを作成

 エラーメッセージが発生した場合、エラーメッセージを転記することがなく、バグレポートを作成でき、効率化されてます。

 さらに、タスクの説明などでWiki文法が使える場合は、Wiki文法のプレビューができます。

図10 タスク作成時のWiki文法のプレビュー(Tracの例)
図10 タスク作成時のWiki文法のプレビュー(Tracの例)

 また、タスク内のWikiだけでなく、Wikiをファイルとして作成することもできます(図11)。

図11 Wikiファイルの編集とプレビュー
図11 Wikiファイルの編集とプレビュー(画像をクリックすると拡大します)

 Wiki形式でメモを作成できるようになったので、実に便利な新機能です。ただし、表のけい線が正しく表示されなかったり、一部でフォントが崩れたりするので、注意が必要です。

 次ページでは引き続き、Eclipse 3.5の変更点を紹介し、最後に今回の総評をします。

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