企業でも情報整理で利用が進む「ポータル」の常識:企業システムの常識をJBossで身につける(4)(3/4 ページ)
企業向けアプリケーションのさまざまな“常識”をJavaのオープンソース・フレームワーク群である「JBoss」から学んでいきましょう。企業システムを構築するうえでの基礎となる知識をリファレンス感覚で説明していきます。初心者から中堅、ベテランまで大歓迎!
サーバを追加
JBoss Toolsを起動して、[ウィンドウ]→[設定]→[サーバー]→[ランタイム環境]を開いて[追加]ボタンを押します。
[新規サーバー・ランタイム環境]より「JBoss 4.2 Runtime」を選択して、[次へ]を押します。新規JBossランタイムの作成ダイアログの[ホーム・ディレクトリー]に、「C:\JBossTools\jboss-eap\jboss-portal-2.7.2」を指定して、[完了]ボタンを押します。
[JBossサーバー]ビューより右クリックを押して、[新規]→[サーバー]を選択します。
新規サーバーダイアログにて「JBoss Community]の「JBoss AS 4.2」を選択して、[完了]を押します(連載第2回の環境の場合、すでに「JBoss 5.0」が設定されていると思いますが、今回ダウンロードした「JBoss AS 4.2」を追加してください)。
サーバを起動
設定したJBoss AS 4.2を起動します。
起動を確認したら、Webブラウザで「http://localhost:8080/portal」にアクセスしてください。以下のサンプル画面が表示されれば、問題なくインストールされています。
以上がJBoss Portalの導入です。では次に、実際にポートレットを操作してみましょう。
JBoss Portalでポートレットを操作してみよう
JBoss Portalでは、インストールが完了した段階で、管理ユーザーのadmin、一般ユーザーのuserが用意されているので、まずはadminユーザーにてポートレットを操作し、userユーザーでそれを確認してみたいと思います。
【1】adminユーザーで管理画面を開く
adminユーザーでログインし管理画面を開きます(パスワードは「admin」です)。
「default」のリンクをクリックします。
【2】「ページ」を作成
「ページ」を作成する画面が表示されると思います。「ページ」というのは、TOP画面に表示されているタブのことです。「ページを新しく作成すると、タブが1つ増える」と考えてください。
新規にページを作成するには「新規ページの作成 名前」に新しく作成するページ名を入力し「ページの作成」ボタンをクリックしてください。すると、一覧に新しく作成したページが表示されます。ここでは、「newpage」としました。
次ページでは、さらにGoogleマップを追加し、個々のユーザーのための「ダッシュボード」を編集します。
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