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「描く」「見せる」「共有する」の三拍子がそろったCacoo本音のWebサービスガイド(6)(4/5 ページ)

CacooはWebブラウザから利用できるオンラインドローイングツール。他のユーザーとネットを介した共同編集もできて制作現場で役立ちそうだ

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変更がリアルタイムで反映される共同編集

 Cacooの最大の特長ともいえるのが、同じ図を共有しながらリアルタイムで編集できる共同編集機能です。共同編集を行うには、「共有」タブで他のCacooユーザーを指定して招待するだけです。

「共有」タブでは、招待するユーザーのIDかメールアドレスを指定する
「共有」タブでは、招待するユーザーのIDかメールアドレスを指定する
招待済みの共有ユーザーは公開ページにも表示される
招待済みの共有ユーザーは公開ページにも表示される

 図の編集中には、共有ユーザー同士でチャットができます。図に加えた変更は、相手の画面上でも即座に反映されます。このリアルタイム感は、テキストチャットでやりとりするよりも、電話やSkype通話などで実際に会話しながらの方がよりスピーディに作業が進むと感じました。声を出せる稼業環境ならSkype通話でやりとりしながら作業して、チャットは差し替えテキストのやり取りにするという使い方もよいでしょう。

編集中に、共有しているユーザーとチャットができる
編集中に、共有しているユーザーとチャットができる
相手が操作中のオブジェクトは色が変わり、ユーザー名が表示される
相手が操作中のオブジェクトは色が変わり、ユーザー名が表示される

 プロジェクト単位で多くの図を決まった相手と共同編集する場合は、あらかじめ専用の共有フォルダを作成しておくと便利です。

 共有フォルダは、「図の一覧」ページの左側にある「共有フォルダ追加」ボタンをクリックして作成します。最初に共有ユーザーを指定しておくと、そのフォルダに追加する図は、自動的にそのユーザー間で共有設定され編集できるようになります。ただし、無料版で作成できる共有フォルダは1つだけです。

共有フォルダを利用すると、図ごとに共有設定する手間が省ける
共有フォルダを利用すると、図ごとに共有設定する手間が省ける

 Webサービスなどをチームで開発する時、ディレクター、デザイナ、プログラマなど複数のスタッフが関わります。そのような共同作業に、Cacooはうってつけです。データが一元管理されていて、Webブラウザさえあればどこからでも作業ができるため、環境が異なるフリーランス同士のプロジェクトなどで活用できます。また、公開方法が豊富なので、個人でいろいろな使い道が考えられます。

連携サービスが開発できるAPIを提供

 最後に、ツールとしてだけでなく、プラットフォームとしてのCacooの可能性についても触れます。Cacooには、各機能を他のサービスやアプリケーションから利用するためのAPIが用意されています。各APIの詳細については、以下のページに掲載されています。

 Cacooと連携するWebサービスやスマートフォンアプリなど、アイデアのある方はぜひチャレンジしてみてください。 

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