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Windows Phoneの色使いとTileをアプリに生かせ!Silverlightベースで作るWP7アプリ開発入門(2)(2/3 ページ)

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Windows Phone 7の最大の特徴「Tile」UIとは

 Windows Phone 7を起動して、最初に目にするのがホーム画面に表示されたTile(タイル)だと思います。多くのTileのサイズは1:1ですが、Picture Hubなどは1:2のサイズです。また、一般の開発者が作成したアプリのTileのサイズは1:1となります。

 この正方形が並んでいるデザインはWindows Phone 7の最大の特徴の1つで、ホーム画面だけでなく、アプリケーションの中でもよく見かけることがあります。


 続いて、Expression Blendを使ってTile UIをデザインしてみましょう。

アプリ内で「Tile」UIをデザインする

サンプルデータをTile UIに

 Expression Blendには、サンプルデータを作成する機能があります。この機能を使って、サンプルデータをTile UIに仕上げてみましょう。

 まず、プロジェクトを作り、[Data]パネルから[New Sample Data]をクリックします。

 SampleDataSourceが作成されたら、CollectionのPropertyをImageとStringに変更します。

 Collectionをデザイナにドラッグ&ドロップします。するとCollectionに合わせて、自動的にListBoxが生成されます。

 生成されたListBoxをTile UIにデザインしましょう。ListBoxを右クリックして、[Edit Additional Templates]→[Edit Generated Items]→[Edit Current]をクリックします。

 StackPanelのプロパティを以下のように変更します。

Fill = PhoneAccentColor
Height = 200
Width = 200
Margin.Right = 10
Margin.Bottom = 10

 Imageのプロパティを以下のように変更します。

Height = 200
Width = 200
HorizontalAlignment = Center
VerticalAlignment = Center

 TextBlockのプロパティを以下のように変更します。

Margin.Left = 5
Margin.Top = -35

 各プロパティを設定すると、以下のような画面になります。

「Silverlight Tool Kit for Windows Phone」の「WrapPanel」を使ってTileのレイアウトを変更

 次に、WrapPanelを使ってTileのレイアウトを変更します。WrapPanelはデフォルトでは用意されていないので、「Silverlight Tool Kit for Windows Phone」を利用します。


 Silverlight Tool Kit for Windows Phoneコントロールは.dllファイルを「References」に追加することでExpression Blendから利用できます。

 ListBoxを右クリックして、[Edit Additional Templates]→[Edit Layout of Items]→[Create Empty]をクリックします。

 Objectsパネルに表示されたStackPanelを削除してWrapPanelを設置します。だいぶTile UIらしくなりました。

TiltEffectを実装

 最後に、前回に紹介したTiltEffectを実装しましょう。「MainPage.xaml」の一番上にある要素に以下のプロパティを追加します。

toolkit:TiltEffect.IsTiltEnabled="True"

 これで、完成です。実行してみると、TiltEffectが有効になり、タップすると傾きます。

 アプリができたら、ホーム画面に表示されるTileにも気を配りましょう。次ページでは、ホーム画面のTileについて説明します。

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