概要
マイクロソフト認定アソシエイト(MCA)は、マイクロソフトが認定する資格制度のうちの1つ。IT全般に関する知識・能力だけでなく、同社製品に関する知識も求められる。
MCAは、「MCAデータベース」「MCAアプリケーション」「MCAプラットフォーム」「MCAセキュリティ」の4分野で構成する。すべての資格を取得すると、「MCAマスター」の称号を得る。
試験の方式は分野によって異なる。基本的にはコンピュータを用いたCBT方式であるが、ペーパーテストを選べるものもある(MCA アプリケーションが該当)。
受験料は1科目9450円。アカデミック価格は1科目5250円(MCAトレーニングセンタープログラムに参加している教育機関の講師・学生が対象)。
試験概要
試験時間は、それぞれ65分。問題数約50問。
合否判定基準は、以下のとおり。
- 合計スコアがベータ テストデータを基に設定された合格スコア以上であること
- 3つの評価対象分野ごとのスコアそれぞれが一定以上であること
試験範囲
●MCAデータベース
- データベースの役割
- リレーショナルモデル
- データモデリング
- SQL Server
- 物理データベース設計
- SQL(Transact-SQL)
- トランザクション管理
- セキュリティ管理
- 分散データベース
- クライアントサーバ型DB
- ビジネスインテリジェンス
- サービス指向データベースアーキテクチャ
●MCAアプリケーション
- 基礎知識(プログラミング言語、システム開発など)
- 標準テクノロジ(OSとプログラミング、インターネット、セキュリティ、データベースなど)
- アーキテクチャ
- 製品技術(.NET Framework、Visual Studio .NET、サーバ製品など)
●MCAプラットフォーム
- OSの役割(プロセス管理、メモリ管理、入出力管理など)
- OSの動作(カーネルモードとユーザーモード、デバイスドライバ、マルチタスク制御など)
- 性能、信頼性、可用性
- Windowsの設計と実装
- Windowsの最適化と信頼性、可用性
- OSの種類(UNIX系、Windowsなど)
- ネットワーク
- TCP/IP(IPアドレス、ルーティングなど)
- インターネット
- ディレクトリサービス
- セキュリティ管理(セキュリティポリシー、ファイアウォールなど)
- セキュリティの実装
●MCAセキュリティ
- セキュリティの基礎知識
- コンピュータのセキュリティ
- 認証のセキュリティ
- ソフトウェアの更新
- ネットワークのセキュリティ
- アプリケーションのセキュリティデータのセキュリティ
- ウイルス/ワーム/スパイウェアの対策
- 日常のセキュリティ保守
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