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大塚商会のSI力で引き出す、Windows Server 2012の真価“既存資産の有効活用”という価値提供で88万社の支持を獲得!

Hyper-V 3.0をはじめ、Windows Server 2012には多数の強化ポイントがある。だが、新製品がいかに優れていようと、既存資産のリプレースが難しいのはどの企業も同じだ。そんな事情を考慮し、高度なSI力を生かして顧客企業の既存資産を生かしながら、IT基盤を無理なく高度化していくアプローチを採っているのが大塚商会だ。同社ではWindows Server 2012の新機能を、どのように“顧客にとっての価値”に昇華していくのだろうか。

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Windows Server 2012でActive Directoryのさらなる有効活用を促進

 SI事業とサービス&サポート事業を核とする大塚商会。実は同社は、マイクロソフトのパートナー企業として多数の実績を残していることでもよく知られている。

 マイクロソフトの国内パートナー1000社以上の中で、特に優れた実績を残した企業に与えられる「マイクロソフト パートナー オブ ザ イヤー」を14年連続で受賞。2012年度は、その得意分野/専門性を評価する「コンピテンシーアワード」において、2011年度に続いて「Desktop」「Identity&Security」「オンラインサービス」の3部門で同時受賞を果たした。


大塚商会 マーケティング本部 MSソリューショングループ 課長 下條洋永氏

 2年連続での3部門受賞は史上初。大塚商会の顧客企業は88万社にも及ぶが、マイクロソフト製品を使った課題解決型ソリューションによって、中堅・中小企業から大企業まで、幅広い顧客の支持を獲得したことが評価された格好だ。

 大塚商会 マーケティング本部 MSソリューショングループ 課長の下條洋永氏は、「大塚商会のビジネスの中でSI事業が占める割合は大きい。特にマイクロソフト製品を使ったソリューションについてはSI力を前面に押し出し、単に製品を導入するだけではなく、“既存資産の有効活用”という価値提供を重視してきた」と話す。

 例えばActive Directory。現在、多くの企業がユーザー管理や資産管理の基盤として活用しているが、同社 マーケティング本部 MSソリューショングループ 課長 相澤孝氏は「Active Directoryが本来持っている機能を十分に生かし切れていないケースが多い」と指摘する。


大塚商会 マーケティング本部 MSソリューショングループ 課長 相澤孝氏

 「特に多いのは認証機能しか使っていないケース。しかし、グループポリシー機能やWSUS(Windows Server Update Services)機能などを活用すれば、クライアント管理をもっと効率化・確実化できる」

 そこで同社ではWindows Server 2003/2008の既存Active Directoryの有効活用を支援する「グループポリシー簡易設計サービス」「WSUS簡易構築サービス」など、複数の「Active Directory有効活用メニュー」を用意。多くの企業の好評を博している。そして今回登場したマイクロソフトの新しいサーバOS製品、「Windows Server 2012」で「サービスをさらに拡充していきたい」(下條氏)という。


大塚商会 マーケティング本部 MSソリューショングループ 主任 大西勝正氏

 例えば、本製品は前バージョンのWindows Server 2008 R2に対し、従来よりも細かなパスワードポリシーを設定可能とするなど、Active Directoryの各種機能を強化している。また、Active Directoryを仮想環境上で稼働可能とした点も大きな注目を集めている。

 同社 マーケティング本部 MSソリューショングループ 主任 大西勝正氏はこの点について、「物理サーバ上に置かざるを得なかったActive Directoryが仮想環境上に移行可能となることで、仮想化による物理サーバの集約・コスト削減が一層加速するのでは」と指摘。Windows Server 2012による仮想化導入支援のすそ野拡大と、Active Directoryのより効果的な活用支援メニューの開発に期待を寄せる。


図1 Windows Server 2012で機能強化されたActive Directoryの真価を提供するために、これまでも好評を博してきたActive Directory有効活用メニューをさらに拡充する

Hyper-V 3.0の仮想化機能が、クラウド化への道を切り拓く

 実際、Windows Server 2012は、Hyper-Vがバージョン3.0となり、大幅な機能向上を果たしたことが1つの目玉となっている。大塚商会でもHyper-V 2.0を使った「仮想化導入支援サービス」を展開してきたが、下條氏は「Hyper-Vのスケーラビリティが大幅に向上したため、従来なら他社のハイパーバイザが使われることも多かった大規模システムの仮想化案件でも、今後はHyper-Vの採用ケースが増えるのではないか」と話す。

 一方で、「中堅・中小企業に対しても、仮想化導入による価値提供の幅が広がるはず」と付け加える。例えば同社では、中堅・中小企業向けに、1台のサーバ上にHyper-V環境と仮想サーバ2台をセットアップして提供する「1台2役サーバパック」など、コスト削減に寄与するパッケージソリューションを提供してきた。今回さらに、Windows Server 2012とHyper-V 3.0で追加された仮想マシン複製機能「Hyper-Vレプリカ」を使うことで、より低コストでの災害対策サイトの構築も可能となる。同社ではこれを「Hyper-Vレプリカ導入支援サービス」と名付け、現在、リリース準備を進めているという。


図2 Hyper-V 3.0を活用した仮想化ソリューションのメニュー。これらを通じて仮想化のメリットをさらに引き出し、導入企業のすそ野拡大を狙う

 Windows Server 2012で大幅に強化されたストレージ管理機能にも注目している。具体的には「ストレージ仮想化機能」や「データ重複排除機能」などが加わったわけだが、相澤氏は「これらを利用することでファイルサーバの集約・管理を、より一層効率化できる。Windows Server 2012の登場はファイルサーバの運用を見直すいい機会になるはずだ」として、これをソリューションとして提供することも検討しているそうだ。

 そのほかにも、Hyper-Vレプリカとクラウドを組み合わせた安価な災害対策ソリューション、VPNを使わずに社内ネットワークへの安全な接続を実現する「Direct Access導入支援サービス」など、Windows Server 2012の新機能を生かしたさまざまなソリューションを検討中だという。

 このように書くと、各ソリューションは一見、総花的に映るかもしれない。だが同社の場合、前述のように「既存資産の有効活用」をポリシーとしている。すなわち、これまでのように「既存資産を生かしながら、無理なく段階的にIT基盤を高度化していく」ことに配慮して設計している点が、各ソリューションを一貫する大きな特徴となっている。むろん、ここで言う「IT基盤の高度化」には、「将来的なクラウド化にも無駄なく対応可能とすること」も含まれている。

 「クラウド時代という将来を見据えながら、仮想化をはじめとする新機能を生かした新ソリューションを展開していく一方で、Active Directoryなど既存機能をきちんと生かし切ることも提案していきたい。言わば、Windows Server 2012 を使って“地に足のついた実効性の高いソリューション”を提供しながら、各顧客企業のIT基盤の高度化を、各社のニーズ、ペースに合わせて支援していきたい考えだ」(下條氏)

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提供:株式会社大塚商会/日本マイクロソフト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2012年11月14日

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