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アドビ、ゲーム開発に特化した「Adobe Game Developer Tools」を発表チューニング用ツールやFlashへのコンパイラも

アドビシステムズは12月4日、ゲーム開発に特化した統合開発環境「Adobe Game Developer Tools」を発表した。

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 アドビシステムズは12月4日、ゲーム開発に特化した統合開発環境「Adobe Game Developer Tools」を発表した。クラウドベースのサービス「Adobe Creative Cloud」を通じて提供する。

 Adobe Game Developer Toolsは、プロファイリング/最適化ツールの「Adobe Scout」、ActionScript 3.0を使ってゲーム開発を行える「Adobe Gaming SDK」、C/C++コードをActionScriptコードにクロスコンパイルできる「Adobe Flash C++ Compiler」といったツールから構成されている。これらを活用することでFlashゲームをすばやく開発し、iOSやAndroid、あるいはWindowsやMac OS Xなど、複数のプラットフォームにまたがって配信できるという。

 Adobe Scoutは、開発中/デバッグ中のゲームをテストし、ActionScriptのチューニングやGPU/メモリ使用の最適化に必要な解析情報を提供するツールだ。デバッグ用Flash Playerを用意することなく、通常のFlash Playerを用いてゲームのプロファイリングが行える。

 Adobe Gaming SDKは、ActionScriptベースのゲームを開発するためのツールキットだ。2Dゲーム向けの「Starling」、ユーザーインターフェイスコンポーネントの「Feathers」、3Dグラフィックエンジンの「Away3D」といったオープンソースフレームワークを同梱している。

 Adobe Flash C++ Compilerは、C/C++で開発したコードをAdobe Flash Runtime(Flash PlayerやAdobe AIR)向けにコンパイルするツールだ。これを活用すれば、ほぼすべてのC/C++コードをWebコンテンツに移植できるという。

 Adobe Creative Cloudの有償メンバーシップはもちろん、無償メンバーシップでも、Adobe Scout、Adobe Gaming SDK、Adobe Flash C++ Compilerを利用できる。

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