アトラシアン、Gitリポジトリ管理ツール「Stash」をバージョンアップ:ブランチ・パーミッション機能などを追加
オーストラリアのソフトウェアベンダ、アトラシアンは12月7日、エンタープライズ向けGitリポジトリ管理システムの新バージョン「Stash 2.0」を発表した。
オーストラリアのソフトウェアベンダ、アトラシアンは12月7日、エンタープライズ向けGitリポジトリ管理システムの新バージョン「Stash 2.0」を発表した。同時に、24時間365日体制のサポート付きライセンス「Stash Enterprise」もリリースしている。同社Webサイトで無料トライアル版のダウンロードが可能だ。
Stashは、分散型バージョン管理システム「Git」をオンプレミスで運用する際に、リポジトリの作成や管理を行えるツールだ。Gitはアジャイルによる効率的な開発を進める上でも有用なツールだが、一方で、関与する開発者やチームが増えれば増えるほど制御が困難になるという課題もある。Stashは、リポジトリの作成や管理を通じてこうした課題を解決し、ソースコード品質の維持を支援する。
新バージョンでは、ブランチごとの「書き込み」許可を個人やグループ単位で与えることのできる「ブランチ・パーミッション」機能を追加した。これを活用することで、安定したブランチは安定したままに保ちながら、開発用ブランチでは積極的にコードの変更や追加を行える。
またチーム内のコラボレーションを活性化させるため、メンションされると電子メールでその旨を通知する「@メンション」機能を追加した。これは、インラインコメントだけでなくあらゆるコメント欄で利用できるという。さらに「Markdown」サポートによって、議論の対象となるコードやリンクなどを容易に書き込めるようになった。
新たに加わったエンタープライズ版、Stash Enterpriseは、2000ユーザー超のスケーラビリティを備えているほか、グローバル・エンタープライズ・サポートならびにStashのエンタープライズ・ユーザー・コミュニティへの参加権が付属している。
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