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Google、「Sync FileSystem API」をChromeのCanary版に実装クライアント間で同期可能なアプリ固有のストレージを提供

米Googleは2月16日、HTML5のローカルストレージAPIである「FileSystem API」に似たストレージAPI、「Sync FileSystem API」を、Chrome Canaryに実装した。

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 米Googleは2月16日、HTML5のローカルストレージAPIである「FileSystem API」に似たストレージAPI、「Sync FileSystem API」を、Chromeの開発者向けビルドであるCanary版に実装したと発表した。

 Googleによると、Sync FileSystem APIではアプリ固有のサンドボックス型ファイルストレージを提供する。このストレージは、Google Driveをはじめとするクラウドバックアップサービスを通して、クライアント間で自動的にストレージコンテンツが同期される点に特徴がある。当面対象となるバックアップサービスはGoogle Driveのみだと同社は説明しているが、ユーザーからは、ほかのサービスへの対応についても期待する声が寄せられている。

 利用シーンとしては、ユーザーが生成したデータなど、バイナリデータをオフラインで使えるようローカルに保存しながら、アプリのデータをクラウドストレージ上にも保存/同期して、同じデータを別々のクライアント間で使えるようにしたい場合などを想定している。

 また同APIは、クラウドサービス上に置いた任意の文書にアクセスするためのものではなく、アプリ固有の同期可能なストレージを提供するためのものだとGoogleは強調している。

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