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PaaS構築、アプリ開発支援環境を強化した「Fedora 19」がリリース開発動向

Fedora 19がリリースに。プライベート環境でのPaaS構築を支援するOpenShift Originや、Ruby 2.0などの開発環境が盛り込まれる。開発ビギナー向けのテンプレート類の生成ツールも盛り込まれる。

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 米Red Hatが支援するFedora Projectは2013年7月2日、「Fedora 19」(コードネーム「Schrodinger's Cat」)の正式版リリースを発表した。

 リリースノートなどによると、Fedora 19では、デフォルトのデータベースがMySQLに代わりMariaDBが採用されている。開発環境関連ではRuby 2.0.0やnode.jsが加わったのが特徴で、PHPは5.5.0に更新された。

 また、Red Hatが提供するPaaS(Platform as a Service)環境と、それを構築するためのオープンソースソフトウェアである「OpenShift」の無償版である「OpenShift Origin」(関連記事「“使用”より“構築”で学ぶオープンPaaS『OpenShift』」参照)が提供され、自分のPaaSインフラを容易に構築できるようになった。

 3次元モデルを生成するソフトウェアから3次元プリンタ向けデータを送信するツール「Developer's Assistant」や、ビギナー向けに各開発言語特有のサンプルコードやテンプレートなどを生成するツール、node.jsのランタイム、パッケージ管理ツールnpm、PHP 5.5、Ruby 2.0.0のほか、テクニカルプレビュー段階であるOpenJDK8が含まれる。

 モニタや管理関連では、仮想マシンの移行を支援する「仮想マシンストレージマイグレーション」機能や、リブートせずにサービスの設定を変更できる「システムリソースコントロール」機能、リモート管理インフラ「OpenLMI」などが加わった。

 デスクトップ環境ではGNOME 3.8、KDE Plasma Workspaces 4.10、MATE Desktop 1.6などのオプションが提供されている。

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