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米EMCがフラッシュストレージ管理ソフトウェア開発元を買収、製品強化へ企業動向

EMCがストレージ管理ソフトウェアを買収。EMC XtremSWの機能拡張などが期待される。

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 米EMCは2013年7月11日、ストレージ管理ソフトウェアの開発元である米ScaleIOの買収について、両社が合意に達したと発表した。

ScaleIOは、PCI Express(PCIe)バスに接続するタイプを含め、さまざまな接続形態の複数のフラッシュストレージやハードディスクドライブを一括してストレージプールとして管理するためのソフトウェア「ScaleIO Elastic Converged Storage(ECS)」を提供する企業。

 EMCは既に、フラッシュストレージ製品として、PCIe接続の「EMC XtremSF」やドライバソフトウェア「EMC XtremSW」、フルフラッシュストレージアレイ「EMC XtremIO」などを展開している。XtremSWでは既に、PCIe接続のフラッシュストレージをストレージプールとして活用する機能を備えており、ScaleIOの技術はXtremSWに統合される可能性もある。

 米EMCのフラッシュ製品部門のゼネラルマネージャであるザヒド・フセイン(Zahid Hussain)氏は米EMCの公式ブログで、「ScaleIOの魅力は、SSDやPCIeフラッシュカード型ストレージ、HDD、あるいはサーバ内でのそれらの複合的な構成をソフトウェアのみで管理するアプローチをとっているところにある」としている。

 この発表について、EMCジャパンにおけるフラッシュ製品部門担当者は、「今後、ScaleIOの技術が加わることで、ソフトウェア側の機能拡張が進む見込み。より、フラッシュストレージを柔軟に活用できるような展開が期待できる」としている。

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