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巨大データとのそれぞれの付き合い方――Pivotal、SAP HANA:Database Watch(2013年7月版)(1/4 ページ)
国内での法人設立も間近と噂されるPivotal。一足先に今後の製品展開をウォッチした。SAP HANAやOracle Database 12cなども。
ここのところ「ビッグデータ」「プラットフォーム」というキーワードをよく耳にします。どこもビッグデータの潮流へと向かい、巨大かつ大量のデータ処理を可能とするための技術的な態勢を拡充しているところです。
Pivotalが目指すビッグデータのためのデータ処理基盤
まずはPivotalです。4月にEMCとヴイエムウェアの出資により、米国でPivotalという新会社が設立されました。CEOはヴイエムウェアのCEOを務めたこともあるポール・マリッツ氏です(関連記事)。
6月12日に開催されたGreenplum/Pivotalソリューションセミナーでは、ヴイエムウェアの市村友寛氏(写真)がPivotalの概要について解説しました。
PivotalはEMCグループの事業戦略から誕生した新会社です。EMCのストレージとヴイエムウェアの仮想基盤上に、これまで両社が保有していたクラウドやビッグデータに関するソフトウェアを再編成してシナジー効果を高める狙いがあります。具体的にはGreenplum、GemFire/SQLFire、Spring frameworkなどの製品が挙げられるでしょう。
Pivotal製品はEMCのストレージ製品やヴイエムウェアの仮想環境が必須ではありません。近年、ハードウェアからソフトウェアまで自社で統合して提供する垂直統合型をよく見かけますが、対して、EMCグループの戦略は「水平分業型」だと市村氏は話しています。
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