米Googleは2013年8月5日、Webデベロッパ向けの開発ツール「Chrome DevTools」に3種類の新機能が加わったと発表した。Chromeの最新版で利用できる。
新機能のうち、DevTools内でソースファイルをライブ編集できる「Workspaces」では、ローカルファイルシステムフォルダをバックエンドファイルも含めて丸ごとDevToolsエディタに取り込んで、ネットワークリソースにマッピングすることが可能。スクリプトやスタイルの変更は即座にブラウザでチェックでき、ブラウザとエディタを何度も切り替える必要がなくなった。JavaScriptのほかPHP、Python、Java、CSS、HTMLなどの言語でシンタックスハイライトにも対応している。
また、「CSSプロセッサマッピング」では、CSSを記述するためのメタ言語Sassで記述されたSassファイルのライブ編集をサポート。Sourcesパネル内で直接ソースを編集できるようになり、別のプログラムに切り替えたり、変更をチェックするためChromeを再読み込みしたりする必要がなくなった。
「Snippets」はSourcesタブ内でカスタム版JavaScriptの作成や編集、保存、実行ができる新ツール。シンタックスハイライトやパーシステンス機能を備えたマルチラインコンソールが提供され、複数行に及ぶプロトタイピングコードに適しているという。
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