Microsoft、Windows Server 2012 R2でPaaS機能強化へ:Windows Azure Packの提供で
米Microsoftは、「Windows Azure Pack(WAP)」を、Windows Server 2012 R2に追加し、各種クラウドを通じた一貫性の強化を図る。2013年8月28日のブログで明らかにした。
米Microsoftは、「Windows Azure Pack(WAP)」をWindows Server 2012 R2に追加する。同社のクラウドサービス「Windows Azure」と同様の機能を企業のデータセンターで提供可能にするもので、各種クラウドを通じた一貫性の強化を図る。2013年8月28日のブログで明らかにした。
WAPの追加によって、1つのクラウドに閉じ込められることなくPaaSを活用できるようになり、クラウド全般を横断する一貫性が実現できるとしている。
MicrosoftはWindows Server 2012 R2の開発に当たってユーザーの意見を募ったところ、開発したアプリケーションがあらゆるデータセンターやクラウドで使えるようになることを望むとの声が多かったことから、この種の機能を提供することにしたと説明している。
特徴は、柔軟性の高さだという。PaaSは歓迎するものの、特定のデータセンターに縛られることは望まないという要望に応えて、ユーザーが構築したPaaSをどこででも実行できるようにしたとしている。
「Microsoftは実質的にクラウド全般でこれだけの機能を提供している唯一の企業であり、エンタープライズグレードの機能遂行で一貫した実績を持つ唯一の企業だ」と同社は強調している。
WAPに含まれる「Web Sites for Windows Server」では、WebアプリケーションのためのPaaS機能を提供する。Windows Azure Web Sitesサービスとの一貫性を持たせ、デプロイするのがパブリッククラウドであってもプライベートクラウドであっても、共通のランタイムや機能が利用できるようにする。
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