連載
資金計画の立て方:開業【パーフェクト】マニュアル(1)(3/5 ページ)
「開業したいけれど、どのような手続きが必要か分からない」「資金はどのぐらい必要なの?」―― その疑問、お答えします。独立開業を目指す人必読の、新連載スタート!
3 開業準備資金を把握しよう
まずは開業準備のための数値計画、つまり開業準備にいったい幾ら掛かるのかを計算します。
開業に当たって店舗や事務所を借りる場合には、敷金・礼金・保証金や家賃、仲介手数料が必要です。借りた店舗や事務所を改造する場合には、内装や外装の工事費用が必要です。
さらに開業に合わせて什器備品を購入する場合や、開業を知らせるための広告活動にもお金が必要となるでしょう。店舗に商品や材料を陳列して販売する場合には、最初は品ぞろえを充実させるために、たくさんの仕入れも必要となります。
これらの開業準備に必要なお金を、それぞれの分類ごとに、思いつくまま下の表に記入していきましょう。この表を埋めることによって、開業のためにいったい幾ら掛かるのかを把握できます。
まずは「内容」と「当初想定金額」に、必要と思われる物と想定される金額を手当たり次第書き出してみましょう。
当初想定金額の右側の列には、各社からの見積金額を記入します。「見積書を取ったら想定よりだいぶ高かったから、買うのはやめておこう」というのはよくあることです。この中で、最終的に購入を決めたものだけ、その横の「決定金額」の欄にその金額を記入してください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.