JIRA+Gitリポジトリ管理で開発プロセス全体を最適化、アトラシアン:JIRAから開発状況を一元的に把握
アトラシアンは2014年2月28日、Gitリポジトリ管理製品「Stash」と課題管理ソフトウェア「JIRA」を組み合わせた統合開発支援サービス、「アトラシアン Git Essentials」を発表した。
開発者向け支援ツールを提供するアトラシアンは2014年2月28日、Gitリポジトリ管理製品「Stash」と課題管理ソフトウェア「JIRA」を組み合わせた統合開発支援サービス、「アトラシアン Git Essentials」の提供を開始した。
アトラシアン Git Essentialsは、課題トラッカーのJIRAの他、アジャイル計画/開発用の「JIRA Agile」、Gitリポジトリの管理を行うStash、継続的インテグレーションを支援する「Bamboo」といったツールを組み合わせたもの。開発プロセスの「一部」の管理に最適化した複数のツールを連携させ、開発ワークフロー全体を可視化し、シームレスに作業を行えるようにする。
具体的には、JIRA開発パネル上で特定の課題に関する情報をリアルタイムに確認できる「シングルビュー」を提供することで、タスクの詳細ビューを確認したり、タスクとパーミッションを管理したり、開発中やテスト中のソースコードを閲覧したりできる。これにより、チームリーダーが「ビルドが失敗した」「変更がまだマージされていない」といった状況を把握し、迅速に決定を下せる。JIRAに表示された課題から、シングルクリックでGitのブランチを作成するといったことも可能という。
また、カスタマイズしたGitワークフローを利用することで、開発プロセスを標準化し、ブランチの作成から修正、マージまでのプロセスを構造化。開発作業を効率化するという。
アトラシアン Git Essentialsのライセンス価格は、ダウンロード版は1万2800ドルから、ホスティングライセンスは月額600ドルから。30日間利用可能な無料トライアルも提供する。
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