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vCloud Airによるハイブリッドクラウド――プライベートクラウド基盤vSphereとvCloud Airの接続vCloud Air入門(7)(3/4 ページ)

vSphereユーザーにとってvCloud Airはどのような可能性を持っているのでしょうか? 今回はvCloud Airを使ったハイブリッドクラウドの実際を見ていきます。

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ステップ2:オンプレミスとvCloud Airを連携

 まず、オンプレミスのvCC ServerとvCC Nodeを連携させます。Webブラウザーから、オンプレミスのvCC Node(https://<Node IP>:5840/)へアクセスします。

 vCC Nodeへログインし、「Node」タブを開き、「Cloud」を選択し、図4のフォームにオンプレミスのvSphereの情報を入力します。


図4 vCloud Connector Nodeの管理ポータル

 次に、vCC ServerにvCC Nodeを登録していきましょう。vCC Server(https://<Server IP>:5840/)にアクセスします(図5)。「Node」タブを開き、「Register Node」ボタンでvCC Nodeの情報を入力します(図6)。


図5 vCC Serverのノード管理画面

図6 vSphereのvCC Node登録

 続いて、vCC ServerにvCloud AirのvCC Nodeを登録します。vCloud Airでは既にサービス内にvCC Nodeが展開されているため、vCC Nodeを新しく展開する必要ありません。

 先ほどのvCC Nodeの登録同様に、vCC Serverより「Node」タブを開き、「Register Node」ボタンを選択します。そして、今回はパブリッククラウドのために「Public」へチェックを入れます。

 vCloud AirのNode URLには「https://<xxxx>-vccmt.vchs.vmware.com:8443」を入力します(図7)。<xxxx>の部分は一意の文字/数字の組み合わせになります。確認方法は図7の下に示す手順で確認して登録してください。


図7 vCloud AirのvCC Node登録

vCloud AirのNode URLを確認する手順

(1)vCloud Air管理ポータルより「Dashboard」タブを開き、対象データセンターを選択します

(2)表示される詳細画面の右側にある「Cloud Provider Address」をクリックします


vCloud Airの「Cloud Provider Address」

(3)表示されるURLから「pXvY」を確認します

例:「https://p12v5-vcd.vchs.vmware.com:443」の場合は「p12v5」


 ここまでの操作で、vSphere Clientのホーム画面には「vCloud Connector」アイコンが追加されます(図8)。アイコンをクリックすると、「vCloud Connector」のインターフェースにアクセスできます。


図8 vSphere Clientの「vCloud Connector」アイコン

 まず、vCloud Connectorからオンプレミス、vCloud Airの双方を登録します。vCloud AirもvSphere環境も同じ手順で登録できます。

 「Clouds」を選択し、「Actions」メニューで「Add」を選択します(図9)。続いて、「Add Cloud」で追加したい環境を選択します。選択された環境の管理者アカウントのユーザーネームとパスワードを入力し、「Add」を押すと環境が追加されます(図10)。


図9 「Actions」メニューの追加選択肢

図10 vCloud Connectorの環境追加

 これでvCloud Airとオンプレミスが接続され、vCloud Connectorから双方の画面が見られるようになりました(図11)。


図11 vCloud Connectorのクラウドリソース

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