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4種類のACLのルーターへの設定方法CCENT/CCNA 試験対策 2015年版(27)(1/4 ページ)

シスコの認定資格「CCENT/CCNA」のポイントを学ぶシリーズ。今回は、第26回で説明した4種類のACLをルーターに設定する方法について解説します。

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CCENT/CCNA 試験対策 2015年版

連載目次

 ネットワーク初心者がCCENT/CCNAを受験するために必要な知識を学ぶ本連載。前回は、シスコシステムズが発表しているCCENT試験内容の5.2「ACLのタイプ、機能、使用例の説明(その2)」から、4種類のACLそれぞれの通過条件の設定方法や、コマンドなどの詳細について解説しました。

 今回は、前回に引き続き「ACL のタイプ、機能、使用例の説明(その3)」です。4種類あるACLを、ルーターにどのように設定するのか詳しく見ていきます。

ACLの使い方

 ACLには4種類ありますが、使い方は同じです。「パケット通過の可否条件を宣言し、インターフェースにその条件を適用する」。ACLの使い方はたったこれだけです。今回は、「番号付き拡張ACL」をルーターに設定する手順を例に説明していきます。

ACLの宣言

 「パケットフィルタリングする対象を判定する条件を作ること」が、ACLの宣言です。対象となるパケットの送信元アドレス、宛先アドレス、ポート番号などを条件として定義します。条件の定義とともに、条件に合致したパケットに対する処置(通過させるか破棄するか)も一緒に宣言します。


拡張ACLの宣言の例

 それぞれのキーワードの内容は次の表の通りです。次ページから、一つずつ解説していきます。


ACLのキーワードとその内容・効果

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