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登録したドメイン名を実際に使えるようにするにはどうすれば良いですか?:DNS Tips
登録したドメイン名をWebサーバーや電子メールアドレスとして実際に使えるようにするために必要な事柄を説明する。
登録したドメイン名をWebサーバーや電子メールアドレスとして実際に使えるようにするためには、それらのサービスで使用するサーバーの情報を含めたドメイン名の情報(ゾーン情報)を、DNSのデータとして外部から参照できるようにする必要がある。
ゾーンの情報を外部から参照できるようにするためには、そのゾーンを管理するネームサーバー(権威DNSサーバー)を用意し、適切に設定する必要がある(注1)。そのための作業手順の概要は、以下の通り。
- STEP1. 登録したドメイン名(ゾーン)を管理する権威DNSサーバーを設定する
- STEP2. その権威DNSサーバーの設定が正しいかを確認する
- STEP3. 設定した権威DNSサーバーを、親となるゾーンを管理している登録組織(レジストリ)に登録する
詳しくは、関連する以下のDNS Tipsを読み進めてほしい。
関連するDNS Tips(今後の公開予定分を含む)
【STEP1】
【STEP2】
- 権威DNSサーバーの設定の正しさを調べる方法を教えてください(予定)
【STEP3】
【参考】
注1:ここでの手順は、権威DNSサーバーを自前で用意する事を前提とする。その他の方法として、インターネット接続サービス事業者やDNSサービスを提供する事業者に権威DNSサーバーの構築・運用を依頼する方法もある。
堀 五月(ほり さつき)
所属:株式会社日本レジストリサービス(JPRS) システム部
動画配事業者で大規模トラフィックのネットワーク運用に携わる。2012年にJPRS入社。JP DNSおよびDNS登録システム・周辺ネットワークの設計・構築・運用に従事する他、外部セミナーの話者を担当。
発表:Internet Week 2012、2013における「ランチセミナー」発表者。IPv6 Summit in Kyoto 2013における「DNSチュートリアル」発表者。
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