ニュース
アプリ・ゲーム開発向けのフォントライセンスが登場:アプリ内埋め込みOKライセンス始めました
フォントワークスは、スマートフォンのゲームやアプリで利用するフォントに関するライセンス「オプション アプリ・ゲームLETS拡張ライセンス」の提供を開始する。
フォントワークスは2015年12月1日、スマートフォンのゲームやアプリで利用するフォントに関するライセンス「オプション アプリ・ゲームLETS拡張ライセンス」の提供を開始すると発表した。
これは既存の「オプション ゲームLETS拡張ライセンス」の利用範囲を拡大し、これまでは許諾されていなかったアプリ内にフォントを組み込むことなどを可能としたライセンス。提供開始時期は、2015年12月初旬の予定だ。
新たに許諾された利用範囲は以下の通り。
- 文字入力機能でのフォント利用
- フォントファイルの埋め込み(フルセットまたはサブセット)
- フォントアウトラインデータの使用
- Flashファイルへのフォントの埋め込み
対象となるのは、LETSで提供する全てのフォント(ただし、中国語フォントを除く)。SNS系のアプリやニュース系アプリ、エンタメ系アプリ、辞書系アプリ、カタログ系アプリなどで利用できる。
ただし、ハードウエアへの組み込みやサーバーでの利用の他、電子書籍ビュワーや動画ビュワーなどでは利用できない。また、Unityなどのミドルウエアで利用する場合は別途問い合わせが必要だ。
LETSそのものは、複数メーカーのフォントが使用できる年間契約のフォント導入システム。311書体のフォントワークスコレクション、51書体の白舟書体コレクション、5530書体の欧文フォントコレクションの3つのコレクションからなり、日本語、欧文、韓国語、中国語の各種フォントを提供している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Unity 4.6以前はPro版でしか使えなかった無料のアセットでクジラを泳がせる
ゲーム開発環境Unity 5の「Personal Edition」では、Unity 4.6以前では有料だった機能が無料で使えるようになった。本連載では、Unity 5で無料になった機能の使い方について解説していく。今回は、Unity 4.6以前は有料のPro版でしか使えなかったアセットを試してみよう。 - モリサワフォントが追加されたTypekitのライセンス・価格まとめ
アドビシステムズが提供するフォントライブラリサービス「Typekit」でモリサワフォントの一部書体が使えるようになったが、そもそもTypekitのライセンスや価格はどうなっているのか。モリサワフォントを使う上で問題点はないのだろうか。あらためて確認してみる。 - 機械学習で画像処理はここまで変わる:顔写真3Dモデル化、絶対フォント感、複数画像検索、観光写真無人化、陰影分離、簡単フォント自作、消失点自動作成――デザイナー/クリエイターが茫然自失で拍手喝采な最先端技術動画11連発
アドビ システムズは、2015年10月6日(現地時間)に開催した「Adobe MAX 2015 Sneak Peeks」で、11の新技術を披露。顔写真3Dモデル化、絶対フォント感、複数画像検索、観光写真無人化、陰影分離、簡単フォント自作、消失点自動作成naなど、今回もデザイナー/クリエイターのみならず、日常的にデジカメやスマホで写真を撮る人でも欲しくなるような機能が多数見られた。 - アドビが示したUXデザイン/Web制作ワークフローの未来とは
アドビ システムズが2015年10月5日(米国時間)に開催した年次カンファレンス「Adobe MAX」の基調講演の模様をUXデザイナー/Web制作者向けにリポートするのに加え、Adobe MAXで毎回アドビが発信しているメッセージについて考えてみたい。 - アドビ、フォントライブラリサービス「Typekit」にモリサワフォントの一部書体を追加
アドビ システムズは2015年10月5日(米国時間)、フォントライブラリサービス「Adobe Typekit」にモリサワ書体とTypeBank書体の一部を追加したと発表。20書体が追加費用なしで日本でも利用できるようになっている。