ダメなエンジニアには解けないパズル:週末チャレンジ/ググってはいけません
「下位10%のダメなWeb系エンジニアには解けないパズル」があります。……あなたは、解けますか?
シンガポールのスタートアップにいるソフトウェアエンジニア、ジャバ・ザ・ハットリ氏が、「下位10%のダメなエンジニアにだけ解けないパズル」を公開しました。
ジャバ・ザ・ハットリ氏のブログ「Ruby on Railsのビシバシはぁはぁ日記」によると、「求人を拡大募集していたのだが、あまりにハズレな人が多かった」ために、「簡単なプログラミング系のパズルを出して、それが解けた人だけ応募できる仕組みにしよう」としたことがきっかけです。
問題は以下の通り。「パズルはPlease call my APIs.(私のAPIを呼んで)のメッセージと“RESTful”とヒントがあるだけ」です。
問題は、「Ruby、Objective-C、Java、どんなエンジニアであっても共通するWeb系の知識と勘が問われて、かつ基本さえできていれば解ける」「あくまでダメなエンジニアだけを門前払いするのが目的だから、変に凝った問題を出していいエンジニアを取り逃す原因にしてはいけない」、そして「グーグルで答えを検索できない」になるよう苦心しましたが、残念ながら求人自体が打ち切られてお蔵入りになってしまいました。そこで、本当に“足切りが有効か”を確かめるために一般公開したそうです。
公開後の投稿でジャバ・ザ・ハットリ氏は、「下位10%だけの足切りという意味ではこれで成功している、と思った次第」と述べています。
「“これカンタンだー”みたいなコメントが並んでいる。恐らくは“下位10%のダメなエンジニア向けの足切り”は機能しているはず。“私のAPIを呼んで”のメッセージだけなのに、“それ以上言わなくても分かってる人には分かる”という感覚がとても心地いい。きっと分かっている人は数分で終わっていたのだろう」(ジャバ・ザ・ハットリ氏)
一方、Web系やグラフィック系ではないプログラマーからは「どう見てもWeb API系の問題だからな……」という声もあるようです。具体的な職種の求人のためということですから、Web系でないプログラマーの求人ならば、それに沿った問題にするとは思います。ともあれ、求人側は「なんちゃってな人」の足切りに、応募する側としても、自身のスキルをすぐ示せるよいアイデアですよね。課題は……問題作成のために、技術もセンスもマネジメント力もあるスペシャルなスキルを持つ人が必要なことでしょうか。
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