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クラウディアンの「CLOUDIAN HyperStore」、レノボのSDSソリューションプログラムで選択可能に:レノボのサービス「Lenovo StorSelect」の一環として実施
クラウディアンは、レノボ製のサーバに同社のSDSである「CLOUDIAN HyperStore」を搭載して提供すると発表した。
クラウディアンは2016年6月28日、レノボ製のサーバにSDS(Software-Defined Storage)を搭載し、エンドツーエンドでの製品サポートを行うプログラム「Lenovo StorSelect」に、同社のSDSである「CLOUDIAN HyperStore」が採用されたと発表した。「Lenovo Storage DX8200C powered by Cloudian」の名称でレノボより販売される。
製品の主な特徴は以下の通り。
- クラウドストレージ「Amazon S3(Amazon Simple Storage Service)」完全準拠のAPIを使用
- マルチテナントに対応
- 最小で2台(推奨は3台)からスタートでき、PB(ペタバイト)クラスまで柔軟にストレージ容量を拡張(スケールアウト)できる
- 複製方式とイレジャーコーディング方式を選択できるデータ保護
- マルチデータセンター機能により、複数のデータセンターにデータを地域分散して配置できる
- Amazon S3などのクラウドストレージへのデータ自動階層化が可能
- グループ、ユーザー単位での統計、課金、管理とシステム監視機能を備える
クラウディアンによると、クラウドサービス事業者は、同製品をデータセンターに設置するだけで、すぐにAmazon S3 APIに準拠するオブジェクトストレージサービスを提供できるという。
また、企業導入においても、ストレージリソースの調達/設定/管理/監視ができる環境を整えられる。オンプレミスやプライベートクラウドでも、パブリッククラウドと同等の俊敏性や利便性を備えたストレージシステムを構築できるとしている。
Lenovo Storage DX8200C powered by Cloudianは、2016年第3四半期(2016年7月〜9月)中の出荷開始を予定している。
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