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IBM、クラウドベースのDevOps支援サービス「IBM Cloud DevOps Insights(β版)」をリリースコード品質確保の自動化などを支援

「IBM Bluemix」で提供する新しいDevOps支援ツール「IBM Cloud DevOps Insights(β版)」がリリースされた。

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 米IBMは2017年3月9日(米国時間)、同社のPaaS(Platform as a Service)「IBM Bluemix」上で提供するDevOps支援ツール「IBM Cloud DevOps Insights(β版)」を発表した。

 IBM Cloud DevOps Insightsは運用チーム/開発チームに向けて、継続的かつ自動的にアプリのコード品質を確保する機能を提供する。コード品質を常によりよく管理できることは、運用チームにとってアプリの予想外のダウンタイムの減少や、機能の拡充に役立つ。併せて開発チームにとっても、新機能の反復的開発とデプロイを迅速かつ堅実に進めるのに役立つとしている。

photo 「IBM Cloud DevOps Insights」のドキュメント

 開発チームは、特定のアプリに対する変更や更新に関するポリシーを定義することで、適切な調査やテストを経ていないリスキーな更新やコードによってアプリのパフォーマンスや使い勝手が損なわれないよう、その要件を満たさない変更が勝手にデプロイされないように制御できる。

 例えば、開発チームが、アプリの新機能のために作成されるコードの品質を確保するために、デプロイされるコードは、セキュリティや機能に関するテストの少なくとも80%に合格したものに限定したいとする。

 IBM Cloud DevOps Insightsでは、こうしたポリシーを「ビルトインゲート」に統合し、このゲートがデプロイされる各コードのテスト結果を自動的に評価、分析。コードがポリシーを満たしていないと判断されれば、デプロイされないようになる。

 この他DevOps Insightsは、開発者や管理者の使い勝手を高めるための包括ダッシュボードも提供する。このダッシュボードでは、アプリのどのバージョンの更新、機能、テストが実行されているかを幅広く把握することが可能。異なるツールやテストが使用されている場合であっても、どこで、いつから使用されているかを一元的に管理できる。xUnit、Mocha、Karma、Instanbul、Blanketといった一般的なテスト結果形式をサポートする。

 また、Bluemixとそのサービスはオープン標準に基づいて構築されていることから、このIBM Cloud DevOps Insightsも他のツールと容易に統合が可能。Jenkinsパイプラインもサポートしている。

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