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Pivotalとグーグル、Cloud FoundryとKubernetesを統合運用する新プロジェクトKuboを立ち上げBOSHからKubernetesクラスタ管理

米グーグルと米Pivotalは2017年3月10日(米国時間)、Cloud Foundryで活用されてきたデプロイ/運用支援ツールBOSHにより、Kubernetes環境のライフサイクル管理を行うオープンソースソフトウェアであるKuboの開発プロジェクトを立ち上げたことを明らかにした。

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 米グーグルと米Pivotalは2017年3月10日(米国時間)、新オープンソースソフトウェア開発プロジェクト「Kubo」を立ち上げたことを明らかにした。これはCloud Foundryで活用されてきたデプロイ/運用支援ツールBOSHにより、Kubernetes環境のライフサイクル管理を行うもの。アルファ版がGitHubで公開されており、既に2社が活用しているという。

 これはPivotalとGoogle Cloudのエンジニアによる共同作業から生まれたものだという。Cloud FoundryとKubernetesの両プロジェクトは関わっていない。

 KuboはCloud FoundryによるKubernetesの採用と直接結びつくものではない。Cloud FoundryでBOSHを使い慣れているユーザーが、このインタフェースを使って別個のKubernetesクラスタを立ち上げ、運用できる。環境の修復、アップグレードにも対応しているという。今後は、CLIから"cf create-service kubernetes"と入力するだけでKubenetesクラスタを構築できる機能も提供するという。

 Pivotalのブログポストは、なぜKuboのようなツールの開発に同社が関わるのかについて、次のように説明している。

 「(Pivotal Cloud Foundryのユーザーは)世界的な大企業で、多様なワークロードを動かしている。利用する開発言語やアプリケーションアーキテクチャによっては、シンプルなコンテナ化で控え目ながら有用な効率が得られ、それで十分だということもある。あるいは、商用アプリケーションで、ソフトウェアスタック全体の完全のコントロールが求められる場合もある。こうした際には、(コンテナ)スケジューラに直接アクセスしたいことがあり得る。Pivotal Cloud Foundryは、クラウドネイティブアプリケーションの優先プラットフォームとして使われているが、顧客は必要に応じて自身がソフトウェアスタックについての責任を負えるような自由も求めている。Pivotal Cloud Foundryは、(BOSHのおかげで、)どちらのクラウドランタイム抽象化レベルを顧客が選択する際にも、統合的なライフサイクル管理を提供できるようになった」

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