Webアプリ自動生成ツール「Web Performer」を刷新、AWS Elastic Beanstalkに自動展開可能に――キヤノンITS:Web Performerの関連3製品を新たなプラットフォームとして刷新
キヤノンITソリューションズは、Webアプリケーション自動生成ツール「Web Performer V2.2」の販売を開始した。設計情報を登録後、そのまま開発画面でテストシナリオを作成したり、テストを実行したりできるようにした他、開発したWebアプリケーションを、直接AWS Elastic Beanstalkに自動展開できるようにした。
キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は2018年5月8日、Webアプリケーション自動生成ツール「Web Performer V2.2」の販売を開始した。Web Performerは、直感的な操作によってWebアプリケーションを自動生成する開発ツール。Web Performer V2.2では、「テストの自動実行機能」や、「Amazon Web Services(AWS)への自動展開機能」を備えた。
Web Performer V2.2は、設計情報を登録後、開発画面のままテストシナリオを作成したり、テストを実行したりすることが可能だ。テストシナリオとWeb Performerでの開発内容を対で管理することで、作成したテストシナリオを回帰テストとして資産化できる。
キヤノンITSでは、機能追加などを繰り返すたびに開発を効率化でき、時間のかかる工程の省力化や高速化が図れるとしている。それにより、ユーザーと開発者間の要件定義に、より多くの時間を割けられるという。
またWeb Performer V2.2は、開発したWebアプリケーションを、直接「AWS Elastic Beanstalk」に自動展開できる。これにより、設計からテスト実行、展開までの開発の全行程を自動化できる。AWS Elastic BeanstalkにデプロイしたWebアプリケーションは、負荷分散や自動拡張、状態監視といった運用作業も自動処理する。
なおキヤノンITSは、Web Performer V2.2の販売開始に伴い、AWS Elastic Beanstalkの開発環境を構築し、本番リリース後の運用を支援するサービスの提供も開始した。また、Web Performerとユーザー構築型ワークフロー「Web PerformerWf」、エンタープライズワークフロー「Web PerformerWf+」の3製品を「Web Performerオートメーションプラットフォーム」として刷新した。同社は、同プラットフォームによって、システム開発の自動化を促進するとともに、業務運用を効率化させ、業務システムを素早く開発できるソリューションを提供するという。
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