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Selenium作者、AIエージェント対応のブラウザ自動化ツール「Vibium」公開 MCPサーバをサポート:「Playwright」の利便性を踏襲、テスト資産とAIの「架け橋」目指す
UIテスト自動化ツール「Selenium」の作者であるジェイソン・ハギンズ氏は、AIエージェント対応のブラウザ自動化ツール「Vibium」をオープンソースで公開した。
UI(ユーザーインタフェース)テスト自動化ツール「Selenium」の生みの親として知られるジェイソン・ハギンズ氏は2025年12月11日(米国時間)、AI(人工知能)エージェントに対応するクロスプラットフォームのブラウザ自動化インフラストラクチャ「Vibium」(バージョン1.0)をオープンソースで公開した。
「Playwright」の利便性を踏襲、テスト資産とAIの「架け橋」目指す
ハギンズ氏は「既存の膨大なテスト資産とAIによる自動化の未来をつなぐ架け橋的な存在が必要だ」と指摘。ブラウザ自動化ツールとして普及している「Playwright」が備える自動待機などの機能と同等の利便性を踏襲しつつ、AIエージェントがブラウザ操作を実行するためのインフラストラクチャとして、Vibiumを構築したという。
Vibiumの主な構成は以下の通り。
- clicker
- 「Google Chrome」を起動し、ブラウザテスト自動化プロトコル「WebDriver BiDi」で通信するGo言語製のバイナリ。約10MBの単一バイナリで、ブラウザのライフサイクル管理からMCP(Model Context Protocol)サーバの公開までを処理する
- JS/TS/Pythonクライアント
- JavaScriptおよびTypeScript向けのライブラリで、同期・非同期双方のAPIをサポートする。MicrosoftのWebブラウザ自動化ツール「Playwright」に匹敵する使いやすさを目指したという。またAI開発で主流のPythonにも対応している
- MCPサーバ
- 「Claude Code」をはじめとするMCP互換のAIコーディングエージェントが、追加設定なしでブラウザを操作できるようにする
from vibium import browser_sync as browser
# Launch a browser (you'll see it open!)
vibe = browser.launch()
# Go to a website
vibe.go("https://example.com")
print("Loaded example.com")
# Take a screenshot
png = vibe.screenshot()
with open("screenshot.png", "wb") as f:
f.write(png)
print("Saved screenshot.png")
# Find and click the link
link = vibe.find("a")
print("Found link:", link.text())
link.click()
print("Clicked!")
# Close the browser
vibe.quit()
print("Done!")
Vibiumを利用するPythonのサンプルコード
今後のロードマップ
ハギンズ氏は、Vibiumの強みはコミュニティーとエコシステムにあると強調する。Seleniumと「Appium」で構築したコミュニティー基盤が、Vibiumへの信頼につながっているという。
Vibiumの全体構想はロボティクス(ロボット工学)のsense(感知)/think(思考)/act(行動)というループに基づいている。バージョン1.0ではまずactを実現し、以下のような要素は今後実装を進める計画だとしている。
- retina:ブラウザ内の挙動を記録するChrome拡張機能
- cortex:ナビゲーションを計画するメモリレイヤー
- Java向けクライアント
- AIを活用したロケーター(Webページ上の操作対象要素特定)機能
- ビデオ録画機能
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