低ネットワーク負荷でWindows 10アップデートを効率化――横河レンタ・リース、「Flex Work Place Unifier Cast」を開始
横河レンタ・リースが、Windows 10のアップデート運用を支援する「Flex Work Place Unifier Cast」の提供を開始。「機能更新プログラム」の適用などに伴うネットワーク負荷や管理運用負荷といった企業の課題を解決する。
横河レンタ・リースは、Windows 10のアップデート運用を支援するソリューション「Flex Work Place Unifier Cast」(以下、Unifier Cast)の提供を、2018年6月11日から開始した。価格は、1デバイス当たり月額200円(税別)。
Unifier Castは、同社のデータレスPCソリューション「Flex Work Place」を構成する新製品。Windows 10の半年ごとの大型アップデート「機能更新プログラム(Feature Update)」と、月1回提供される「品質更新プログラム(Quality Updates)」を、ネットワーク負荷をかけずに自動的に配信できる。
Unifier Castにより、アップデート時に必要となるアプリケーションの動作確認やマスターイメージの再作成、WSUS(Windows Server Update Services)サーバを利用する際の配信トラフィックの最適化といった作業が不要になり、情報システム部門の運用負荷を大幅に低減するという。
Unifier Castは、セグメント内のPC間で最大10台のPCから並列して受信しながら伝搬(アップデート)し、自動展開する「キャスト機能」を備え、容量が大きい機能更新プログラムの配信時でも、ネットワーク帯域を圧迫することなく、配信を高速化できる。
また、データを分割配信する機能によって、データを受け取るPCは複数のPCから同時にダウンロードできるようになり、効率的なデータ伝搬が可能になる。
例えば、アップデートを中断したり、PCを別の拠点などに移動したりしても、あらためて近くのPCを探してアップデータの受信を再開できる。なお、配布に必要なパッケージ作成作業は横河レンタ・リースが代行する。
ダッシュボード機能では、どのPCにどのバージョンの機能更新プログラムや品質更新プログラムが適用済みかを一目で確認でき、アップデート漏れを防ぐことができる。
さらに、Flex Work Place製品群の1つであるユーザーPC環境の管理ソリューション「Flex Work Place Unifier」が備えるソフトウェア配信機能を利用することで、機能更新プログラムや品質更新プログラムの適用前に、アプリケーションの動作確認やアップデートなどを実施することもできる。
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