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AIで「人の顔」や「ナンバープレート」を自動検出――アットホーム、不適切な物件画像の検出、加工処理システムを運用開始

アットホームは「不動産情報サイト アットホーム」で公開される物件画像をAIが精査し、プライバシー侵害にあたる不適切な画像を自動検出して、モザイクやぼかし処理などを行うシステムの運用を開始する。

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 アットホームは2018年7月23日、「不動産情報サイト アットホーム」に公開される物件画像のうち、「人の顔」と「車両のナンバープレート」が写り込んだ画像をAI(人工知能)で自動検出し、加工処理を行うステムの運用を開始すると発表した。プライバシー侵害にあたる画像が掲載されるリスクを低減し、インターネットでの物件情報公開の適正化を図る。

 同サイトは、全国5万4000店以上の加盟店や不動産店が物件情報を掲載しており、登録される物件画像は月間約2000万枚に及ぶ。新システムでは、AIが全画像をチェックし、そこに映り込んだ「人の顔」と「車両のナンバープレート」を検出して、モザイクやぼかし処理を自動で行う。

 アットホームでは、不動産業務の効率化などを目的にIT技術開発の取り組みを進めており、今回のシステムは、その一環として自社開発した。

 ディープラーニング(深層学習)を用いて、物件情報に登録されている画像とオープンデータ約10万枚をAIに学習させ、不適切画像の中でも特に件数が多い「人の顔」と「車両のナンバープレート」の検出に特化したモデルを作成したという。

 運用開始は2018年8月1日からの予定。新システムにより、従来の目視による不適切画像の検出と人手による加工処理にかかっていた時間と手間を大幅に削減し、業務効率化が期待できるとしている。

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