RPAテクノロジーズとコージェントラボ、RPAクラウド「BizRobo! DX Cloud」でAI OCRを活用したOCRサービスを開始
RPAテクノロジーズとコージェントラボは、RPA/AI OCR分野で業務提携し、RPAソリューション「Basic Robo!」とAIを活用したOCR「Tegaki」を連携させたクラウドOCRサービスを共同開発。RPAクラウドプラットフォーム「BizRobo! DX Cloud」のオプションサービスとして、提供を開始した。
RPAテクノロジーズとCogent Labs(コージェントラボ)は2018年9月6日、RPA(Robotic Process Automation)/AI OCR分野で業務提携を発表。RPAテクノロジーズのRPAクラウドプラットフォーム「BizRobo! DX Cloud」で、同社のRPAツール「Basic Robo!」と、コージェントラボのAIを活用した手書き文字認識(OCR)技術「Tegaki」を連携させたクラウドOCRサービスを開発、提供を開始した。
今回の連携により、BizRobo! DX Cloudのユーザーは「Tegakiオプション」を利用することで、PDFやTIFFなどの画像データ内の手書き文字を高速かつ高精度に自動認識させ、データ化できるようになった。
同サービスは、BizRobo! DX Cloudのオプションサービスとして提供されるため、これまで費用対効果などでOCRシステムの導入を諦めていたユーザーや、処理数が少ないユーザーにも利用しやすくなっている。
Tegakiは、コージェントラボが自社開発したAIを活用し、99.2%という高い識字率で高速、高精度に手書き文字をデータ化するOCR技術。ディープラーニングを活用した独自のアルゴリズムでデータを処理、学習することで、読み取り精度は継続的に向上するという。
Tegakiオプションの価格(税別)は、初期費用が5万円、月額利用料が2万円。2万項目まで料金内でOCR処理が可能。2万項目を超過する場合は、1項目につき1円の従量課金が発生する。
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