話題の「サーバレス」! でもそれってそもそも何だっけ? 全体像を一気に理解しよう!:人気連載まとめ読み! @IT eBook(48)
人気過去連載を電子書籍化して無料ダウンロード提供する@IT eBookシリーズ。第48弾として、Cloud Native Computing FoundationのServerless Computing Whitepaper v1.0日本語翻訳版を、『サーバレスコンピューティングとは何か』と題してお届けする。
クラウド関連で、「サーバレス」という言葉が頻繁に聞かれるようになってきました。とはいえ、クラウド事業者によるこの言葉の使い方は、ますます曖昧(あいまい)になってきています。クラウドユーザーが、何らかのサービスを利用する際に、まず仮想マシン(仮想インスタンス)を立ち上げてから設定を始める必要がない場合、すなわちサーバを意識しないで使えるサービスであれば何でも、「サーバレス」と表現するケースが目立つようになってきています。
議論する価値があるのは「FaaS(Function as a Service)」とも呼ばれる狭義のサーバレスです。AWS Lambda、Azure Functions、Google Cloud Functions、IBM Cloud Functionsなどに見られるように、「軽量コードをデプロイし、ワークフローを指定するだけで、イベントドリブンなアプリケーションを運用できる」という、この新たなアプリケーション構築・運用形態に大きな注目が集まると同時に、その利用も広がっています。
コンテナオーケストレーションのKubernetesをはじめ、クラウドネイティブアプリケーション構築・運用に関するさまざまな技術要素をキュレーションし、急速な進化を続けるこの分野におけるナビゲーター的な機能を果たすことを目的として活動するCloud Native Computing Foundation(CNCF)にとっても、サーバレスは重要なトピックです。
同ファウンデーションは2017年、Serverless Working Groupを設立、その最初の活動として、サーバレスを解説したホワイトペーパー、「CNCF Serverless Whitepaper v1.0」を2018年2月中旬に公開しました。
このホワイトペーパーでは、FaaSのメリット/デメリット、ユースケース、CaaSやPaaSとの違い、FaaSの技術的な詳細などを、包括的に解説しています。
本eBookでは、CNCFの承諾を得て@ITが翻訳し、連載として公開した「【完訳】CNCF Serverless Whitepaper v1.0」を1冊の電子ブックレットにまとめました。サーバレスの魅力や限界について、まとめてお知りになりたい方にぴったりです。お読みいただければ幸いです。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
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