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Canonical、Linux向け「Visual Studio Code」をSnapパッケージで提供開始Linuxで利用しやすい

Linux向けのVisual Studio Codeが、Snapパッケージでも提供されるようになった。これまでは、debパッケージやrpmパッケージ、tarボールで配布されていた。

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 Ubuntuの開発を支援する英Canonicalは、2019年4月5日、「Microsoft Visual Studio Code」をSnapパッケージで提供し始めた。

 Visual Studio Codeは、Microsoftが開発する無償のテキストエディタ。オープンソースのソフトウェアフレームワーク「Electron」を利用し、TypeScriptで記述されており、WindowsやLinux、macOSに対応する。

 Visual Studio Codeは、各種プログラム言語に対応したプラグインが提供されており、コードの色分け表示やコードの入力補完(IntelliSense)、ステップ実行可能なデバッグなどの機能を備える。ほぼ1カ月ごとにバージョンアップされており、2019年4月5日現在の最新版は1.33である。

rpmなどを使わなくても済む

 Snapは、Canonicalが開発したパッケージ管理システムで、同社が開発するLinuxディストリビューション「Ubuntu」に依存せず、各種のディストリビューションで利用できる。これまでLinux向けのVisual Studio Codeは、debパッケージやrpmパッケージ、tarボールで配布されていた。

 MicrosoftでVisual Studio Codeのソフトウェア開発エンジニアを務めるJoao Moreno氏は次のように述べている。

 「Snapの自動更新機能は大きな利点だ。Snapのコミュニティーは盛況で、勢いよく成長している。Canonicalのサポートがあることで、当社は継続的な開発と長期的な将来性に自信を持って取り組める」

 Canonicalでエンジニアリングマネージャを務めるEvan Dandrea氏はSnap対応のメリットについて次のように述べた。

 「Visual Studio Codeは広く普及したソフトウェアだ。その利用をLinuxエコシステムへ拡大できることは光栄だ。Snapパッケージ化によって今後はシームレスな更新やロールバック、コンテナ化の確保が可能になる」

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