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OktaがCOVID-19対応ソリューションでSalesforce.comと提携Work.comの認証機能を提供

Salesforce.comのCOVID-19対応ソリューション「Work.com」との統合で、OktaがSalesforce.comと提携したと発表した。「Work.com」の認証機能を優先的に提供する。

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 Oktaは2020年10月7日(米国時間)、同社のアイデンティティ管理/認証サービスと、Salesforce.comのCOVID-19対応ソリューションの統合で、Salesforceと提携したと発表した。

 Salesforceは「Work.com」で、Oktaのアイデンティティ管理サービス「Okta Identity Cloud」を「プリファード認証サービス提供者」として選定した。つまり、SalesforceはWork.comで他の認証サービスとも連携するが、Oktaの利用を優先的に推奨するという。この統合は、日本国内でも既に利用できるようになっている。

 Work.comは、企業や公的機関における従業員/職員の安全な職場復帰や業務再開を支援するソリューション。従業員の健康管理、オフィススペースなど職場復帰の準備状況の可視化と割り当て、シフト管理、オンライントレーニングなどの機能を備える。日本では未提供だが、コンタクトトレーシング機能もある。


Work.comでは従業員の健康管理、オフィススペースなど職場復帰の準備状況の可視化と割り当て、シフト管理などが統合的に行える

 OktaはSalesforceの「Sales Cloud」などとの連携は以前から実現している。今回のWork.comとの統合により、既存Salesforce製品を使っていない人々も含め、あらゆる従業員が、Active Directoryなど既存の認証サービスとの連携で即座にシングルサインオンを行えるようになる。Oktaのユーザー情報ディレクトリに協力企業の従業員の認証情報を登録することで、Work.comの機能を協力企業へ広げることもできる。

 健康情報やコンタクトトレーシングなどのプライベートな情報を扱うことから、Work.comにおけるアクセス権限は役割に応じて厳しく制限する必要がある。Oktaの認証/権限設定管理ワークフロー自動化機能がSalesforceと連携することで、運用担当者は少ない工数で、きめ細かな情報アクセス管理が行えるという。同社では、多要素認証の適用や、役割の終わった担当者の権限変更などを迅速に実施できると説明している。

 Oktaによると、2社は従業員、パートナー、顧客によるアプリケーションやデータへのアクセスの安全性をさらに高めるため、協力を続けていくという。

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